recokin's room



レコキンのホームシアター覚えが記 その1

since 2000/10/21

この覚えが記のご感想や、「そりゃちゃうでぇ!」というダメ出しを、「3管式プロジェクター掲示板」にぜひお書き込みください。(この文章をクリックすれば掲示板に飛べます。)

注意 : ここにかかれている内容は、私自身が多くの方にご指導を頂き実際に行った内容ですが、1272QJも含めて、すべての方の3管に適応する内容とは限りません。特にグリーン管の調整やスクリーン電圧調整VRなどの特約店用マニュアルでは触らないように指示されている部分の調整も含んでいますので、もしここにかかれている内容を実施したことにより何らかのトラブルが発生しても私は一切何らの責任も負いかねますので、ご了承の上お読みくださるようお願いします。

最近のレコキンシアター全景

 2001年4月15日(日)

<<0dbプリ基盤が壊れちゃった???>>

kita2さん宅でこんぶさんのLVP−2001D調整を拝見し、氏とお別れしてから0dbプリを自作ボリュームBOXに入れる作業に取り掛かる。配線に2.0キャブタイヤをつぶした線を使ったのだが、このはんだがなかなかうまく基盤に引っ付かない。途中、3管に見入ったり、晩飯を食べたりしたので、なんと作業は深夜までかかってしまった。(やっぱ、へたくそ...)早速動作確認につないでみると...フロントのバランスが違いすぎる?その上ボリュームを最小に絞っても音が聞こえる??なんと、フロント左チャンが鳴りっ放し???どうなってんだか...頭はパニック...基盤を壊しちゃったんだろうか(^^; 明日、新潟のこんぶ医院に緊急入院することに...

 2001年4月14日(土)

<<ヤアヤアヤア、こんぶさんがやってきた>>

こんぶさんとsin_aさんが我が家に到着したのは午後の2時。こんぶさんははるばる新潟から「阪急沿線友の会」メンバーの3管調整のために関西までやって来てくれたのだ。前日にsin_aさん宅に入ったのは午後10時過ぎで、調整等が終わりお休みになったのは明け方の5時だとか...こんなハードスケジュールを組んじゃって、本当に申し訳ないっす(^^; 今日は私の友人も誘っていたのだがキャンセルになったので、急遽掲示板に出入りされてる、ひでっくんが途中から飛び入り参加。実は彼は...でビックリ。なんでビックリは秘密...(^^)
まずはお茶で一服していただいて、早速現状の1272QJの画を見ていただく。こんぶさんからのメールでの通信教育で身につけた私の腕前の評価は如何に!...「もっと奥行きのある画が出せますよ」とのこと。(後日掲示板での評価は80点だとのこと...うれしい(^^)v)
まずはレンズ&ブラウン管表面磨き。氏はOA用のクリーニング材を使っていたが、これは何でも良いのでは?よのこと。ポイントとしてはレンズ表面に薬品を残さないように、水でしっかりと後拭きしておくこと。こうしないとしばらくすると表面が薄茶色に汚れてくるのだとか。私のブルー管はしっかりと汚れてました。(タバコも吸わんのに...)
次に3管とスクリーンの位置確認。「スクリーンの高さはちゃんと出てますか?」早速鋭い質問...実は3管設置の際に水平器で確認したので、その状態で工場出荷データーにリセットしたグリーン信号のセンター値にあわせてスクリーンを設置したので、カタログ値より7〜8cm程度低く設置されていたのだ。こんぶさんによると、それではスクリーン上下でフォーカスが合わないのでは?とのこと...ご明察(^^;実はしょうがないかなとあきらめていたのだ。ためしにとこんぶさんとsin_aと2人で3管を3管を持ち上げてもらい、私がスクリーン前で確認したところ、確かにもう少し3管を上向きに、つまりスクリーンをカタログ値どおり設置した方が上下のフォーカスが揃ってくるのだ。原因は我が家が築後30年の古家だからか?(^^;
続いてフォーカス調整。こんぶさんは例の単眼鏡、合わせて私とsin_aさんがスクリーンの両サイドに立ち、徹底したフォーカスの追い込みを試みたが、所詮3000時間以上働いている1272QJでは、ピッタリここと言う箇所がなかなか決められず、ある程度の妥協が入るのはやむなし(ToT)/~しかし、その後に映し出されたクロスハッチの線はなかなか細くて良い感じ。引き続きレジあわせ。噂どおりに氏の作業は素早く、なかなかその手順のアルゴリズム?は解明できなかったが、基本的にはセオリーどおりだと感じられた。「1点に集中するのではなく、周りを見渡して、平均的に追い込む」とは正にそのとおり。しかし、ここで我が1272QJの不具合点が判明。ZONE調整のNo.11を動かすとセンターごと動いてしまうのだ。実は以前からレッド管において、レジ調整後にしばらくするとセンターがずれていた...という現象が確認されていたのだが、どうやらこの不具合の前兆だったようだ。じゃあ、他の管をこれに合わそうとしたら、なんと他の管も同様の動作をしてしまう。ということで、ZONEの11番は触らない事にした。まぁ、このあたりは周辺の調整で結構追い込めるので、それ程の痛手では無し。
最後にホワイトバランスを含めて総合的な色調整。「ビデオエッセンシャル」のいろいろな画像を出して、GAINとBIASの値を変えていく。これぞプロの技と感心する事しかり。だが、途中で画面右半分がどうしても青くなるのが抑えられないと言う事で、なんとカラーバランス調整中にスクリーン電圧を触りだした。なんと言うことを、せっかくあんなにフォーカスを追い込んだのに...と心中で悲鳴をあげていたのだが、実はフォーカスはスクリーン全面で合うわけではないので、ブルーのフォーカスをあわせ込む場所をずらす事によって(なので、デフォーカスとはちょっと違う?...)カラーバランスを適正化するとのこと。う〜ん、やっぱりプロの技だ。(^^)
ホワイトバランス調整後、少しずれたレジを微調整(この際に16:9で調整してもらった...)して、実際の動画をいろいろと見てみる。その最中にもナナオのパラメーターと3管の輝度、コントラストを調整。傾向としてはナナオのコントラストを下げて、3管側のコントラストを上げていたようだ。この値はスクリーンの種類によっても大きく変わるので人の値が参考にはならないとのこと。(私はナナオの値はこんぶさんのページの値を大いに参考にしていた(^^;...)
さて、調整後の画は...フォーカス感やレジの合い具合はそんなにズバ抜けて良くなったとは感じないのだが、画の奥行き感は100%向上したように感じる。色合いは少し赤方向に偏った感があったのだが、それは間違いである事はすぐにわかった。すべての色が生き生きしている。つまり一画面にあるすべての色が主張していて、どれかの色が弱いと言う事が無い...つまりカラーバランスが適正であるということだ。氏の話だと、色温度の高いテレビの色合いに慣れた事や、蛍光灯下で見る色が我々の色感覚に悪さしているのだそうだ。
そして、こんぶさんの持ち込んだ銀単線電源ケーブルをDV−S9とナナオにつないでみようと言う事になったのだが...結局これを買ってしまったのは言うまでも無い...(ToT)/~高かった、でも幸せ...
この後、kita2さん、バイト君が合流しオフ会に突入。晩飯を食べながらあれこれと話に花が咲いたが、私の鼻は花粉症で詰まりっぱなしで大変失礼しました。(^^;
夕食後はこんぶさん持込のマスタークロック交換CD機とkita2さん持込のデンオンDCD−S10IIとのCD聴き比べ...こんぶさんのはソニーの小型で、ひょろひょろな電源ケーブルが直付けされた物だったが、その音像感のすばらしい事。これも関心しきり。でも、すっかり金欠でさすがにこれには手が出ませんでした。その後もケーブルの取替えやなんやで気が付けば11時過ぎ...こんぶさんも連日の作業でお疲れなので、楽しいオフ会はここでお開きとなりました。長文お読みいただき感謝感謝...

 2001年4月12日(木)

<<クライオ処理セラミックヒューズと0dbプリ>>

こんぶさんからクライオ処理済セラミックヒューズと3ch分の0dbプリ基盤送られてきた。まずはDV−S9のヒューズの取り替え。DV−S9には計6本のヒューズ(500mA×1、1A×1、2A×2、3A×2)が使われているが、うち2本がなかなかアクセスし難いところにある。2枚の基盤と1枚のフレーム板を外してやっと見ることができるので、6本のヒューズ取替えだけで30分以上かかってしまった。(^^; 交換の結果、画像のくっきり感が向上し、暗部の見渡しが良くなったように感じるが、カーボンダイヤとニックを付けすぎたときのような変な癖は無い。この変化は電源ケーブルを交換した際の変化に似ているかな。こんぶさんによると、ヒューズをセラミック製に換えるだけでも効果はあるそうである。
次に0dbアンプ(3ch分)をフロントとセンターに入れる。あらかじめフロントのTA−F555ESJをリアにまわし、2台の330ESをそれぞれBTL(モノ)接続にして左右のフロントに、ヤフオクに出していた222ESJを急遽取り下げて(落札しようと思っていた***さん、ごめんなさい...)センターに入れておいた。ところが、こんぶさんから届いた基盤には何の説明もなし...(^^; 一応、2chがのった基盤にはFケーブルでケーブルは引き出してあったので、これをSH−AC500DとボリュームBOXの間(フロントch)に入れてみたが、片チャンから音が出ない?さかさまかなと思い、差しなおしてみてもなんか変...(^^; あれやこれやと入れ替えてるうちにようやく音が出たが、左右のバランスが悪い。とりあえず片方の330ESのアッテネーターを上げてバランスを取った。まず、CDを聞いてみたがなかなか良好...って、私はCDの音にはあんまりうるさくないので、問題なしと言ったところかな。次にDVDをいくつか観てみたが、サラウンドchに555ESJをまわしたせいか、リアの音が生々しくなった。フロント2本も申し分無し。センターには0dbプリは未接続だったが、非常に可能性を感じさせてくれた。週末にこんぶさんに確認してもらった後に、ボリュームBOXに組み込むつもり。

 2001年4月5日(木)

<<SONYパワーアンプTA−N330ES導入>>

リビングのミニコンポの調子が悪いので安い中古のプリメインを探していたのだが、有料化前のドサクサにまぎれて?ヤフオクでSONYパワーアンプTA−N330ESを落札した。その直後にまたそれよりも安いのが出てきたので、思わず「衝動落札」してしまった...(^^; プリメインTA−F222ESJをリビングに回して、センターとリアに2台の330ES(センターはBTL接続)を使うことにした。しかし、電源ケーブルが貧弱なのには驚いた。取り替えようかなぁ...

 2001年3月22日(木)

<<DV−S9のオーディオボードの電源カット>>

以前掲示板の方でカラスさんから、H1000のオーディオボードに行く電源ケーブルと信号ケーブルをはずしたら音も絵も良くなったという書き込みを頂いたのだが、DV−S9の蓋を開けるのが結構面倒くさいので、こんぶさんのクライオ処理ヒューズを入手してから一緒にやろうと思っていた...が、ヒューズの方がもう少し遅れそうなので、先にこちらを試してみた。DV−S9の場合、アナログオーディオボードへは電源供給用ケーブルが1組、信号ケーブルが2組つながっている。この2組の信号ケーブルのどちらを外しても電源オン時にエラーコードが表示されて、ディスクトレーが吐き出されてしまう。そこで、電源供給用ケーブルのみを外した。結果的には劇的な変化ではないが、画の奥行き感が増したように感じる。だが、音に関しては特に変化は感じられなかった。特に不具合や副作用も無さそうなので、当面はこの状態で使うことにする。

<<クライオ処理?済みSPケーブルでGC16巻電源ケーブルその2>>

DV−S9用に作ったGC16巻電源ケーブルをちょっと改造。kita2さんにもらった擬似クライオ処理?済みSPケーブルに、約10mm幅にカットした発泡ポリエチレン両面テープにGC16を貼り付けて、ケーブル1本づつに巻き付けるまでは同じだが、これを2本まとめてφ20mmの熱圧縮チューブに入れ、この中にGC16をぎっしりと充填し、両端を板ゴムと両面テープで密封。今回は1272QJ用にも(sin_aさん、ケーブルご提供おおきにです...)作った。上記のオーディオボードの電源カットも相俟ってか、なかなか良好な画が出てきた。現在、我が家においての史上(ずいぶん狭い史上やなぁ...(^^;)最高の画が出ているじゃないかなぁ...

 2001年3月14日(水)

<<基本的なポカミス発見>>

ブラウン管の位置調整で収まったかに思われた、アスペクト比変更時のレジずれだが、やっぱり気になる。そこで2枚のRGBボードそれぞれを4:3用、16:9用にアスペクト比を固定してレジあわせする方法を思いついたのだが、1272QJのレジストレーションデータは水平周波数のブロックごとにメモリーされているので、RGBボードを切り替えても同じ31.5kHzであれば同じデーターが使われてしまうため、この方法では問題が解消できないのだった。全く基本的なことを勘違いしていた。(^^; と言うことで、根本的な問題の解決にはブラウン管の位置ズレを解決しなければならないようなのだが、思ったようにブラウン管が動かない...
ところがここでまたまた根本的なポカミスをしている事に気付いた。実はスクリーンサイズを80インチから90インチにインチアップする際に、当初は1272QJの位置を後ろに移動せずに、RGBサイズを大きくする事で対応していたのだが、この時は設置位置自体は80インチのままなのでCRTスペーサーやレンズスペーサーも80インチのまま、Sサイズを使っていた。その後、ブラウン管周囲の焼き付きを回避するために1272QJのスクリーンからの距離を取説どおりの2.5m強に移動したのだが、この際に各スペーサーを90インチ以上用の「M」サイズに取り替えるのを忘れていたのだ。ブラウン管の位置ずれは、ひょっとするとこれが一因かもしれない。ところが、私の1272QJはジャンク品並みの中古品購入であった為、スペーサー類は一切添付されていなかったので、急遽ソニーシステムサービスに手配。
入荷してきたので早速取り替え〜調整してみた。さて結果は...あんまり変わらん(^^; 工場出荷状態でクロスヘアーパターンを映してみると、やっぱり青と赤がそれぞれ内側に数度傾いている。まず、内部パターンで4:3のレジ調整後、16:9に切替えてみると、スクリーン左右の上部が微妙にずれている。次に「ビデオエッセンシャル」のクロスハッチパターンを表示させて、16:9でレジあわせしてから4:3に切替えると、やはり左右の上部がクロスハッチパターンの線1〜2本ぶん程度ずれている。やっぱりダメなのねぇ...半分と言うかほとんどあきらめムード(^^; しかし、スペーサーの交換はフォーカス面では効果を発揮したようだ。特に赤と青はクロスハッチの線を細くすることが出来、結果として画像の立体感をアップする事が出来たようである。

 2001年3月4日(日)

<<ハイミロン追加購入で暗黒化>>

布のわりに高額なのでなかなか手の出し難いハイミロンだが、思い切って(^^;5m追加購入し、2.5mずつをスクリーン両サイドの黒幕と交換した。安物の黒幕は幾分光を反射していたが、さすがにお高いハイミロンはまったくと言っていいほど反射しない。ついでに音まで吸収してくれるそうで、音量を上げたときに感じる部屋の嫌な響きも、確かに心なしか減ったようだ。余った黒幕は天井に回し、これでスクリーン周り1m内の暗黒化は完了。

 2001年3月1日(木)

<<ブラウン管の位置を調整>>

擬似クライオ処理?済みSPケーブルとGC16を使った電源ケーブルだが、なかなか好調である。交換時の第一印象でも暗部のフォーカス感の向上が感じられたが、精神的要因のせいかな?とも思っていた。ところが、どうやら気のせいばかりでも無さそうである。先日の「阪急沿線友の会」で、ドルフィン所有のバイト君さんと「中古の7インチ管ではフォーカスはこんなもんだよね...」と慰めあって?いたのだが、今日見てみても、明らかにフォーカス感が向上しているのである。暗くなったからビームが細くなりピントがあったような気がする?...NOである。逆に輝度が幾分アップしたようで、ナナオ側でガンマカーブを1目盛り下げたのだから。
ここで、調子に乗ってもう一つの課題にトライする事にした。かねてから、3管側で4:3と16:9を切替えるとレジがずれてしまう事に困っていた。そこで16:9でレジ調整し、4:3は横方向に圧縮して小さな画で我慢していたのだが、先日の「阪急...」で、工場出荷状態でクロスパターンを表示した時に、他の皆さんの3管は水平線が平行なのに対して、私の1272QJはレッド管がかなり傾いている事が判明した...というか、これが原因である事に気がついた。(なぜ、今まで気がつかん...(^^;)そこで急遽、対辺8mmのボックスドライバーを入手。ブラウン管固定のネジを緩めて3管の水平線が揃うように調整してみた...が、思ったよりもネジ穴に遊びが無く、レッド管はどうしても平行にならない。という事は、フレーム自身に歪みがあるのだろうか?とりあえず最も水平に近いところでやむなく妥協した。そして、一から面倒くさいレジあわせ作業...だが、いつもよりも明らかにあわせ易い。モノスコパターンの線がハッキリしている。やはり、フォーカス性能が向上したのだろうか?16:9から4:3へ切り替え時のレジのズレだが、工場出荷状態で完全に3管の水平線が揃わなかったせいか、どうしても右上部が少しレジがずれてしまう。でも今までから比べると数分の一のズレでおさまったので、レターボックスのソフトでは全く気にならなくなった。それにも増してフォーカス感の向上とそれにつれて奥行き感が伸びた事に目を奪われてしまう。(ちょっと大袈裟かな?...(^^;)

 2001年2月25日(日)

<<クライオ処理?済みSPケーブルでGC16巻電源ケーブル>>

kita2さんにおみやげ(ありがとさんです(^^)/~...)としてもらった擬似クライオ処理?済みSPケーブル(フルカワ・マイクロ−2、1800円/mのなれの果て...(゜゜)\baki☆)で電源ケーブルを作ってみた。約10mm幅にカットした発泡ポリエチレン両面テープにGC16を貼り付けて、ケーブル1本づつにしっかり巻き付け、それにまたGC16を貼り付けた周りをビニルテープで巻き、FLチューブと熱圧縮チューブで仕上げた。思ったよりも時間がかかって疲れてしまったが...(^^; これをDV−S9の3.5キャブタイヤ製自作ケーブルと交換したところ、以前より暗部のフォーカス感が向上した様に感じた。ブラウン管のビームがわずかでも締まったのかな?また輝度が幾分アップしたようなので、ナナオ側の調整でガンマカーブを1目盛り下げると、明るさ、見易さはそのままで黒色を沈めることが出来た。見た目はゴツゴツで不恰好だが、なかなか良い感じのケーブルが出来た。

 2001年2月24日(土)

<<「阪急沿線友の会」の初例会は大成功>>

夜の「阪急沿線友の会」に備えて、3管周りをちょこっと触る。無理とわかっていても、一昨日のあの画、リルが飛び降りる場面の立体感を出したい!ということで、まず電源周り。アバックで買ってきたフルテックのロジュームメッキのインレットを取り付ける際に、ついでに(こっちの方が数倍手間がかかったが...)3.5キャブの周りに、GC16をたっぷり貼り付けた発泡ポリエチレンテープを巻き付け、その回りをビニールテープとFLチューブでしっかりガード。これを3管に取り付けるが、効果はエージング後かも...(^^; そして「フィフス...」の例の場面を出してみる。明るく見やすい画なのだが、黒の沈みがもう一つで、立体感も乏しいようだ。3管のBRIGHTを48から32まで下げて、反対にCONTRASTを60から80まであげてみる。これで、かなり立体感が増したようだ。でも、この設定では「恋に落ちた...」のオープニングのヘンズローがいじめられる場面は見難い。3管のメモリーで切替える必要があるようだ...てなことをやってるうちに皆がやってくる時間が来てしまった。

記念すべき「阪急沿線友の会」の初例会はビール(正確には発泡酒(^^;)での乾杯で始まった。まずはありのままの画と音を観てもらうために、私の好みで次々とお気に入りのソフトをかけまくる。もちろんいつもの「恋に落ちた...」「ジャンヌ...」「フィフス...」や「ジュラ...」dtsサンプル盤「プライベート...」など。最後にkita2さんのチェックディスク「グース」を観て、一休み。画に関しての皆さんの感想は「良く調整されてて安心して見られる」と概ね良いみたい。ただし、引きの画でのフォーカス感や黒の沈み具合では三菱2001にはかなわない。このあたりは1272QJの限界かな?でも、私はもう少しどうかできるのでは...と思っているのだが。
次にkita2さんの持ち込みCDをDV−S9〜SH−AC500Dと自作真空管CDPで聴いてみる。kita2さんは十数年前から自作バスレフを作っておられるつわものだが、DV−S9から出てくる音は氏の思う音とは違うものらしい。このあたりは、私が音を映画寄り(dtsサンプル盤「プライベート...」の弾丸が突き刺さる音等...)に作っている事にもよるかな?自作真空管CDP(アナログ出力)の音には感心されていた。こんぶさん作のKB−88ESは低域の迫力等非常に好評。但し、ツイーターを付けた音を聴いてみたいとのこと...(^^;(今のところ予定無しなもんで...)
テーマが盛りだくさんなので、ここからは駆け足で...もうひとつのテーマ「レコキンシアターの拡張性を考察する」に取り組む。kita2さんにBSデジタルチューナー、パナソニックのD−VHSデッキ、新製品の三菱RGBデコーダD−2001を持ち込みいただき(大荷物で電車、ほんとうにお疲れ様でした...)、レコキンシアターの機器に接続してみる。まずはチューナーをナナオのHD入力に接続してみたが、さすがにBSデジタルは凄く綺麗だ。これで、1272QJでも十分にハイビジョンが楽しめることを確認できた。次にD−VHSデッキをチューナーに接続して、ハイビジョン「ブレードランナー」を観てみる。こりゃまた綺麗だわ。DVDより絶対綺麗(って、あの悪名高きDVDならあたりまえか...(^^;)最後にナナオとD−2001を交換してみると、また1ランク綺麗さがアップ。輪郭がしっかり(強調ではなく...)したように感じる...こりゃええわ。将来のプログレ機導入も考えると欲しくなってしまう...が、はたしてその頃まで残っているか?
初回からテーマてんこ盛りの濃〜い活動をしてしまったが、是非とも第2回例会も実現したいものだ。密かに”ビッグイベント”の相談もしたしね...(^^)

 2001年2月22日(木)

<<関東出張でアバック秋葉原店訪問>>

久しぶりに関東に出張。この機会を利用して、弊店間際のアバック秋葉原店に滑り込み、あらかじめ電話でお話したビジュアル担当のYさんに3管を視聴させていただく。
まずは、BARCOのCine7...DVDPはインテグラリサーチの35万もする高級機で、なぜかS出力でつなぎ、Cine7内部でダブラー処理している。視聴ソフトは「フィフスエレメント」のリル再生の箇所(AVビレッジ3月号のちきり屋記事のネタか?)。いかにもBARCOらしい濃厚かつ渋い色合いで、観ていて落ち着く感じに好感が持てる。ただし、フォーカス感や立体感は我が家の1272QJとトントンかな?
次に三菱の2001コンビ...まずはVC2001でのダブラー処理から観てみる。BARCOに比べて色がはっきりとして、どちらかというと原色寄り。得意の黒色は良く沈んでいるが、まわりは決して黒つぶれしていない。さすが人気の三菱コンビといったところか。次にDVDPからプログレ信号を出して、VC2001ではダブラー処理せずに3管に供給する。目から鱗が落ちた感じ。フォーカス感、立体感が数段アップする。この画を観たら後先考えず買っちゃう人もいるだろう。私も気がついたら見積もりを要求していた(^^;...でも買わないが(「買えないが」が正しい...)。でも、良く見ていると輪郭がハッキリしている(決して嫌な感じはしないが...)のがわかる...ビデオの基本回路は東芝が供給しているそうなので、9200の人気はこのあたりにあるのか、またSONYの9000ESと評価が分かれるのはこの辺りかなと思った。
ということで、この構成で9000ESも見たくなるのは人情なり...頼んだらYさんはセッティングに室外へ...さぞかし長いケーブルを伝わってきた9000ESの画は...ちょっとボケてました(^^; これじゃ正当な比較は出来ないね...まぁ、しょうがないか。でも、インテグラリサーチDVD機のプログレと2001コンビの涎ものの画はまぶたの裏にしっかりと焼き付けた。これを我が家の画に活かすぞっ...って、できるわけないっしょ...(ToT)/~

 2001年2月17日(土)

<<オペアンプ改造済SH−AC500D>>

こんぶさんにオペアンプ改造を依頼したSH−AC500Dが帰って来た。今回のLcaudioAD825はアナログ・デバイセズ社AD825の高性能オペアンプを2ch搭載しているが、今回はクライオ処理済のスペシャル版だ。SH−AC500Dは6chだからこれを3個のせ換えたことになる。早速つないでみたが、片chの音がおかしい?...(^^;と思ったら、ボリュームボックスとつなぐピンケーブルが断線している。急いでハンダしなおして再トライ。まずは映画の5.1chを確認。いつもの「恋に落ちたシェークスピア」のオープニング場面を聴いてみる。おおっ!あの何度聴いたか(観たか...)わからない程聴きなれたストリングスの抜けが違う!まるでCDを聴いているみたいだ。次にチャプター28の大歓声の場面を聴いてみる。音場が広がり、いつもの拍手の輪が大きなホールでのそれに思える。そして音楽の音の粒がはっきりしてる。低域の迫力も十分だ。映画を観る分にはこれで不満無しといったところかな。
次にCDを聴いてみる。すると先程の感じが一層顕著にわかる。DV−S9(デジタル出力)〜SH−AC500Dでは、自作CDPと比べても伸びの無い音しか出なかったのだが、今は高域がすっきりと伸び、低域も十分に出ている。特にベース音の音離れが良くなっているのがわかる。自作真空管CDPのアナログ音声とは性格の違う音だが、これはこれで十分楽しめる音となった。こりゃあ、エージング後が楽しみだ。

 2001年2月15日(木)

<<レコキンざんすチップでチューンアップってか?>>

SH−AC500Dのオペアンプ改造をこんぶさんに依頼したため、完成までの数日は2ch暮らし。そこで、スピーカー周りの見直しをしてみた。まず、SPユニットへのレコキンざんすチップ(前出のレゾナンスチップの自作パッチモン...)の貼り付け。1.2mm厚Φ10mmをSPユニット取り付けネジ4本の頭に貼り付けてCDを聴いてみたところ、音像が引き締まりなかなかいい感じだ。ところがdtsサンプル盤vol.4の「プライベートライアン」を聴いてみると、弾丸が地面等に突き刺さる音に迫力が無い。付帯音がなくなることで音が詰まってしまったのか?そこでネジ頭のすべてのレコキンざんすチップを外してしまい、エンクロジャーのいろんなところに貼ってみたが、どこもいまいちの結果。もうやめようかと思ったのだが、試しに各SPの一つのネジ頭にだけ貼ってみたところ、CDのボーカルの定位感がはっきりと違う。外すとボヤッとするものが、つけるとキリッとする。この状態で「プライベート...」を聴いてもおとなしくなっていない。ということで、SPユニット+レコキンざんすチップはこれで決まり。
次にルームチューニング?(と言うほど大袈裟ではないが...)に挑戦してみた。フロントSPはRch横が壁あり、Lchは壁無しという最悪の設置状態なので、予てから調整に非常に困っている。Rch横の壁をデッドにする良い物は無いかと探していたのだが、道端で拾ってきた(^^;紙製?の卵パックを壁に貼ったところなかなかいい感じ。その素材&形状のために吸音+拡散作用があるようだ。ただし見た目は最悪なので再考の余地あり。また、部屋の定在波減少を狙って、壁と天井に1.5mm厚Φ10mmのレコキンざんすチップを貼り付けてみた。本家レゾナンスチップは壁に1個貼るだけでも効果があるそうだが、こちらは精神衛生?も兼ねて、約1m間隔で計10個ほど貼り付けた。ついでに1272QJがいかにも共振していそうなので1.2mm厚を数枚貼り付けた。結果は、なんとなく音像が締まり、ベース音がクリアになったような気がしたが、こりゃ精神衛生程度かな?...(^^; やっぱ、3管換気ファンの騒音対策が最大の問題と再認識してしまった。掲示板の皆さんのアイデアをもとに取り組んでみる事にしよう。

 2001年2月11日(祝)

<<トライガード他でDV−S9をチューンアップ>>

ブリッジさんからトライガードをいただいたので、早速、DV−S9のドライブ部のフラットケーブルに巻きつけてみた。ところが、これが一筋縄には行かなかった...(^^; 実は、DV−S9のドライブ部はメイン基盤をはじめとする3枚の基盤と3つのシールド板を外さないと見えない。また、ドライブ部が見えてもフラットケーブルが底面側にあるので上からはアクセスできないし、4つの固定ネジを外してもなぜかドライブが外れない。トレイの前にふたが閉まる機構があるので、これが邪魔をしている模様。仕方なく横からフラットケーブルを引き出し、できるだけ多くの面にトライガードを巻きつけたのだが、今度はケーブルが元の位置に収まってくない。都合3時間ほどかけて(^^;やっとのことで元に戻した。
また、1.2mm厚のアルミ板をΦ6mmに打ち抜いたものを発泡ポリエチレン両面テープで、各基盤の取り付けネジの頭に貼り付けた。これはレゾナンスチップを貼り付けたのと同等の防振効果を狙ったものだが、効果は???ドライブ自身にも数枚、1.5mm厚Φ10mm(レゾナンスチップと同サイズ)のものを貼り付けた。(注:アルミはもちろん導電体ですから機器内でショート等の危険がありますのでお奨めしません。)あと、6個のガラス管ヒューズと確認できるコネクター類にはカーボンダイヤトニックを微量塗布しておいた。
結果だが、画面が一目でわかるぐらい明るくなった。おかげで先日、ナナオ側で1ポイント下げた色の濃さを元に戻した。3管側の輝度、コントラストももう少し絞れるかもしれない。また、音の方は低音の量感が一段と増した。元からKB−88ESはサブウーファー無しでも十分なくらい低音が出ていたのだが、今は本当にサブウーファーは要らないと感じる。それでも高域も十分に出ているから、情報量自身が増えたのかもしれない。
と言うことで良い事ずくめだったようだ。ブリッジさん、良いものをいただきありがとうございました。

 2001年2月10日(土)

<<kita2さん宅訪問記>>

kita2さんのお宅を訪問させていただいた。お友達のバイト君?さん(ドルフィンをお持ちとか...)もいらっしゃっていた。
氏のお宅はマンションの1階の端に位置するのだが、まずはその部屋のほとんどが暗幕で覆われているのに圧倒されてしまった...生活環境=ホームシアターと言った感じだ。暗幕の奥は雑誌等を積み上げられていたので、音はかなりデッドな状態、もちろん迷光もかなり押さえられていた。シーツで自作された100インチ相当のサウンドスクリーンは思ったよりもきれいで、きれいに平面が出ていた。そこに映し出された三菱のLVP−2001D+VC2001は想像どおりの力強い色を見せてくれた。kita2さんは設置からレジあわせまでも自力で調整されたそうだが、フォーカスもきっちりとあっていた。さすが新しい管&レンズはフォーカスと黒のしまりが我が家の老体とは少しレベルが違うと言ったところか。でも反面、我が家の1272QJ&ナナオも結構良いところまで行ってるかな?とも感じた。試しにVC2001の代わりに持参したナナオを入れてみて、DV−S10AからのNTSC出力ににダブラーをかけてみた。設定は色の濃さとガンマ値を1メモリ程調整した。お二人の感想は「結構きれいだ」「VC2001に遜色なし(ちょっとお世辞有り?)かも」とのことだった。
スピーカはフロントがホーン型トゥイータ付き自作(ユニット失念...)SPで、センター無しのファントム、リアは小型のブックシェルフだが、低域の力強さと前後のつながりの良さに驚いた。但し、ファントムのせいかフロントの定位が若干弱いのが少し気になったかな?
あと、BSデジタル(チューナーの機種失念...)を見せていただいたのですが、こりゃ見なきゃ良かったかな...と
思うくらいきれいな画だった。ライブステージの画像なんか、背筋がゾクッとするぐらいだ。さすが三菱コンビだと思ったが、kita2さん曰く「1272QJでもきれいな画が出るのでは?」...先日、DVDPにボード増設で720Pが出力できる云々の件で第○無線に問い合わせた際、1272QJのレンズでは真価が発揮できないと言われたことがあったのだが...と言うことで、後日我が家訪問の際にこのチューナーをお持ちくださるそうだ。さて、1272QJでどこまで太刀打ちできるか... kita2さん、バイト君さん、誠にありがとうございました。

 2001年2月9日(金)

<<GC16効果の総括...みたいなもの>>

DVDP等の機器に対するGC16効果を自分なりにちょっとまとめてみると...まず、GC16の機器への投与の仕方は大まかにわけて、素子に直接接着するものと、2〜300g程度をビニル袋等に入れたものを適当な位置に配置するものになるが、私の環境ではGC16をエポキシ系接着剤で固めたものを電解コンデンサーに両面テープで貼り付けた場合の方が結果が良好だった。私がGC16を貼り付けている両面テープはレゾナンスチップに使われているものと同等品(というか多分同じ...)なのだが、これはこんぶさん方式のブチルでの接着と同様に振動系チューニングにもなっていたようだ。また、GC16の投与する量が増えるにつれて、

 音の場合 : ノイズが取れてキツさが無くなる --> 音がおとなしくなる
 画の場合 : ノイズが取れて色に艶が出る --> 画調が暗くなる

という傾向があるように感じる。概してコンデンサーへの貼り付けの方が、袋での大量投与よりも効果が良好なのは
このあたりの程度の問題があるのではないだろうか。(コンデンサーへの直接貼り付けではせいぜい数グラム程度だものね...)
私はDV−S9とGS−4000、自作CDPにはすべての電解コンデンサーに投与して良好な結果を得てる。dtsデコーダーのSH−AC500Dやプリメインアンプには300g程度入り袋詰を上や下に置いてみたが、音がおとなしくなりすぎて映画を観るには面白くない感じがするようなので結局外してしまった。1272QJにはすべての電解コンデンサーへの貼り付けの他に、電源部やブラウン管わき等の5箇所に袋詰を配置したが、結局袋詰はすべて外してしまった。
...と言うことで、私の機器へのGC16投与は電解コンデンサーの貼り付けのみとなってしまった。

 2001年2月6日(火)

<<接点復活剤?「SETTEN No.1」>>

接点復活剤?「SETTEN No.1」を使ってみた。とりあえず目に付く接触箇所に片っ端から塗ってみたのだが、確かに音関系は音場の広がりもよく、音に力強さも出たようで、効果(でも雑誌の記事ほどでは...(^^;)が感じられたのだが、映像系、特にプロジェクターの電源ケーブルに使ったらハイライト側が伸びたせいか、画がビデオっぽくなってしまった。う〜ん、これは私の思う画とはちょっと違う...(^^; また、すこしピントがぼけたような印象も受けるのだが、これはなぜだろうか?ここで「SETTEN No.1」を拭き取ってしまうのでは面白くない(また、完全には拭き取れない...)ので、3管側を調整することにした。まず、フォーカスを見てみた。「ビデオエッセンシャル」のドット画面を映してみると、ちょっと見では合っているように見えるが、スクリーンに近づいて見るとドットに薄いにじみが感じられるので、やはり再調整。単眼鏡では見分けにくい部分なのでスクリーンの前に行ったり来たり...また、フォーカスVRの調整ではレンズ直接覗き(注意:これは絶対目に悪いので、本当にお奨めできません!じゃぁ、書くなって...(^^;)の奥義?も駆使したところ、以前よりもフォーカス感が上がったようだ。これは、電源供給に「SETTEN No.1」の効果が出てハイライト側が伸び、微妙なフォーカスのずれが認識できるようになったって事か?はたまた、単にコントラストが変わったのでフォーカスが合う位置がずれたと言う事なのか?なんにしろ、画面が締まったことで画のビデオっぽさも幾分解消されて見やすくなったようなので、明度とコントラストの再考はゆっくりとやることにする。

 2001年2月3日(土)

<<6chボリュームボックスを自作>>

かねてよりSH−AC500Dの電子VRで音量を絞った場合の音質の劣化が気になっていたのだが、運良く6chVRを入手できたので、6chボリュームボックスを作ってみた。ピンジャックは安物ながらも、とりあえず金メッキ物を使った。配線は、物の本では同軸シールド線を使っているようだが、手元にあったテフロン線(太め&堅め)を使った...が、線が堅すぎてはんだにかなりてこずった。また、アルミケースだけでは軽すぎて心許無いので、おもし代わりに「お得意」のGC16を2〜300g袋詰をケース内に配置した。素人のはんだ付けなので音の劣化が心配(本末転倒?)だったのだが、どうやらうまく出来たようで、電子ボリュームで音量を絞ったときよりも違和感が無く、良好である。ただし、音がおとなしくなったように感じる...ボリュームを最大にしても同様。もしやと思いケース内のGC16をはずし、代わりに鉛製おもり数個をブチルで固定する。結果、音の迫力も戻る。そう言えば以前、SH−AC500Dの下に袋詰したGC16を滑り込ました際も同様に音が大人しくなったような気がして、数日で外してしまったことを思い出す。どうやらSH−AC500DとGC16は相性が悪いみたいだ...と言うか、私の好みの音にはなってくれない事が証明されてしまった。

 2001年1月25日(木)

<<GC16効果?色の濃さを調整>>

度重なるGC16投与により、度ごとに色が濃くなっていたのか、色合いが私好みでなくなっていた。特に人物の顔が赤ら顔に見える。1272QJのGAIN調整でレッドを下げてみたが思った色にならない。つまり色合いが赤に偏ったわけでは無さそうだ。そこでナナオのダブラーGS−4000のSaturation(色の濃さ)を+1から標準に下げてみたところ、ちょうど良くなった。GC16投与以前は標準のままでは人物の顔が白くなって色のりが弱く感じたのだが、GC16投与後は標準でも十分に顔が肌色で、衣装の色も力強いままなのだ。やはり、GC16効果は色が「濃くなる」のではなく「力強くなる」と言う表現があっているのかもしれない。

 2001年1月23日(火)

<<GC16投与3管編その4>>

怒涛の連続3管攻撃は続くのであった... 1272QJ電源投入直後のウォーミングアップ時点にスクリーンに近寄って見てみると、無信号入力状態でも ノイズが結構出ていることに気がついた。信号入力ケーブルをすべて外しても同様なので、これは電源からか1272QJ内で発生している物のようである。そこで、10cm四方のビニール袋にGC16を100g程度入れて密封(熱シール止め)し、数箇所に配置してみた。同様な方法をDV−S9でもやってみた時はたいして効果が無かったのだが、3管の場合はDVDP等と比べて筐体も大きく、ノイズが出そうな部品がいっぱい入っているので、ひょっとしたらと思いやってみたのだ。配置した具体的な位置は、正面レンズ側から見て、まず右後方コーナー、右サイド中ほどから見えるレッド管の脇当たり、前面の電源ブロックとその上の基盤のすき間、左前方コーナーのHVブロックの横、左サイド中ほどから見えるブルー管の脇当たりにそれぞれ一袋ずつ、計5袋を配置した。実施後、電源を投入してみると無信号時のノイズが減少しているようだ。十分にウォーミングアップを行った後、お決まりの「恋に落ちたシェークスピア」を映して見てみると、色のセパレーションが向上したようで、 全体的に薄い膜が1枚剥がれたような印象を受けた。これはコンデンサーへの貼り付けに比べればお手軽な方法だが、結果はあくまで私の環境でのことで、元より無信号時にノイズなんか無いよという人には何の効果も無いかもしれないので、やはり万人にお奨めできる物ではない。一言でノイズと言っても、その原因もまちまちだろうし...
DV−S9から始まった映像面でのGC16チューンアップだが、GS−4000、VPH−1272QJとその個々の変化はわずかなものだろうが、トータルではそこそこの改善が出来たものと思う。手間は結構かかったがGC16自身は非常に安い物なので、私にとっては対投資効果の高いチューンアップだった。また、手間がかかったと言っても、それはそれで楽しかったしね。

 2001年1月22日(月)

<<GC16投与3管編その3>>

1272QJへのGC16は手間の割には効果なしと言う結果かとしょげていた(実はそれ程でも無いが...)のだが、夜に電源を入れてみたところ...うん、昨日の画とは違うかも?「プライベートライアン」「グラディエータ」それぞれのメイキングを見てみたが、以前よりも画像がはっきりくっきりに感じる。これはひょっとするとと思い、お決まりの「恋に落ちたシェークスピア」を見てみると、今日ははっきりと画が違うのがわかった。人物の肌の艶が良くなったのもわかるし、服装の細かい模様がくっきりしている。また、最後の方の舞台挨拶の場面での舞台衣装が、それぞれ微妙に色が違い、2人として同じ色の衣装を着ていないことに気がついた。これは投影されている画像の情報量が増えた事に他ならないのではないだろうか。DV−S9の時もそうだったが、GC16チューンアップはカレーと一緒で「一晩寝かせたあのうまさ」なのだろうか?
独り善がりで浮かれているが、果たして万人にわかる効果かというと???かもしれない。特に今回の3管の場合は労力もバカにならないし、私のようなジャンク品同等の物でなければリスクもかなりの物なので、とっても他の人には奨められたものではないが、とりあえずは効果があったようなので万万歳と言ったところである。

 2001年1月21日(日)

<<真空管CDプレーヤを電池で駆動>>

自作真空管CDプレーヤTU−876CDのCDユニットを乾電池で駆動するとノイズの影響を受けなくて音が良くなるという情報を得ていたので、これをやってみた。電源からCDユニットに伸びるケーブルを途中でカットし、切替えスイッチを介して単一電池直列4個と切替えられるようにした。で、結果は...う〜ん、違いがわからん(^^; 私の耳がタコなことにも一因があるのだろうが、我が家のシステムではこの違いを享受できないのかも...これは、もう少し様子を見てみることにする。

<<GC16投与3管編その2>>

1272QJへのGC16チューンアップだが、どうせやり始めたのだからと、残りの基盤にも実施してみた。信号出力ボード関係は取り外しができるので、比較的容易に出来たが、メイン基盤と出力基盤の間の基盤が取り出せない。よく見ると、数個のネジを外してメイン基盤周りのフレームを持ち上げると扉のように開き、そこにあるシールド板を外すとやっと基盤が顔を出した。これで手の入るところにあるすべての電解コンデンサーにGC16をとりつけたが、その数は...アホ臭いので数えるのをやめた。で、結果だが...お〜っ、今度は効果がありそうだ。お決まりの「恋に落ちた...」を映してみると、冒頭のヘンズローの顔がツヤツヤだ。他の人物の顔にも艶が増しているような気がする。これは成功かと思いそのまま見ていると...慣れてしまったのかあんまり効果がわからなくなってきた。これじゃ、労力の割には大した効果無しってことか...(^^;

 2001年1月20日(土)

<<GC16投与3管編>>

この土日は久しぶりにゆっくりと時間が取れたので、かねてから計画していた事を実行する事にした。まずは、VPH-1272QJへのGC16チューンアップである。実は、3管に電磁波対策をして効果を上げた人がいると言う情報は聞いていたのだが、その労力はDVDプレーヤ等とは比にならないだろうと思い躊躇していたのだが、とりあえずはカバーを外してそのまま見えている電解コンデンサーにだけGC16を貼り付けてみることにした。GC16はエポキシ樹脂系接着剤に混ぜて、シール等の台紙(ツルツルした奴...)の上で適当な大きさに丸めるブリッジさん方式で固めて、これをこんぶさんが効果をあげておられるブチルゴム(両面に接着剤がついたもの...)で貼り付けた。これだけでもコンデンサーの数は100個を裕に越えている。で、効果だが...う〜ん、ようわからん(^^; これは、やってもうた状態かもしれない...

 2001年1月15日(月)

<<望遠鏡でフォーカス調整>>

私ははっきり言って遠視である。身体検査というものを意識しだしてからいまだかつて左右とも2.0を下回った事が無い。しかし、スクリーンより3m以上離れた位置からのレンズフォーカス調整はこれでも不足のようだ。なおかつ40を過ぎたことによるかすみ目が寄与しているかもしれない。ちなみに、数年前から目薬はロートV40ではあるが... そこで双眼鏡を使おうとしたが、これが倍率が大きすぎるのか、3m先のスクリーンではピントが合ってくれない。仕方なく、これまでは視力2.0の肉眼のみを駆使してフォーカス調整に挑戦してきた。
会社に検査用の拡大スコープがあるのだが、これの対物側のレンズを外すと簡易式の望遠鏡になることが判明。これを借りて帰りフォーカス調整してみた。しかし、これでも焦点距離が長すぎるようで、背後の壁ギリギリまで身体を下げなければピントが合わない。わざわざ3管の後ろに下がって、手を伸ばしてフォーカス調整なんてなんとも変だがしょうがない。また、もともとあんまりくるってはいなかったようなのだが、とりあえずレンズ、調節VR共に一通りの調節をしてみた。レジ微調整のあと、いつものとおり「恋に落ちたシェークスピア」を見てみると...ありゃ、フォーカス感がワンランクアップ!!!ほとんどレンズもVRも動かしてないつもりだったのに...フォーカス感なんて、本当に微妙なもんなんだなぁ...ということで焦点距離の短い望遠鏡(近くを見ても望遠とはこれ如何に...(^^;)を探す事にしよう。

 2001年1月8日(祝)

<<SPケーブルを5.5キャブタイヤに交換>>

スピーカーケーブルを2.0スケアのキャブタイヤから5.5スケアに交換した。実はずいぶん前に入手はしていたのだが、面倒くさくてそのままにしておいたのだ。やはり予想通りその手間は只者ではなかった...(^^; 1本6mのケーブルの自重だけでもバカにならないし、被覆を剥くだけでも骨が折れた。しかし、その効果は噂どおりで十分それに報いるもののようだ。音の厚みがアップしたように感じる。5.5キャブタイヤはエージングで音が変わるようなので、楽しみである。
(う〜ん、このところ「楽しみ」を連発しているなぁ...)

 2000年12月29日(金)

<<銅板CDトランスレータ作成>>

パソコン用のCD−ROMユニットiNFRA52Xをばらして5mm厚の銅板で作ったベースにに取り付けた。電源もトランスを用いて自作した。音声信号はデジタルで取り出し、DACはとりあえずデジタルサラウンドプロセッサーSH−AC500Dのを使った。さてその音には...正直ビックリ。とにかくクリアーで立体感も十分にある。音のフォーカスがハッキリしている感じなのだが、反面薄っぺらくは感じた。このあたりはDSIX回路(音質改善回路)を付加することで変わるであろう...が部品が揃わないので、これは後日。真空管出力のTU−876CDとは正反対の音で、また別の楽しみがある。

 2000年12月24日(日)

<<GC16投与ナナオ編>>

結局ナナオにもやってしまった。ちなみにナナオにも51個ものコンデンサーが使われていたが、筐体をあけるのが簡単だったので、作業時間は2時間程度だった。さて、その結果は...これまたばっちし!解像度、色合い共にまたまたワンランクアップ。なかなか言葉ではうまく表現できないが、今のところ不満無しである。本当に手間に値する結果だった。これから、年末から新年にかけて映画を観るのが非常に楽しみだ。

ちなみに、新潟のこんぶさんのところでGC16取り付けの作業をやってもらえるそうだ。良い子の皆さんは、こんな面倒な作業はこんぶさん任せにしちゃいましょう。

 2000年12月22日(金)

<<GC16投与DV−S9編その3>>

先日のDV−S9へのGC16の取り付けは、径12mm以上の電解コンデンサーにしか付けていなかったのだが、こんぶさんがS9000ESの全部!のコンデンサーに付けたところ非常に効果があったとの事なので、私も残りのコンデンサーすべてに付けてみる事にした。ビデオ部の基盤をばらすのが面倒だったが、この部分には電解コンデンサーは無かった。ビデオ出力部には多くのコンデンサーがあったが、その下の電源取り込み部にもコンデンサーは無かった。このあたりがわかっていれば余計な分解をせずに済んだのに...結局合計100個超のコンデンサーにGC16を取り付けるのに4時間もかかってしまった。
さて結果は...これは大正解である。画像の艶は一層増し、画像もはっきりくっきりで、奥行きが出た。結局細かいノイズが減少したのだと思われる。今まで何度観たかわからない「恋に落ちたシェークスピア」の高画質がまたワンクラスグレードが上がった感がある。また、私のノイズ確認用?のDVD「WildWildWest」(米盤)ではチャプター7のワシントンの青白い空などに、盛大にノイズが見られるのだが、これがかなり減っていた。通常の視聴位置(スクリーンから2.5m程度)ではあまり目立たなくなっている...と言うことで、ノイズも大幅に減っていることが確認できた。結構手間がかかったが、十分それ以上の価値があるチューンアップだと思う。さて、ナナオにもやってしまおうかしら...

 2000年12月20日(水)

<<真空管って面白い>>

TU−876CD用の真空管で、ジーメンスのECC82の中古を手に入れた。早速試してみたところ、AVビレッジの例の記事で長谷川氏が言っていたとおり、音がタイトになったのがすぐにわかった。ジーメンスのECC82は他の12AU7管ファミリー(6189など)と比べて出力の立ち上がりが早いのが特徴だそうだ。フォーカス感もデジタル機に負けないぐらいになったので、このまま使おうかと思ったのだが、数曲聞いた時点で聞き苦しくなってきた。結局、聴き心地の良いRCAの12AU7(黒プレート)にまた戻した。でも、真空管を取り変える度に本当に音が変わるのがわかるのには驚いた。楽しみではあるが、う〜ん、気がついたら真空管が4本も手元にある...(^^;

 2000年12月19日(火)

<<GC16投与DV−S9編その2>>

GC16を仕込んだ直後は効果の程が「?」だったDV−S9だが、翌日あたりからその画に艶が出てきたように感じる。「ノイズが激減」とか「色合いがフィルムっぽくなった」と言うような大きな変化ではないが、画像がはっきりとしたように感じる。もちろん気のせいかもしれないが...

 2000年12月17日(日)

<<GC16投与自作CDP編>>

掲示板で話題の(と言うか、一人で盛り上がってるだけだが...)グリーンカーボランダム#16(炭化珪素系の砥石粉で、電磁波を吸収して熱に変えると言われる...以下、GC16)を自作真空管CDプレーヤTU−876CDに取り付けてみた。まず、電解コンデンサーの上にエポキシ樹脂接着剤で直接貼り付けた。次に、発泡ポリエチレン両面テープ(5cm×10cm)に接着剤を介してGC16を貼り固めたものを、基盤部とトランス、真空管部の間の板に貼り付けた。さて、その効果だが確かに変化が確認できた。特に、パーカッションや効果音などが良く聞こえ、音の粒がはっきりとしたようだ。例えば水滴の音などがとてもみずみずしくなったように思える。実は、TU−876CDではこの音が自然に聞こえなくて不満を持っていたのだ。決して劇的な変化ではないので、これをわざわざやる価値があるかどうかは?だが、ひょっとすると元に戻すと不満を感じるのかもしれない。

<<GC16投与DV−S9編>>

とりあえず自作CDでは「効果有り」となったので、今度は意を決してDV−S9にもやって見た。でも、さすがにDV−S9には直接接着と言うのは怖くてできないので、電解コンデンサーには円形に切った発泡ポリエチレン両面テープにエポキシ樹脂接着剤でGC16を固めたものを貼り付け、電源部、ビデオ部、オーディオ部それぞれの仕切り板には長さ10cmの発泡ポリエチレン両面テープの両面にGC16を貼り付け、ポリエステルフィルムでサンドしたものを端子部寄りに貼り付けた(どちらもすぐに取り除くことができまる...)。さて結果は...ん?なんかようわからん...(^^; 決して悪くはなっていないのだが、ノイズが減ったわけでもなさそうだし、音が良くなったわけでもないし、どうなんだろう? と言うことで、こちらはもう少し様子を見てみることに。

<<自作CDP改造>>

GC16の効果の確認後、TU−876CDの改造を行った。具体的内容はtoyさんに頂いたAVビレッジのバックナンバーの記事どおりで、C8、C9をタンタルコンデンサーに、C12、C13をASCポリプロピレンコンデンサーに、R7、R8を1/2W型に取り替えた。今回はニチコンの低インピーダンス・コンデンサーのみ入手できなかった。改造の結果だが、すべての面で音のグレードが上がった。特に低音部の音像がハッキリし、また高域の抜けが良くなった。今回あわせて、シルバニアの6189とRCAの12AU7(黒プレート)の2本の真空管も手に入れたので、交換して音を比較してみた。それぞれの差は微妙な物だが、私の好みでは、RCA>シルバニア>JAN6189(純正)となった。これにはRCAの黒プレートに希少価値があると言う精神的要因も大きいかもしれない。しかし、真空管は標準で、エージングが100時間必要なのに寿命は1000時間と言うらしいが、いかがなものか...(^^;

 2000年12月11日(月)

<<Fケーブルか、同軸か>>

TU−876CDとアンプ間のピンケーブルをFケーブルから同軸ケーブル(3C2Vとカナレの圧着RCAコネクタ製)に変えてみたところ不足していた高域の抜けと音場の広がりが得られた。この同軸ケーブルはAVプリとアンプの間に使ってみたが、迫力と音場の広がりが不足したのですぐにFケーブルに戻してしまった物だった。映画にはFケーブル、音楽には同軸と言う事なのか?

 2000年12月10日(日)

<<自作CDPをちょっと対策>>

銅板で自作したTU−876CDの底板に指紋が浮いてきた。やはり防錆スプレー程度ではダメなようなので、ホームセンターでアクリル樹脂スプレーを購入。あらためて除錆剤にて洗浄後、スプレーで皮膜をつける。1時間程度で固まったと思ったがこれが意外と柔らかく、組み立てるといたるところキズだらけとなってしまったが、外観よりも防錆が目的なので、良しとする。この際に合わせて、ドライブの防振の為に、底板の間に鉛製オモリをサンドイッチした。低音の量感が増してきたが、高域の抜け及び音場の広がりが相変わらずイマイチだ。やはり回路を触らねばならないのか?toyさんからの郵便(AVビレッジ誌の改造記事)待ち。
スクリーン両サイドに見えるブルー管の焼けが気になるので、3管本体をあと10cm後方に移動した。あわせてスクリーン上下でピントが少しずれるようなので、3管前方に薄いベニア板をかましてみた。ピンとのずれはまだ多少気にはなるがかなり改善された。調整はいつもの手順どおりだが、投射距離を長くするにつれて調整しやすくなっているような気がする。もちろん慣れもあるのだろうが、1272QJは100インチがデフォルトと言う事も関係しているのか?

 2000年12月7日(木)

<<自作CDPのチューンアップ>>

とりあえず、手っ取り早いところ(私にとっては...)で、底板とCDドライブフタの銅板化と、電源ケーブルの交換をやってみた。
まずは、底板の交換。1mm弱の鉄板製を5mm厚の銅板に交換した。ついでにプラスチック製の脚を径40mm、厚さ10mmの円筒形鉛製つり用オモリと交換。これだけでも約2kgの重量負荷となったが、CDドライブは底板に直付けではないので、制震のためにはドライブと底板との間に何かをつめる必要がありそうだ。
CDドライブのフタは、同様の5mm厚の銅板を純正のアクリル板と鉄板の間にはさみこませた。CD側の面は反射防止のため黒いシール(もともとの鉄板は黒塗装...)を貼り付けた。これは直接CDドライブの制震に役立つ物と思ったが、どうしてもガタができてしまうので、何か工夫が必要だ。これで、底板とあわせて本体の重量がほぼ倍になったことになる。
電源ケーブルは純正の物が細いコードだったので、2.0スケアのビニルキャブタイヤコードに交換した。本体に極性が記載されておらず、私自身聴き分けも出来なかったので適当につないである。プラグは3Pもの。
効果の程は、低音側が豊かになり、またしまりも出たようだ。ただし、高域の伸びと音場の広がり感は相変わらずイマイチのようだ。まだ合計稼働時間が十時間程度なので、これからのエージングによってどのように変わるか楽しみである。

 2000年12月5日(火)

<<自作CDPの音は?>>

TU−876CD完成後からエージングをしておいても良かったのだが、寝ている間に火でも吹かれると困る(自分を信用していない...(^^;)ので、本日帰宅後からの電源投入である。しっかりとは鳴っているようだが、さすがに値段相当の音である。高域の伸びは足りないし、音の広がりもイマイチである。ただし、低音は結構しっかりと出ているようだし、本によるとエージングによって化けるそうなので今後が楽しみだ。また、自作機の場合、部品を好きなように取り替えて音の変化を楽しめると言う魅力もある。特に真空管の交換はソケットに乗せかえるだけで手軽なので、近いうちにやってみようと思う。とりあえず、近々に電源ケーブルの交換と、底板とCDドライブのフタの銅板化(板厚5mm程度)をやってみようと思う。

 2000年12月4日(月)

<<真空管CDPキット>>

オーディオクラフトマガジンVol.3の記事を見て突然CDプレーヤーを作ってしまった。エレキットの真空管ステレオCDプレーヤーキットTU−876CD。実は私のホームシアターにはCD専用機が無く、とりあえずDV−S9を使っているので何か面白い物がないか物色はしていたのだ。デジビの読者訪問の記事で、評論家が自作&改造したこれを持ち込んで良い結果を出していたのも動機の一つなのだが...記事を信じて買ってしまう自分もどうだか...(^^;
本では2日コースになっていたが、決して器用ではない私でも一晩で作れたのだから、たいして難しい物ではない。早速動かしてみたところ、特に問題なく動作したが、夜中になっていたので試聴は明日以降に。

 2000年11月26日(日)

<<YAMAHAのNS−10MとKB−88ESの比較>>

友人よりYAMAHAのNS−10Mスタジオモニタを借りる事が出来たので、現在のKB−88ESと比較してみた。実はKB−88ES導入初期にも一度比較した事があったのだが、そのときには...
「NS−10Mは整理された整然とした音と言う印象に対して、こんぶ88はすべての音が出てしまっているという感じ。これは好みによって評価は分かれるところであろうが、友人の評価も、中域から低域についてはこんぶ88の方が勝っていることについては同じであったが、低域のタイミングが少し遅く感じたそうだ。」(「VPH−500XJ導入日記」2000年4月22日(土)より)
...という感想だったので、それ以降の改造&調整でどのように変化したかを確認した。
まず、音色の違いはユニットの違いからも当然だが、以前ほど音のまとまり具合に差は感じられなくなった。ただし音楽を聴いた場合、KB−88ESの方が中〜低域が勝っているため、ピアノやギターが少し奥の方に定位して聴こえるようだ。その分、NS−10Mではベースがかなり奥の方に定位して聴こえた。これは映画「Matrix」のチャプター29の銃撃戦を見た場合、KB−88ESではNS−10Mよりもバックの音楽が聞こえにくいと言う現象にも見られた。ただし、これはKB−88ESの方が銃声や爆発音の迫力があるということでもあるが...私の感想としては、映画を観るにはKB−88ESの方が私好みであり、また音楽を聞く上でも以前よりは差が縮まったと言う印象をもった。
次にかねてからの課題である中域の飽和感だが、いつもの小野リサの「RIO BOSSA」2曲目を聞いてみると、強弱の違いはあるがNS−10Mでも同じ箇所で飽和感が感じられた。どうやらこれはスピーカーに起因する物では無さそうだ。と言う事はやはり次には「部屋」が怪しいのだが、サイドの壁を触りながら聴くと、飽和感を感じる箇所で壁が大きく振動する事がわかった。つまり、中域の飽和感の原因は壁の共振ということなのか?

 2000年11月15日(水)

<<ホワイトバランス他の再調整>>

投射距離の変更に伴い、フォーカス感と色合いに変化が生じたので再調整を試みた。
まずフォーカスについては大体合っているようで、問題はレジ合わせの方にありそうだ。先日はビデオエッセンシャルのモノスコパターンによるレジ合わせを行ったが、画像範囲の形(16:9の長方形)が歪んでいたため細部のレジがずれており、フォーカスがずれているように感じたみたいだ。ビデオエッセンシャルのタイトル20−1の画像の外枠を表示し、グリーンのZONE調整にて16:9の長方形を整形し、それからレジ合わせを行ったところ、予想通りフォーカス感が向上した。
次に色合いについてだがホワイトバランスを再調整してみた。これもビデオエッセンシャルのグレイパターンを利用した。BIAS、GAIN共々、以前のセットに比べてグリーンが大幅に、レッドが少々値が小さくなった。結果、薄いベールが取れたようにずいぶんと見やすくなった。移動前に比べて投射距離が2割程度長くなったわけだが、光量の稼ぎにくいB、R、Gの順に色合いが弱くなっていたのだろう。またこの順にブラウン管が劣化しているとも言えるのだろうが...

 2000年11月12日(日)

<<スクリーンのインチアップによりレイアウト変更>>

スクリーンを80インチから90インチ(OSの4:3ホワイト(マット)掛図式)にインチアップした。
まず、3管の下に15cm程度の自作の台を入れ、背後の壁いっぱいにまで下げたが、これで投射距離は250cm程度で取説値の約−5%になる。通常90インチではCRTスペーサーのサイズをSからMに取り替えなければならないが、今回の投射距離が86インチ相当なのでギリギリSサイズのままでもいける。(中古購入なのでMサイズは別途購入になるところだった...)各色のレジ値を工場出荷値に戻し、大まかなフォーカス調整の後、スクリーンを各色のほぼセンター辺りに吊った。そして、内部信号にてデフォルトのレジ調整を行い、メモリーに登録後、ダブラーを通した「ビデオエッセンシャル」の画像を外部入力し、16:9にサイズ調整し、この画像の下端がスクリーンの下端になるように吊り直した。あとは例の「裏わざ」で「ビデオエッセンシャル」のモノスコパターン画面を表示しながらフォーカス微調整と16:9のレジ調整を行い、16:9、4:3それぞれのサイズ微調整を行って調整完了。
たった10インチのインチアップだが、結構大きくなったような気がする。とりあえず今の部屋ではこれが限界の大きさだ。ただし、投射距離が長くなった為に少しフォーカス感が悪くなった気がする。また、色合いが少し変わったようなので、ホワイトバランスも含めてもう一度調整し直す必要がありそうだ。反面、ブルー管のジャストフォーカスに伴う全白画面の色ムラが少なくなった。また、80インチの時と比べてレジ合わせが合わせ易く感じた...横方向を圧縮しての4:3画面の色ずれも小さくなったようだ。これはこの3管が100インチデフォルトの設定になっている為だろうか。
これで3管の背後あるいは上(^^;というベストの視聴位置はなくなったわけだが、3管横のニーチェアXでの鑑賞もなかなか快適なものである。

 2000年11月11日(土)

<<めがねインレットで電源ケーブル作成>>

SH−AC500Dの電源ケーブルがあまりにも貧弱なので、キャブタイヤを用いた電源ケーブルの自作を検討したが、機器側のプラグが2Pなのでインレットが見つからずあきらめていたのだが、掲示板を見たkomeさんという方から2個譲っていただけた。
早速このめがねインレットと2.0スケアキャブタイヤケーブルで電源ケーブルを作ってみた。2.0スケアでは、流離の旅人さんが心配されていたように半田ごてで口を広げたりしなくてもフタを閉めることができた。端子の穴にも線をすべて入れることができたし、ハンダ付けも難なくできた。フタをねじ締めした後、インレットとケーブルの結合部分あたりをブチルゴムで巻き、その上を熱収縮チューブで固定した。プラグはホスピタルグレードではないが、3極ものにした。SH−AC500Dに装着した結果だが、私の耳で聴き分けられるほどのたいした違いは無いようだが、こころなしか高音部の繊細さがアップしたように思った。
...が、エージングのためしばらく鳴らしっ放しにしておいたら、KB−88ES専用台の効果と相まってか、なかなか良くなってきた。AVプリとしてSH−AC500Dを使いはじめてから、低域のパワーアップには満足していたものの、反面高域の繊細さが失われたように感じていたのだが、これが戻ってきたように感る。またかねてより課題の中域の飽和感も弱まってきたようだ。レイアウト変更、寝袋による吸音、専用台、めがねインレット電源ケーブル等のどの対策が効果があったかは定かではないが、だんだん良い感じになってきたみたいだ。

 2000年11月9日(木)

<<KE−88ESの専用台>>

新潟の某掲示板(^^;では新KB−88ESで盛り上がっている中、今さらながらKB−88ESの専用台を作った。スクリーンのインチアップにともない、視聴位置を少し高くするのに備えてKB−88ESを持ち上げてやるのが目的だ。完成サイズはこんぶさんの掲示板の過去ログを参考にさせてもらった。フローリングのための砂利は「10mm」と表示のある自然石(18kgで1000円)を使った。半分は余るかなと思ったが、こんぶさんの言うとおり、15kg程度入ってしまった。使用した結果、レイアウト変更の効果もあいまってか、かねてから課題にしていた中域(女性ボーカルの低音部)の耳障りな飽和感が減少したようだ。
あわせて、KB−C88もコンクリート製ブロックで12cm程度持ち上げた。

 2000年11月8日(水)

<<ニーチェアX購入>>

新潟のGinkageさんのページで見て気になっていた快楽(変な意味じゃなくて...(^^;)椅子、ニーチェアXを購入した。Ginkageさんに問い合わせたり、ページを検索したりしてリサーチしていたのだが、ネット販売先の丸正家具がなんと職場から車で10分程度のところにあることがわかり、早速見に行き、その場で買ってしまった。折りたたみ椅子なのだが、これが結構良いのである。どちらかと言うと、「折りたたみできる安楽椅子」と言った感じだろうか。キャンバス地のシートが背中から頭にかけてフィットする...こりゃ、映画観ながら寝ちゃうかもしれない。

 2000年11月4日(土)

<<夜中のレイアウト変更>>

夜に突然思い立ってレイアウト変更してしまった。大きな変更点はスクリーン右側にあった二重式の大型本棚と後部右コーナーにあった本棚を隣の部屋に移動したこと。理由はフロント左SPは横に壁が無いのだが、右SPは本棚のガラス扉に音が反射してしまい、どうしても右chが大きくなってしまうからだ。本棚が大型なので動かす事に億劫になっていたのだが、小さく分解できる事に気付き(なぜ今まで気付かない...(^^;)一念発起した。でも、やっぱり疲れて背中がパンパンに張ってしまった。結果、マシにはなったがまだ不満...結局SH−AC500Dにてバランスを一段階のみ調整し、大変良くなった。
もう一つの理由は、スクリーンを80インチから90インチに変更するため。どうせなら100〜120インチと行きたいところだが、6畳部屋+αではいたし方無し。スクリーンのインチアップのために3管を後ろに移動するとリア用アンプを置け無くなるので、後ろコーナーの本棚(これは小型)の空き場所に、センター、リアそれぞれの近くに設置していたTA−F222ESJを置いた。スクリーン入荷はこの週末の予定だ。しかし、10インチアップでこんなに手間&費用がかかるとは...(^^;

 2000年11月1日(水)

<<天板のオモリに自然石板>>

DVDやCD等の回転物には振動を抑えるために天板にオモリをのせると良いそうだが、私もDV−S9の上に鉛のインゴッド2本計4kgをのせている。本当はもう少しのせたい(塾教師さんによると7kg程が良いとか)所なのだが、この鉛のインゴッドが結構値段が高いのでそのままにしてたが...
以前リアスピーカーの下に敷いていた30cm角の自然石板が余ってしまったので、1枚はセンターのKB−C88の下に敷き、もう一枚は部屋の隅に転がったまま...試しに重さをはかってみたら、なんと7kgジャスト。さすがにそのまま天板の上に置くのは憚られたので、薄い耐熱塩ビを1枚はさんで置いて見た。う〜ん、なかなかいい具合。余った鉛インゴッドは、SH−AC500Dの上に。

 2000年10月30日(月)

<<SH−AC500Dで問題点発覚>>

SH−AC500Dについて問題点判明。DV−S9をデジタル接続してCDを再生した時、1曲目の頭の1〜2秒ぐらい音が出ないのだ。メーカーのパナソニックに問い合わせたところ、これは信号がDD/dts/PCMのどれか判別している時間で、仕様だからどうしようもないと言われてしまった。そんなもんかい...(^^; SH−AC500DのDACにはあんまり期待はしていなかっただが、なんか悔しい...

 2000年10月28日(土)

<<TA−F555ESJ到着>>

TA−F555ESJが無事到着。大変きれいな外観にひとまずtoyさんに感謝。早速フロントのTA−F222ESJと交換してCDを聴いてみる...低域が一層力強くなり、また不足気味だった高域の繊細さ(情報量が増えた?)が戻ったようだ。う〜ん、いかにも高級(我が家では...)アンプって感じ。こんなに良い機械を譲ってくれたtoyさんに改めて感謝。
外したTA−F222ESJをセンターに回し、5.1chで映画を観てみる。「MIB(dts)」のサウンドが低音バリバリのド迫力になり、「海の上のピアニスト」のレコーディング場面のピアノの音が凄くきれいになった。

 2000年10月26日(木)

<<さよならSTR−V828X、こんにちはSH−AC500D>>

STR−V828Xが売れた。なんとお相手は隣の町の人とは...(^^; 車で引き取りに来ていただき、その場でスッキリ現金取引。
予約を入れていたデジタルサラウンドプロセッサーSH−AC500Dを購入。早速2台のTA−F222ESJ(フロントとリアで、センターはファントム)に接続してみたところ、STR−V828Xと比べて低域がボリュームアップしている事に気が付く。但し、幾分高域のデリケートさが無くなったような気がする。これと、全体的なバランス調整が今後の課題のようだ。ノイズのほうはかなり小さくなったので、こちらの方は大成功だ。
ヤフーオークションでセンター用にTA−F333ESR入札したが最低落札価格に届かず...なんとそのお相手があのtoyさんだったことが判明。早速水面下で交渉の結果、上位機種のTA−F555ESJを奨められる。予算を軽くオーバーするので迷ったが、購入する事に決める。

 2000年10月24日(火)

<<SPからのノイズの原因>>

こんぶさんよりメールをもらう。プリメイン自身の残留ノイズも多いが、確かにプリメインのF7ESとパワーの330ESでは330ESのほうが半分くらいのノイズとのこと。但し、F7ESでも1mくらい離れると全く聴こえないそうなので、私のところの場合とは違うようだ。やっぱりSTR−V828XとTA−F222ESJの組み合わせが怪しいか?

 2000年10月23日(月)

<<SH−AC500Dを検討>>

なんとこんぶさんもSH−AC500DをAVプリとして使っておられる事が判明...と言うか、ずっと前からこんぶさんのページに書いてあったのに気に留めてなかった...(^^; 電源コードを3.5スケアのキャブタイヤに、脚を鉛にして重りを乗せるとすごく良くなったらしい。運良く店頭処分品を見つけていた(どうやら生産終了の模様...)ので、明日にでも押さえてもらうことにする。

 2000年10月21日(土)

<<アンプをどうするか...>>

AVアンプのプリアウトとプリメインアンプをつなぐとノイズが出やすいという書き込みをWEBで見つける。そう言えば、特にフロントのKB−88ESからのノイズが気になっていたのだ。はじめは長く伸ばした同軸ピンケーブルの成果と思っていたのだが、試しに短い物に変えても同様であった。対策としてはAVプリかパワーアンプに交換か?と思っていたところ、こんぶさんの掲示板で、私の掲示板にも着ていただいているtoyさんがSH−AC500D(サラウンドプロセッサーでAVプリとしても使えそう...)を個人輸入で安く入手された書き込みを見る。この価格なら検討してみる価値あり。

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