recokin's room



Osborne Chief導入(?)日記


count from 2006/7/13

2008/6/4 追加

稲葉氏のニート工房訪問記 

国内屈指のブルーグラスシンガーである稲葉和裕氏が渡米の際に、Osborne Chiefバンジョーやリプロネックで有名なFrank Neat氏の工房(ケンタッキー州Russell Springs)を訪れた様子をご自身のホームページで公開されてます。

Welcome To Office White Oak Kazuhiro Inaba Home Page

オズボーン・チーフ・バンジョー(ニート工房訪問記)

また今回は、ご自身の為にChief maple banjo #39を、Sonny Osborne氏から直で購入して来られたそうで、それも「ニートの工房でネックとリゾネイターを5本の中から選べたので材質的には気に入ったものが手に入りました」のだとか。
う〜む、なんともうらやましいお話しですなぁ(^^;

(稲葉氏の上記HPより転載)




2006/7/3 本文更新終了

Osborne Chief導入(?)日記

バンジョーなのになんで導入日記やねん?という方もおられるでしょうが、各プロジェクター導入日記に倣って命名しましたので、悪しからず。

<<注意>>このページは「VPH−1272QJ導入日記」等とは逆で、下方向に書き足していきますので、ご注意下さい。

 2006年6月11日(日)

美星フェスから帰ってきても、そこで見たNeat Banjoの感触がどうしても忘れられない。あの早いレスポンス、ネック全域にわたるバランスの良さ、そして全体的な鳴りの良さ。この音が、数年前に作られたばっかしの新しいバンジョーから出てくるのだ。Blaylockリングによって完結していたはずの物欲がまたしてもムクムクと湧き出るのを感じてしまう。しかし、Neat氏に直電してオーダー(注1)するほどのパワーも無いし、勿論軍資金も無いし...

そんな時、ネット散策で、Gruhn Guitarのサイトに新品のOsborne Chiefバンジョーが売りに出ているのを発見する。Chiefとは、Sonny Osborneが自身で厳選したパーツを用いて、自身のPrewar Gibson Granadaを再現することをコンセプトにリリースした独自ブランドのバンジョーだが、そのパーツとは、Frank Neatのネック、Jimmy Coxのリム&リゾネータ、そしてBill Blaylockのトーンリング...って、これはそのまんまNeat Banjoではないか。

実は、ChiefはSonnyからの直売のみなのだが、唯一Gruhnのみがショップとして販売できる契約になっているらしい。Sonnyから直接買う場合は受注生産なので、約半額に当たる頭金を先に支払い、完成後(注2)に残りを支払うという手順となる。また支払は銀行振り込みのみなので、手間はかかるは、暇はかかるは...しかしGruhnならクレジットカードで購入できたはず。軍資金不足は同じはずなのに、何故かカードで払えるとなると気が大きくなってしまうのだろうか?まぁ、問い合わせるだけならタダということで、とりあえずメールを送ってみる。

(注1)Frank Neatのメールアドレスは公開されていないようなので、注文するには直接電話するか、FAXを送る必要あり。(...のはず)

(注2)Osborne Chiefバンジョーの標準納期は受注後3週間で、輸送に約1週間必要。

(注3)1993年にGruhnでNew GibsonのRB-4を買った際には、クレジットカードで決済できた。


 2006年6月12日(月)

早速Gruhnより回答あり。確かにChiefを在庫しているが、海外への販売の際はカード払いはNGで、銀行口座振込みのみ対応との事。これじゃSonnyからの直売と手間は同じじゃないか。また、そっけない回答メールの内容に思いっきり盛り下がってしまった。

しかし物欲の種火は消えてなかったようで、Sonnyのページを見ていたら、またふつふつと物欲が頭をもたげてきた。どうせ同じ銀行口座振込みするなら(って、払う気になってるよぉ...)Sonny直接の方がオイチイ事があるかもしれない。それに問い合わせるだけならタダだし、Sonnyのセールスメールってのも一度見てみたい気もする...ということで、Sonnyに問い合わせのメールを出してみた。あるひとつの質問を付けて...

実は、Bnajo Hangoutというサイトの掲示板にChiefオーナーの集まるスレッドがあるのだが、それによると最近Chiefを購入した人の中に、出荷前にCharlie Cushman(注4)に最終セットアップをさせたという話があったのだ。また、Cushman自身のHPによると、最近のChiefは全てCushmanの手を通っているらしい。これを思い出して、Sonnyへのメールにも「And will Charlie Cushman adjust all Chief banjo?」と書き足しておいた。

...と、翌日にならないのがミソ。なんと驚いたことに、たった40分後にSonnyからメールが帰ってきたのだ。Sonnyって、なんてマメな人なんだぁ!

それによると、現在ストックがあるのですぐに出荷できる(受注生産じゃなかったの?)、Cushmanによる「expert set up」は追加料金$100(って、標準対応じゃないんかい!)、UPSでの運賃が$327(って、えらい高いやん!)、そして他にもオプションの数々が沢山書き込んである。こりゃあ大した商売人だわ、というかちょっと胡散臭い(注5)かも...(^^;

受注生産とはいえ、何本かバッチで作ることは充分考えられるので、これはクリア。しかし、通好みの名プレーヤーの名に加えて、今やカリスマ・セットアッパーにならんとしているCushmanによるexpert set upがたったの$100って、なんとも怪しい。いったい$100で何が出来るの?何をしてくれるって言うの??

などと疑念たっぷりの私だが、実はすっかりマナ板の上の鯉である(^^;「支払はmoney orderじゃダメ?」などと質問のメールを送ってみる。

...と、ここでも翌日にならないのだ。今度は7時間後に回答メールが帰ってきた。つまり、日本は昼でも向こうは就寝中(注6)だったと言うわけね。起抜け一番のメールとは、やっぱ熱いぜ!

「money orderも受け取らないわけじゃないけど、bank transferの方が嬉しいなぁ...」なんて書いてあるのだが、そのあとに続く文面がすごい...「もし購入を決めてくれたなら、私は持てる全てのパワーを使って、あなたの期待に応えるべく適格にセットアップすることを約束する」と来たもんだ。おおっ、Sonnyよ、あんたはなんて熱いおとこなんだぁ〜っ!...って、すっかりバカですわ、俺(-_-;

(注4)ナッシュビルで今話題のバンジョープレーヤー&セットアッパー。先日一時帰国した渡辺ヒデ君も絶賛していた。以前はGibsonに在籍したが、今はGruhnに籍をおいているらしい。

(注5)ソニーオズボーンフアンの皆様、ごめんなさい...m(_._)m

(注6)日本との時差は14時間。


 2006年6月13日(火)

ここでやっと翌日になる(-_-;

前夜のSonnyからの熱いメールですっかりバカになってしまった私は、朝一番で送金手段を調べてみた。すると、この4月から郵便局の海外送金の手数料が変わっていて、money orderでもbank transferも同じ2500円になっていた。じゃあ、bank transferにするか...って!?ハイ、胡散臭いと思いながらも、昼一番に注文のメールを送ってしまったのだ。「発注するから正確な合計金額を知らせて」という文と私が所有する2本のバンジョーに関する「熱い」説明文(注7)を添えて...

またまた1時間後にSonnyからメールが帰ってきた。メールの中身は合計金額のみ...ん、私の熱い解説に関する感想はなんも無いの?それよりも、合計金額が当初よりも$50程高くなってるじゃん!?どういうことなの??すかさず、やんわりと、且つ適格に抗議のメールを送る。

きっとまた就寝中だったんだろうね。こちらの夜中(向こうの朝一番)に回答メールが来る。「So sorry...」と来たもんだ。実は、燃料費の高騰により、今月よりChiefの価格を$45値上げしたのだが、ウェブサイトの表示を変更するのを忘れていたと言うことらしい。なんで燃料費が上がるとバンジョーが値上がりするの!?ホンマ胡散臭い奴(注8)っちゃで、Sonnyったら!...でも、お詫びとして値上げ前の価格で売ってくれるらしい。ホンマ可愛い奴っちゃで、Sonnyったら!...って、ホンマ、かわいい奴(注9)っちゃで、俺(^^;

疑惑も解消したところで、翌日一番に送金手続きをとろうと思ったが、可愛いSonnyは送金先の口座番号等を書き忘れている。かわいい俺は、寝る前に「口座番号を教えてね」と可愛いくメールしておいた。

(注7)1938年製のTB-3と...(゜゜)\☆baki もうええって...(-_-)/~

(注8)重ね重ね、ソニーオズボーンフアンの皆様、ごめんなさい...m(_._)m

(注9)北陸地方の方言で「かわいい奴」とは「頭の中身の軽い奴」の意味も兼ねる。本文中では「可愛い」と「かわいい」を使い分けているので、ソニーオズボーンフアンの皆様、誤解の無きよう。


          出荷を待つChief達の図

 2006年6月14日(水)

さて、朝一番にメールをチェックしたところ、Sonnyじゃなくて彼の奥さんのJudyよりメールが来ていた。振込口座の詳細のみを告げる簡略な文面。Sonnyと違ってなんともビジネスライクな感じのメールだ。

実は、この2〜3日前から急激に円安になってきていた。特に昨日は終値がその前日よりも1円近く安くなってしまっていた。郵便局の為替レートは午前11時で切り替わるルールになっている。つまり、その時間までは一昨日の終値を参考にした値になっているので、11時を過ぎると1円近くレートが悪くなることが予想できるのだ。で、早速振り込もうと思ったら、口座名称が書いてない...十中八九「Sonny Osborne」で間違いないはずだが、もし違ったら振込みが無効となってしまうので、念のためJudyに特急で回答を求めたところ、10時に回答あり。「Sonny Osborne」名義で間違いないので、早速振り込み手続きをとる。

振り込み手続きも無事完了し、その旨をSonnyにメールで連絡する。すぐにお礼のメールが届いたが、何故かJudyから!?

なんとぉ...それ以降ぉ...Sonny名義のメールが届くことはぁ...二度と無かったのだぁ...

 2006年6月16日(金)

例のごとくオズボーン夫人Judyより、入金確認完了のメールが届く。私のChiefはクシュマン氏のセットアップが完了した後、多分20日に出荷されるだろうとの事。

ここで、かわいい俺(^^;の頭にも一縷の疑問が再び頭をもたげた。クシュマン氏は一体、私のChiefにどのようなexpert set upを施してくれてるんだろうか?という事で、すっかり怖いもの知らずになってしまった私は、クシュマン氏にメールで直接聞いてみることにした。

「後日、私がヘッドを取り替えた後も、あなたのセットアップ(注10)は有効なの?」

実は、この質問は深いのである。もし、「有効だよ」と答えが返ってきたら、彼のセットアップは「リムとトーンリングの勘合具合を調節等のユニーク尚且つ非可逆的な調整」と推測できる。また逆に「無効だよ」という答えだったら、彼のセットアップは「ロッド類の締め具合とか、ヘッドの張り具合等の従来通りの調整」と推測できるのだ。これでクシュマン氏のセットアップは丸裸なのだっ!

しかし、この選択肢の中には「実は何もしていない」という答えが含まれていないのが最大の弱点ではあるのだが...

(注10)彼は、自身のユニークなセットアップ手法を「Tone Chamber Tuning」と称している。


 2006年6月19日(月)

Recording Kingバンジョーから取り外して未使用になっていたTony Pass Old-Wood Rim(注11)のポットセットの引き取り手が見つかった。軍資金不足の折、助かった〜ぁ...

(注11)米・五大湖の湖底に沈んだままになっていた100年以上前の木材を引き上げて、独特のブロック構造で作り上げたTony Pass氏の手作りウッドリム。戦前のギブソンバンジョーに組み込まれたウッドリムの再現か!?と評判である。

 2006年6月23日(金)

オズボーン夫人より最後のメールが来てから1週間が過ぎたが、何の音沙汰も無し。クシュマン氏からも同様である。予定の20日からも3日過ぎている。さすがにちょっと心配になったので、オズボーン夫人に問い合わせてみると、ナッシュビルの蕎麦屋(注12)をつい先ほど出発したとの事。UPSのサイトからトラッキング番号で調べたら、確かにナッシュビルでピックアップされたことになっている。予定では週明けには大阪に入ってくることになるようだ。これで一安心。

それから約1時間後、今度はクシュマン氏からメールが届いた。ナッシュビルの蕎麦屋は素晴らしく機能しているようだ。この前の質問への回答は、「ヘッド交換の際にはtone chamber(注13)の再調整が必要だよ」とのこと。つまりこの答えからは、彼のセットアップは、リングの勘合具合の調整ではなく、ヘッドの締め具合、またはロッド類の調整であると推測できるわけだ。だが、前述のとおり「なんにもしていない」という選択肢の前には、この推測は脆くも崩れ去るのであった。結局、ようわからん、ということである。

(注12)なかなかで前を持ってこない蕎麦屋に「まだか」と電話したら、「さっき出ました」と答えが返ってくるという逸話を題材にした軽いアメリカンジョーク...なのか!?

(注13)組み込まれたトーンリングとウッドリムの間に空間が生まれるが、この空間が音の共鳴において大きな役割を果たすことより、「tone chamber」つまり「音響室」と称されることが良くある。

 2006年6月24日(土)

深夜にオズボーン夫人よりメールが入っていた。Chiefと一緒に写した画像を送れば、Sonnyのウェブサイトに載せるという旨のもの。Chiefオーナーを「TRIBE(一族)」と称して、その画像をページに掲載しているのだが、見てみると皆幸せそうな顔をして映っている。自分もこんな顔になるのかなぁ...オズボーン夫人へ了解のメールにあわせて、私のChiefのシリアル番号を聞いてみたが、この日は返事が帰ってこなかった。

 2006年6月26日(月)

ようやくオズボーン夫人から返事が帰ってきた。私のChiefのシリアル番号(注14)は「#123」だそうな。う〜ん、なんとも覚えやすい番号だ。

(注14)2000年の製品リリース以来の通し番号。私の注文したメイプルは123本目ということになる。他にマホガニー、ウォルナット、また刻印入りのラインナップがあり、全てを合わせると今までに150本程度作られていると思われる。ちなみにシリアル番号「#00」はSonny用に作られたプロトタイプ版で、フルオリジナルRB-75を手に入れる前のRob McCouryがこれを弾いていたのは有名。


 2006年6月27日(火)

私のChiefがナッシュビルの蕎麦屋を...じゃなくって、オズボーン邸を出て早4日。途中に週末を挟んでいるのでまだ届くわけは無いのだが、実はあれ以来、UPSサイトのトラッキング情報が全く変化しないのだ。つまり、ナッシュビルでピックアップされたまんま(注15)なのである。これはいくらなんでも異常だろうと、日本のUPSインフォメーションに問い合わせたところ、確かにおかしいので調査はするが、多少時間がかかるかもしれないとの事。とりあえず調査は依頼しておいて、オズボーン夫人の方にも調べてもらえるようにメールを入れる。

すると今回はクイックレスポンス。オズボーン夫人がUPSに問い合わせたところ、全く問題は無く、明日にはバンジョーを受け取れるだろう、との事。ホンマかいな!?

半信半疑でUPSサイトのトラッキング情報を再度確認してみると、確かにステータスが動き出している。ところが、そのORIGIN SCAN(伝票入力)時刻を見てみると...ついさっきじゃん!おいおい、UPSまで蕎麦屋だったのかっ!?

しかし、この4日間もの間、私のChiefはナッシュビルのUPSの倉庫に放置されていたということになる。なんだか、すっかり心細くなってしまった。

(注15)通常は、集荷(PICKUP SCAN)〜端末入力(BILLING INFORMATION RECEIVED)〜営業所出荷(DEPARTURE SCAN)〜中継所入荷(ARRIVAL SCAN)と順番かつ円滑に進むはずなのである。

 2006年6月28日(水)

日本のUPSインフォメーションに、この4日間の空白時間について問い質してみた。通常は、ナッシュビルで昼間にピックアップされた日本宛の荷物は、その日のうちにルイビルに陸送されて、翌日の早朝にはアンカレッジの中継基地に向けて飛び立つらしいが、今回の件については原因は全くわからないとの事。あくまで私の推測だが、ピックアップスキャンがされている以上、ナッシュビルのUPSの倉庫で積み残しされたと考えるのが妥当であろう。なんだかねぇ...

勿論、その翌日の今日届く訳は無し。UPSサイトのステータスではアンカレッジ中継から関西国際空港(注16)に到着、通関処理も無事終了し、明日にはUPS宅急便にて配達される見込みのようだ。あれっ、ひょっとしてオズボーン夫人の言った「明日到着」って、関空到着のことだったの!?

(注16)今回は、集荷〜ナッシュビル営業所〜ルイビル国際空港〜アンカレッジ空港〜関空にて通関〜UPS宅急便にて配達、というルートだった。

 2006年6月29日(木)

あらかじめUPS宅急便に電話を入れて営業所止めにしてもらい、Chiefを受け取りにいく。思っていたよりも箱が大きい。その上重い。これは標準装備のカールトン・デラックスケース(注17)に因るところが大きいのだろう。早速箱より取り出して、その姿を拝ませてもらう。うわぁ、金ピカだぁ...感激。

ところがまだ勤務時間中なので、家に持ち帰って弾くわけにも行かない。その上、今夜はホンキートンクのジャム会の日(注18)である。早速ジャム会に持ち込んで弾くという手もあるが、ストラップもまだセットしていない状態なので、さすがにこれは思いとどまった。

帰宅後、ジャムに出かける前にとりあえず少しだけ弾いてみたが...おおっ、良い鳴りだ。そしてサスティンも素晴らしい。ネック全域にわたって音のバランスが良い。特に高域の音が痩せないのはBlaylockリングの特徴だ。よしよし、予想通りだ。しかし、思ったよりも少しレスポンスが遅いかな?それに、どうもちょっと嫌な響きが混じっているような気もする。う〜ん、どうなんだろう?ちょっと嫌な予感を持ちながら、この日はTB-75コンバージョンを伴ってジャム会へと出かけた。

(注17)Osborne Chiefには、カールトン・デラックスケース、エリオット・カポ、ドッグウッド・レザーストラップ(全てChief特別仕様)が標準装備されている。う〜ん、なんともゴージャス...

(注18)京都の宝ヶ池にあるライブハウス・ホンキートンクでは毎月第4木曜日にブルーグラス・ジャムセッションが催されている。



 2006年6月30日(金)

仕事がはけて帰宅後、すぐにChiefに飛びついたのは言うまでも無い。あれっ、レスポンスが早い。そして昨日感じた嫌な響きも一切なくなっている。長距離の輸送直後は、こういうことは良くある(注19)ことで、パッケージを解いてから数日後に実力を発揮するものなのだ。

とにかくバンジョー全体の響きが素晴らしい。一体、前方向にはどんな音が出ているのだろう。他の人の評価も聞いてみたい。ちょうどこの日は新大阪のオッピ・ド・ムでブルーグラスジャム会(注20)が模様されることになっていたので、ふた晩連荘とはなるが、急遽ここにChiefを持っていくことにした。

オッピ・ド・ムでの評判は上々。マスターのオッピーさん、尼崎の重鎮K寺氏からもお褒めの言葉をいただき、すっかり有頂天。「もう勘弁してくだしゃ〜ぁい」というくらいバンジョーを弾かせていただいた。当日、同席の皆様、大変失礼いたしました。

最後に、Sonnyのサイトに掲載するための写真を撮影した。景気付けに、その場に残っておられた数名の方にも一緒に写っていただいた。シャッターを押してくれたマスターをはじめ、快くご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。この画像は、帰宅後、オズボーン夫人宛に送っておいた。「with Opidom Family」と忘れずに書き添えておいた。

(注19)Tony Pass Old-Wood Rimを個人輸入した際、開梱直後には、指定したトーンリングとサイズが合わず、Tony Pass氏に問い合わせたところ、航空貨物の苛酷な環境に数日晒されると、木材パーツの場合、到着直後にはサイズに狂いが生じる場合が多々あるとの事。実際に数日後には、リングとの勘合具合が改善されたという経験をした。

(注20)新大阪のライブハウス「オッピ・ド・ム」では祝日前夜等にブルーグラス・ジャムセッションを催している...が、不定期なのでマスターのオッピーさんに要問い合わせ。


 2006年7月1日(土)

朝起きてSonnyのサイトをチェックすると、既に画像はアップされていた。さすがオズボーン夫人、ナイスレスポンス! オッピーさんに、画像が掲載された旨をメールする。

 2006年6月29日(木)

7月3日(月)

オッピーさんのBlogに、Sonnyのサイトに画像が載った旨のトピックスが立っているのを発見。しかし、そこにはお店の名前の綴りが「Opidom」と間違っていたことも書いてあった。正しくは「OPPiDOM」である。あちゃぁ、これは大チョンボをしてしまった。早速、オズボーン夫人に綴りの訂正を依頼すると、1時間後には正しく訂正されていた。相変わらずのナイスレスポンスである。彼女には丁重な(つもりの)お礼のメールを送っておいた。


      NashCamp 2005の模様(見覚えのある日本人の姿も...)



永らくお付き合いいただきました「Osborne Chief導入(?)日記」は以上で終了です。フェス等で見かけたら気軽に声をかけて、試奏してやってくださいませ。


ちなみに、Sonny Osborne氏とは、これ以降もBnajo HangoutのForumにあるOsborne Chiefオーナーの専用スレッドにて情報交換させてもらてます。本文中ではちょっと誇張して書いてしまいましたが、非常にフレンドリーな好人物であることには間違いありません。
でも、やっぱりあれ以来、メールは送って来ませんが...(^^;


ではでは。

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