recokin's room



My Friend's Banjos


count from 2007/7/23

「My Friend」って言い切っちゃうところがなんともですが(^^;
「お前なんか友達とちゃうわい!」とお怒りの方もおられるとは存じますが、まぁ、そこのところは平に平に...

お願い...
「僕のバンジョーも掲載して」とお申し出頂いても、スペースの問題等ございますので、ご要望にお応えいたしかねます。
また「あれ、俺は友達じゃなかったの?」なんてのもお許しくださいませぇ(^^;
どうぞ、ご理解の程、よろしくお願いいたしますm(_._)m

*枠に囲まれた画像をクリックすると、別ウインドウにて画像を拡大、あるいは動画の再生を始めます。

 福岡在住のH様 ... 2014/11/27

実は、このページの一番下にある「ナッシュビル在住のDavid Talbot様」にも関連のある...どころか、そのものなんですが(^^;

この数年間、毎年訪れている福岡フェスこと、「Music Works Camp Meeting」 今年もアフターパーティにまでベッタリと参加させて貰いました。その際に、一本のNeat Banjoが目に留まりました。インレイはスタンダードなstyle-3の「leaves and bows」なので、多分Neat Kentuckyモデルであろうと思い、それを確かめるために21フレットのブロックの表記を見たら...なんとそこには、見覚えのある「∞」(インフィニティ:∞)マークが!そして、フランジもメッキ無し...そう、あのDavid TalbotがDolly Partonとのツアー用に作ったエキストラバンジョーだったのです。

2008年暮れに、手放す旨の連絡を貰い、そして後日、Elderlyに販売委託されたことまでは知っていたんですが、なんと日本に来ていたのです。現所有者のHさんは、私と同じFON(factory order numbers)を持つprewar style-3をお持ちのことから、一昨年より懇意にして頂いていた方で、その際にもこのバンジョーのお話をされたということ...なんと私、すっかり失念していたのでした(ノ´Д`)トホホ

とにかく、Daveに一報をと...

I found it in Japan.
Do you remember it?
It has "infinity sign" block on fingerboard and unplated flange.


とメールしたところ...

I sure do remember that banjo! I had Frank Neat build it in 2007 while I played for Dolly Parton. The unplayed flange is a "Gibson USA" flange that Frank had in his shop. It was fitted with a Blaylock tone ring, and a Jimmy Cox wood rim and resonator. Of course Frank made the neck and put it all together. That's a great sounding banjo.
I'm glad your friend has that banjo. I hope he likes it!

David


と、大層懐かしがっているご様子でした。

 東京都在住の甘木様(匿名)の「prewar GIBSON style-6」 ... 2013/8/3

第42回宝塚ブルーグラスフェスティバルの会場にて、東京からお越しの甘木様(匿名)より、大変貴重なprewar GIBSON style-6を見せて頂きました。
以下、甘木様談...

元々のネックはプレクトラムです。
バンジョー購入時に付いてきました。

製造年に関してはバンジョーを購入したときは資料も無く、Style-6 のフラットヘッドバンジョーと言う事で購入しました。
購入時の手紙, 通関資料等で判るのではと思い探しましたが、見つける事は出来ませんでした。

1932 年と思っていましたが、シリアルナンバーからレコキンさんのサイト表【注参照】では1929年 のようです。


【注】サイト「The Banjo Philes」の「Index to Vintage Gibson Banjo Serial Number Information」>「9XXX」の表のこと
テールピース(カーシュナー)を保持するLブラケットとの間の長ネジが、筒状のカバーの中にスッポリ納まっています。
またアームレストは、ボルトで固定するツーピースタイプです。
尼崎のK様が、1990年代製のreissue RB-6(画像上)をお持ちでしたので、並べて写真を撮らせて頂きました。
なかなか壮観な眺めですね。

 東京都在住のK様と千葉県在住のK様の「兄弟グラナダ」 ... 2009/10/6

(全ての画像は東京都在住のK様及び千葉県在住のK様からご提供頂きました...)

随分ベタなタイトルですが(^^;同じシリアル番号を持つ2本の1934年製グラナダ・コンバージョンを紹介させていただきます。
まずは東京都在住のK様所有のSN:9557-12です。以下はご本人談(抜粋)です。
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僕のグラナダは東京の楽器店「ギター・ワークショップ」から購入しました。

24〜5年前、ここに1920年代後半のツーピースのグラナダアーチトップが入荷しました。恐らく出入りしていたバンジョー弾きはみんな見に行ったと思います。僕も連絡を貰い早速見に行きました。当時僕はゴールドスターを使ってたのですが、生まれて始めて弾かせてもらったプリウォーのグラナダは、音色と言い音量と言い全く別の楽器の様でした。欲しいのは当たり前ですが、ネックとなるのは金額です。その日は帰り、色々考えたのですがその頃は既に社会人で給料も貰ってましたし、独身でしたし、ちょっと無理すればいけるかなと金策をした上で後日もう一回見に行ってみました。その時入り口で某バンジョー弾きさんと一緒になりました。二人で中に入ると店長さんの感じがちょっと変なんです。タッチの差でこの方が既に手付けを入れてたんですね。

手に入らないとなるとがっかりはしましたが、こればっかりはしょうが無い事なので諦めるしか無かった訳です。後日店長さんから「もう一本入るかも知れないのでちょっと待ってみて」と言われ、半信半疑(グラナダがそんなにちょくちょく入るとは思わなかったので)でいたのですが、一カ月後ぐらいに「入ったので見に来なよ」と連絡があり、対面したのがこのグラナダです。しかも今度はワンピースで1934年製、音も問題なく、金策もついていたので即決でした。ただし、当たり前かも知れませんが仕入れ元とかは全く明かされませんでした。

しかし蛇の道は何とかで、僕のグラナダをUさん(著名なバンジョー研究家)に見せると既にご存じでこれはリチャード・ケルドセンが持ってたヤツだよと教えてくれました。これを次にお店に寄った時、店長さんに聞くと「何で知ってるの?」といった顔をされましたが、そうだと教えてくれました。

その後、アーチトップのまま1年位弾いてたんですが、サリバンのコンバージョンリングを買って今の様にフラットヘッドにして使ってます。

浦安に(パット・クラウドが東京ディズニーランドに出演中に、彼の同僚がオリジナルフラットヘッドを持っていると言うことで、この...)バンジョーを見に行ったとき、みんなで1〜2台の車で行きました。片道一時間半ぐらいの車中、やはりバンジョーの話題で盛り上がっていると、どなたか覚えてないのですが、『サガにゴールドスターを作るとき計測するためにどこかから借りたオールドのギブソンバンジョーがあったよね?』と言うと、Uさんが『あれはもう売れちゃったよ』とのこと、僕が『そんなバンジョーがあったんですか?』と聞くと、『バカ、おまえのグラナダの事だよ』。そんな事を知ってたならもっと早くに教えてくれれば良いものを。

後年、横浜で大規模な楽器フェアーがあり、リチャード・ケルドセンもブースを出すと言うので実物持って行けば良かったのですが横着してデジカメで撮った写真を持って訪ねてみました。片言の英語で訪ねると確かに自分が持っていて、店長さんに売った覚えがある。良いバンジョーなので大事にしてくれとの事で、今までの話しの裏付けが出来ました。

思い出しても不思議なのは何であの時、わずか一ヶ月ぐらいの間に店長さんの所にグラナダが2台続けて入荷したのか?その後、ニューグラナダは見たことありますが、プリウォーのグラナダをアーチトップといえ、店長さんのところで見た覚えはありません。


*****

毎回思うことですが、こういう楽器にはそれにふさわしい物語がくっついてるもんなんですねぇ...

さて、続いて千葉県在住のK様所有のSN:9557-14です。以下はご本人談(抜粋)です。
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このバンジョー、GRANADA(SN:9557-14)は約20年位前に、Mcpeake Unique Instrumentsから購入しました。

当時私は、オールドの楽器を扱うアメリカの数箇所の業者からビンテージ・リストを定期購読していました。何年か見ていましたが、なかなかワンピースのグラナダが見つかりませんでした。ところがある日、ついに見つけてしまいました。今なら、ネットで見て現地と同じ時間に見ることが出来ますが、郵便がついた時点でもう既に、リストアップされてから1週間は経過しています。駄目元で電話をしてみた所「まだ有る」との事。。。それから写真を送ってもらい、と言ってもポラロイドで前と後ろからの2枚の写真だけ。。。後は拙い会話で詳細を聞き出し、手に入れることが出来ました。

マクピークからの手紙では、ネック以外は全てオリジナルと書かれていました。ネックはnew Gibson re-issue と言っていました。40ホールのアーチトップがオリジナルのトーンリングでしたが、数年後にkuleshのコンバージョン・リングを見つけ、現在はそれを使っています。オリジナルのテールピースは3弦を通す穴を開けていない為、現在はファースト・クオリティーから買った物を付けています。フランジもご他聞にもれずちょっと反り気味ですが、金属パーツはオリジナルのようです。


*****

おっしゃるとおり、郵送で届いたリストを見てから問い合わせたのに残っていたなんて、なんと運の良いお話でしょう。やっぱり運が無いと、こういう楽器は手に入れることが出来ないんですねぇ...勿論、お金も無いとダメですが(-_-;
さて、この2本のグラナダ・コンバージョンは同じシリアル番号を持つ、つまり同じ生産ロットで作られた文字通り「兄弟」なバンジョーです。しかし、この2本を見比べてみると、兄弟でありながらデザイン(コンセプト)が違うのが大変興味深いですね。SN:9557-14はstyle-6等のデザインを流用しているのでしょうか?また、ツーピースの頃のグラナダのリゾネータやワンピース初期の頃のもこのデザインでしたね。さて、どんなルールがあったんでしょうか?
リゾネータ内側のred numbers(ペイントされたシリアル番号)の「9」と「5」の字体は同じ様に見えますが、チョーク書きの書体は似ていても、その大きさや書く場所が不揃いなのも興味深いですね。
また、SN:9557-14のred numbers(画像下側)は修正を試みたような痕跡が見えます。またその横にはチョークによる子番号「-○○」が書かれておらず、代わりに「9557-14」のシリアル番号全部がチョークにて書かれています。
同じシリアル番号(製造ロット)でありながらコンセプトの違うデザインと言い、これらは何を物語るのでしょうか?

以下は私の勝手な妄想ですが...

ご存知のとおり、Earl ScruggsやSonny Osborneのグラナダはオリジナルフラットヘッドのはずなのに、まるでコンバージョンのリムに見られるように、デカールの上部がカットされています。これは、これらのリムが最初アーチトップ用に製造された物を、フラットヘッドに流用した物だと推測できます。
このようなことが、リゾネータの場合でもあったのかもしれませんね。例えば、TB-6あたりで作られた物のポットに欠陥が見つかり、販売店から返品されてしまった。しかし他のパーツにはなんら瑕疵が無いので、これのパーツを後のロットのグラナダに利用した...とかですね。勿論、単に「書き損じ」を直そうと思ったら、綺麗にならないのでチョークで書き直しただけ、というのも十分ありですな。

どちらにしても、当時のギブソンのルシアーたちの大らかさと言うか、アバウトさ(失礼)が垣間見えるようです。また、当時におけるシリアル番号表記の位置付けが、現在の「証明(証拠)」と言うよりも「メモ書き」程度の扱いだった、と言うことが見て取れると思います。

但しご注意頂きたいのは、EarlやSonnyのグラナダと同じく、これらが決して過小評価される内容では無いということです。1個作りの高級品と言うわけではなかったけれども、かと言って数で勝負出来る量産品でもなかった、当時のGibsonバンジョー製造ラインの微妙な位置付けを表していると思います。

以上は、あくまで私個人の妄想ですので、何の確証もありません。あしからずm(_._)m

 埼玉県在住のKusa-Pi様 ... 2009/2/12

国内外を問わず、数多くのバンジョーを収集しておられるKusa-Pi様は、ブログのなかでご自身のコレクションのメンテナンスの様子を度々公開されてます。
その作業内容の丁寧さにはいつも敬服しております。
さて、氏は最近、米のオークションサイトで1961年製のGibson TB-250のジャンク品を入手されたそうで、ブログの中でその入手からリペア〜5弦へのコンバージョン作業の様子を現在進行形の連載形式(2009/2/12現在...)で公開しておられます。
この内容が凄く面白い!
毎日ワクワクしながら読ませてもらってますが、ワクワクついでに私も時々チャチャを入れさせていただいてます(^^;
本場のオールドギブソンにはなかなか手が出ない方にとっても、こんな方法もあるんだぁ、と一助になるのではないかと思い、ここに紹介させて頂きました。

Kusa-Pi様のブログ「5 String Banjoな日常」

 東京都在住のシェフS様

東京の凄腕ギター弾きで高名なシェフS様は「NEW CLINIC BAND」でバンジョーとしても活躍されています。その愛器は1935年製のTB-3 conversionで、20年前の新婚旅行でナッシュビルに行き、カーティスマクピークより購入されたとのこと。ネックはギブソン在籍中のグレック・リッチ作で、トーンリングは1960年代のRB-250(クロームメッキ)のものが着装されているそうです。

実は私も、10数年前に一度弾かせていただいたことがあり、すごく印象に残ってます。昔のことなので、さすがに音色までは覚えてませんが、鳴り、レスポンスの良さが心に残り、後に私がprewar Gibsonを探し求める切欠にもなりました。

今回はご自身より、このバンジョーの入手にまつわる大変貴重で楽しいエピソードをお話し頂きました。
*****

20年前の新婚旅行ではナッシュビル、マイアミ(Bluegrass at sea)、サンフランシスコを12日間で周りましたが、最初に寄ったナッシュビルには2泊しました。二日目はステーション・インでナッシュビルグラスを見ることになり、その1回目のステージが終わった時に当時のバンジョーだったケニー・イングラムのところに行って「Old Gibson Banjoを買いたい」と言ったら、「グルーンに行ったか?」とか聞かれました。グルーンにはその日の昼間に行ったので「オールドはなかったよ」と返事したら、「これからカーティス・マクピークが来るから彼に聞け、彼はバンジョーを売買している」ということでした。

当時まだマクピークを知らなかったのでどんな人か分からなかったけど、何故かナッシュビルグラスの2回目のステージの途中で来店し、いつの間にかカーリー・セクラーの紹介でステージに出て行ってケニーとツインバンジョーで数曲弾いていました。
ステージが終わって再度ケニーのところに行ったらマクピークを紹介してくれました。マクピークは、「うちに来ればたくさんある」と言いましたが、私たちはあいにく翌日にナッシュビルを立つ予定なので、どうしたものかと、英語能力に欠ける我々夫婦が交渉に困っていたら、横で見ていた日本人とアメリカ人の二人連れの男性が「どうしましたか?」って聞いてくれました。アメリカ人の方が日本語が達者で、あれこれ通訳してくれて大助かりでした。

マクピークが言うには「じゃ、これから来い」とのこと。偶々この二人連れはディズニーの音楽担当の人で、車があるので一緒に行こうという事になりました。でも、ステージが終わってからのことなので、既に夜中の1時過ぎ。マクピークが車で20分と言うので、割と近いなと思っていたらこれが大間違いで、ハイウェイを150キロ以上でぶっ飛ばした20分なので、随分離れていたような気がします。

深夜にマクピークのガレージに入り、明かりをつけてびっくり、バンジョーは200本ほどありました。「どんなバンジョーがいいんだい?」と聞かれたので、「Gibsonでオールド、ワンピースフランジ、フラットトップ」と言ったら、今でも忘れませんが、笑って「It's very rare!」と返されてしまいました。

でも「それなら今丁度いいのがある」と言って出してきたのが、このバンジョーでした。その場でヘッドをグリグリ締め直し、手渡してくれました。初めてのアメリカ、そしてナッシュビル。気持ちが高ぶっているので、音が良いのか悪いのかが判断付かない状況でしたが、もし駄目なら売ろうと心して、手持ちの現金が足りなかったので、帰ってから電話することにして、楽器はON HOLDにしてきました。それで帰国後に電話して、送金して購入しました。

後日、物が到着して、当時所持していたTOKAIのT-1200と比べて、あまりに音が違うので「良かったぁ」と安心しました。
このトーンリングの音は気に入っています。といって他のリングを試したことはないんですけど... 音量・レスポンスもとても良いです。しばらくはスクラッグス弦LIGHTを使ってましたが、鳴り過ぎてうるさいので、このところはGHSのJD弦LIGHTにしています。

*****
番外編

シェフS様は、昨年、1943年製D-28 Herringboneを入手されました。今回、その画像
も送って頂きましたので、あわせてここに掲載します。

 兵庫県在住のT女史

「フレンド・アンド・ネイバーズ」のバンジョー奏者、T女史のスタイル11コンバージョンです。
リムはカットされており、フルサイズのBlaylockトーンリングが装着されています。
ちなみに、リムのトップとトーンリングのベロとの「隙間」は無し。

 愛知県在住のT様

フェンダーのコンサート・トーンです。渋〜い金色で、多分ニッケル下地無しの、所謂「gold-over-copper flashing」メッキではないかと思います。実はこのバンジョーをあまり詳しく見たことが無かったので、どんなトーリングが付いてるんでしょうねぇ...と言ったら、「どうぞ見て頂戴」とリゾネータを外して見せてくださいました。
その形状はギブソンのマスタートンと同様のものでした。但し、詳細な内部や寸法は、当たり前ですが確認できないので、全く同じかどうかは不明です。ちょっと見た限りでは、コーディネータロッド(ロングナット付き)やウッドリムの構造もマスタートーンと同様に思えました。但し、フランジの構造はかなり違いました。

画像のとおり、フィッシュマンのピックアップがセットされてありました。もうずっとセットしたまんまなので、このピックアップがアンプラグドの状態に、どれほど影響を与えているかは不明とのことでした。

少し弾かせてもらいましたが、ちょっとステリング系寄りの太くてしっかりした音がしました。この音の正体は、ボディーの重さにあるのかもしれません。いやぁ、とにかく重い! 最近は、特に軽いOsborne Chiefばっかり弾いているので、腰の丈夫でない私にはこの重さはたまりません。フランジの板厚がかなりあり、これが重さの原因です。ご本人も、この重さにはまいっているとおっしゃってましたが...

ちなみにオリジナルのOettingerのテールピースは修理中とのことで、Price Straight Lineが付いていました。

以下、ご本人談です。

いや〜どーもです。えーと、実はもう1/4世紀以上に渡って愛用の一生モンなのですが、その素性についてはおはずかしいハナシ、ほとんど知らないんですよ。**年製で材質は**で**のインレイでetcとかあんまり気にならない性格なんでまぁ特にはイイんですが、やっぱ製造年くらいは、とも思いぼつぼつ調べたコトも過去にはあったんですが、結局判らずじまいでした。リゾネータ−のシールには製造番号でしょうか、04056 となっております。
 購入したのが、たしか・・1982〜3だったか。ウロ覚えですが、M野楽器〜RKマン〜M野楽器〜M曲堂(名古屋)と東西を何度も渡り歩いて名古屋に行き着いた品であると聞いた様な記憶があります。
 入荷してすぐに偶然私が店に行ったワケで、ショーケースを覗いたとたん、'目が合った'と言うか「あ、このバンジョー、俺のだな」と感じ、その場で速効購入を決めたのですよ。手に取って弾いてもいないのに!^^;
 フェンダーでは結構上級モデル?らしいんですか?でも5弦ぺグはストレートもんでしたんで、5starの巻いた弦が見えないタイプのヤツに早いウチに交換しました。
 ブラケットが1〜2本メゲた時にゃ泣きましたね。一般流通しているものではじぇんじぇん合わないのですよ。これは当時某楽器製造会社勤務の方に無理言ってなんとか合うヤツを工面してもらったんだったけなぁ。
 重い!です。ですがストラップで吊った時のバランスは良いのです。しっかし!だからと言って調子こいて2〜3時間もオバカなライブなどしようもんなら、翌日左肩はHRC45〜50の硬さ。
 フィッシュマンピックアップですが、ブリッジのまん中の足下に薄い鉄板を敷き、裏面マイクは紙1枚分ヘッドには触れていない状態でセットしてあります。付けっぱなしです。バーカスタイプ、Cデューサーなど色々試しましたが、これに勝るものは無かったです。それにこのタイプは多分生音にはほとんど影響していないと思います。全くでは無いでしょうけど。
 えー、まだまだいっぱい思い付きはするのですが、なかなか文章にまとまらないので、今日とトコロはこげなモンでしょーか♪

 千葉県在住のK様

Scott Zimmerman氏作のDesert Rose custom banjoです。
Tony PassのオールドウッドリムにJ.D.Croweリングを装着した特注品とのことで、新品とは思えない音の抜けが印象的でした。

インレイは、基本的にはReno/Flying Eagleパターンですが、指板のインレイには少しアレンジが加えられています。
巷で言う「New Flying Eagle」とノーマルとの中間といった感じでしょうか?
リムはThinSkirt Rimと言って、リゾネータ側が薄く(リム内側)なっているタイプのものです。
弾かせてもらうと、私が覚えているTony Passリムのクセが、かなり緩和されている感じがしました。
これがThinSkirtの効果なのかもしれません。

残念ながら、光が反射して、リゾネータの模様がうまく写っていない...
ネック、リゾネータ共に、材質はマホガニーなのですが、リゾネータの模様が、まるでウォルナットのように見えるのです。
それは「バール・マホガニー」という独特の模様なのだそうです。

以下、ご本人談です。

まず、訂正から。リゾネータの模様は「バール・マホガニー」と言った記憶がありますが、ここでは「quilted mahogany」となってます。
http://www.turtlehillbanjo.com/images/Zimmerman/DesertRoseWildRose_used.html

けっこう綺麗な模様なので、もう少し塗装が薄かったら良いのに、ちょっと残念。
Scottに製作を頼んだ時トーンリングで随分悩みましたが、先にScottに頼んでいた友人のものがJ.D.Croweリングで、その音が気に入って決めました。メイプルとマホでも悩みましたが、J.D.みたいな音も好きで・・・

 ナッシュビル在住のDavid Talbot様

Grascalsを離れて、現在Dolly Partonのバックバンドで活躍中のDavid Talbot氏が、ツアー用のエキストラ・バンジョーとしてFrank Neat氏から手に入れた新しいNeat banjoです。
彼はこのバンジョーを大変気に入ったようで、「Sounds phenomenal!」なんて言ってます。

・serial number is 1-07-01
・Mahogany neck & Brazilian Fingerboard
・ノーマルなスタイル3(leaves and bows)とは少し異なったインレイ(Daveの1934 style 3 mahoganyについていたオリジナルネックと同じインレイ)
・21フレットには「無限」シンボルをエッチングしたブロックが埋め込んである(Daveのシンボルで、音楽が絶え間無く終わり無く続くことを意味する)
・メッキ無し20穴のBlaylockリングを装着
・たまたまフランクの手元にあったGibson USAのメッキ無しフランジを装着(少し銀色に見える)但し、音に対する影響は全く無し(本人談)

彼はツアー用のエキストラ・バンジョーとしては他に、日本にも持ってきていたBean Blossom modelを所有しています。

また彼は、ツアーにPrewar Gibsonを持って行かないのは、Dolly等のスターのステージでは、リハーサル以降は楽器はステージ上に置いたままにするのが通例で、長時間楽器から離れるのが物騒だから、とも言ってます。そりゃまぁ、○百万円もする楽器ですから、仕方ないですね。

ちなみにこの写真は、Dave自身が撮影して、送ってくれました。本当に、なんてマメな人なんでしょうねぇ。

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