recokin's room



レコキンのホームシアター覚えが記 その3

since 2001/12/23

この覚えが記のご感想や、「そりゃちゃうでぇ!」というダメ出しを、「3管式プロジェクター掲示板」にぜひお書き込みください。(この文章をクリックすれば掲示板に飛べます。)

注意 : ここにかかれている内容は、私自身が多くの方にご指導を頂き実際に行った内容ですが、1272QJも含めて、すべての方の3管に適応する内容とは限りません。特にグリーン管の調整やスクリーン電圧調整VRなどの特約店用マニュアルでは触らないように指示されている部分の調整も含んでいますので、もしここにかかれている内容を実施したことにより何らかのトラブルが発生しても私は一切何らの責任も負いかねますので、ご了承の上お読みくださるようお願いします。

最近のレコキンシアター風景

 2003年5月6日(火)

<<AVプリROTEL RSP−976導入>>

AVプリとして、ROTELのサラウンドサウンドプロセッサーRSP−976を導入した。恥ずかしい事にROTELが日本のメーカーである事も知らなかったのだが、海外向け品(実は少量が国内流通したらしい...)の中古を非常に利口に譲ってもらえる事になった。現行のPanasonic SH−AC500(オペアンプLcaudioAD825搭載)も非常にコストパフォーマンスに優れた機械(米のサイトでも高評価を得ている...)で、特に不満は無かったのだが、RSP−976はdtsでかなり勝っているとの事。
購入の決定は音を聴いてからということにしていただき、先ずは物を送ってもらった。早速、SH−AC500と入れ替えてdtsのチェックに使っているdtsサンプル盤の「プライベートライアン」を視聴したところ、その銃弾の音が私の理想の物であったため、即購入を決心した。パナでは、この身体に突き刺さるような音が出せなかったのだ。前のオーナーさん談では、DD5.1chはSH−AC500改と大差は無いかも...と言うことだったが、購入を決めた贔屓目と言うわけではないが、そのDD5.1chはもとより、信号をスルーしているだけの外部5.1ch(BSデジタルチューナーから...)までサラウンド感が増したように感じる。前のオーナーさんはRSP−976のデジタルボリュームをそのまま使っておられたようだが、私はSH−AC500同様にデジタルボリュームはMAXの状態にして、0dbプリアンプ内蔵6chボリュームボックス側で音量を調整しているので、このあたりのアドバンテージもあるかもしれない。
現在の不満としては、なぜか電源を入れるたびに音量が「70」になってしまうので、常に「MAX」に設定しておきたい私には不便である事と、ソースごとの入力切替ボタンに「5.1ch input」を振り分けられないので、入力を切り替えるたびに、別に「5.1ch input」ボタンを押してやらないといけないことの2点である。取説(英語(^^;)を読む限りではこれの解決策は無さそうである。とりあえずは、電源を入れるたびにボリュームをMAXにする癖付けと、学習リモコンに必要最小限のキーを記憶させて、これを使う事で回避(と言えるのか?...)している。

 2003年4月24日(木)

<<テストパターンジェネレータで微調整>>

1125i信号を入力した状態で、3管の内部信号(4:3)にてレジ調整を行っても、入力信号を表示すると16:9表示となるのでレジが微妙にずれてしまう。対策として、外部入力信号(16:9)を裏技で表示しながらレジ調整をすればよいのだが、1125iでモノスコ画像というのがどこにも見当たらない。HTPCでPwerStripを使って1920×1080インタレース信号を出そうとしたのだが、現在の組み合わせではうまく出力する事が出来なかった。
困っていたら、先日のスクリーン設置の際にアルミフレームを紹介してくださった、にっぽさんからエクストロン社製のテストパターンジェネレータ「VTG200」をお貸し頂ける事になった。(いつもいつもお世話になっておりますm(_._)m)届いてみると、「Extron」と白い刺繍入りの専用キャリングケースに入った、如何にもプロ仕様の、なんとも高価そうな機器であった。壊してしまわないかビビリながら、先ずはPC用のディスプレイにVGAでつないでみて、使い方のお勉強。実は説明書が一切付いていないのだが、にっぽさんによると、ボタンは4個しかないので何とかなるとのこと(^^;とりあえず、なんとかなった。ただ、プリセットしてあるハイビジョン用の信号が「HDTV 1920×1035 33.75kHz 60Hz」なのがちょっと心配だったが、1272QJにRGB入力してやると、BSデジタル用のメモリブロックにしっかりとクリップした。PC経由で任意のテストパターンを作るソフトも用意されているらしいが、ちょっと面倒そうだし、とりあえずBSデジタル用のメモリブロックに反応したのでこのままで良しとした。信号を入力した状態でTESTモードの外部入力信号表示モードにした瞬間、あまりのレジのずれ方(ちょっとオーバーだが...)にビックリしてしまった。これではハイビジョン本来の画は見れるわけが無い。早速モノスコパターンを使ってレジの微調整を行ったが、一番細かいモノスコパターンを使ったためか、結構梃子摺った。1272QJのZONE調整では一部妥協せざるを得ない部分もあったが、とりあえず一区切りつけてBSデジタルの画を表示したところ、調整前とは見違えるような画が出てきた。本当に基本なのだが、レジが合うと画の奥行き、立体感が出てくることを再認識した。しかし、一度この画を見てしまうと、再調整のたびにこの装置が必要になってしまう...毎度お借りするわけにも行かないので、いずれHTPCから1125i(1080i)信号を出せるようにしなければいけない。

「後日談その1」
にっぽさんによると、「HDTV 1920×1035 33.75kHz 60Hz」も走査線数は1125本だとのこと。ただ、有効走査線数と画素形状が違っているらしい。ということで、この信号で全く問題無さそうだ。

「後日談その2」
「HDTV 1920×1035 33.75kHz 60Hz」はアナログハイビジョンの規格と判明。デジタル(1920×1080)も同じ走査線数1125本だが、有効走査線数が、アナログは1035本、デジタルは1080本と違う。

<<怒涛のBSデジタル機材導入>>

別に不景気によるストレス発散(^^;と言うわけではないが...BSデジタルチューナ導入以来、立て続けに関連機材を導入してしまった。
まずはBSデジタルハイビジョン放送対応レコーディングハードディスク、アイオーデータの「Rec−POT」。「i.LINKがダメダメ」という噂にもかかわらず、せっかくソニーのチューナを買ったんだからというわけではないが、是非入手したかったアイテムだ。i.LINKでつなぐだけで、EPG予約を初めとする全ての操作はチューナ側から行えるのだが、EPG予約は良しとして、再生操作がいただけない。チューナのリモコンには再生に関するボタンは「再生」と書いてあるボタン一つしかなく、残りの操作は、このボタンを押して表示される画面上のボタンをリモコンの矢印キーでいちいち選択して決定キーを押すという、全く実用に値しない操作方法なのである。また、本体の各表示ランプが明る過ぎる。調整や表示オフ機能が無いので、何かで隠してやる必要がある。再生される画については全く問題無く、当然のことながら、チューナからのリアルタイム表示と全く同じ画を見ることができる。しかし、前述の操作性の悪さは如何ともしがたく、またHDモードの録画時間が約7時間なので、何本もの映画を保存しておく事は出来ないので、用途としてはかなり限られる...なんて、買う前からわかってはいたのだが。実際、録画しても1度見たらもう見ないと言う番組が多く、また保存したいわけじゃないが、とにかく1度見てみたいなんて映画も多いわけで、どっちかと言うとそっちの方が多いかもしれない。そういう番組&映画を録画するにはこのRec−POTは持って来いな訳である。
しかし、映画の長期保存にはやはり別のメディアが必要。ブルーレイディスクレコーダが発売された今ではあるが、やはりコストパフォーマンスを考えたらD−VHSであろう。その中でも現在、最も店頭価格の安い三菱のHV−HD500を購入した。これはMPEGエンコーダ/デコーダ非搭載で、BSデジタルを除けばタダのVHS機なのだが、HDレコーディングのみの用途ではこれで十分。ただし、SONYのチューナDST−BX500はi.LINKのみではD−VHSをコントロールできないという致命的な問題がある...のだが、アナログ録画用の「AVマウス」というデバイスを併用すればEPG録画も出来てしまうのである。また、テープメディアとしてS−VHSテープも使えてしまうと言う裏情報(ほとんど表情報?...)もある。確かにD−VHSテープは安くは無いので、これがうまく行けば一層コストパフォーマンスが良くなるのだが、保存性能や機器への悪影響も皆無ではないような気もするので、これについては追って試してみる事にする。
DST−BX500とD−2001間は、か細いD端子ケーブルでは心許無いので、D端子−RCA変換ケーブルを作ってみた。D端子(EIAJ RC−5237準拠)はPCのSCSI規格やFA機器の接続に用いられるIEEE1284規格用ハーフピッチコネクタの14ピンものを流用できるため、これに短い3CFV同軸ケーブルをはんだ付けし、他端にRCAメスコネクタを取り付けた。これに5CFV同軸ケーブル製のRCAケーブル(3m)をつないだ。1.5mのD端子ケーブル(SONY製)との比較でも、色乗り等良くなった気がするのは贔屓目以外の何者でもないかもしれないが...

 2003年4月11日(金)

<<遅ればせながらBSD導入>>

BSデジタルチューナ導入をしていなかった理由はふたつ。先ず一つ目は、パソコン用のBSデジタルチューナボードで体験してみても魅力的な番組がほとんど無かったこと。勿論WOWOWのHD映画は魅力的だが、放送よりもDVDリリースの方が先なので、見たい映画はDVDを既に持っているということになるわけで...二つ目は、今年末に放送開始予定の地上波デジタル放送である。大阪も予定に入っているので、京都で受信できるのであれば、地上波+BSデジタルチューナの発売を待って購入した方がお得だろう。ところが、地上波デジタルを受信できる範囲は当初かなり限定されるみたいで、例えば東京の場合は東京タワーの周囲10km程度なんて状況だとか?これでは大阪からの電波が京都で受信できるのはずっと先の話なのでは??...ということで、二つのうちの一つの障壁が取れてしまったので、急遽(^^;BSデジタルチューナの導入と相成ったわけである。
候補としては、パナのTU−BHD300とソニーのDST−BX500のふたつ。まずパナは「最新機である」「消費電力が小さい」「D−VHSとの相性が良い」、対してソニーは「5.1ch出力付き」が魅力であるが、D−VHSが使えないのは致命的であり、パナとYAMAHAのAACデコーダの組み合わせに決めようかと思っていたところ、「パナは輪郭に癖がある」「AVマウスを使えばD−VHSも使える」との情報が入ってきたため、結局ソニーを購入した。
とりあえず、手持ちのD端子ケーブル(1.5m)でD−2001の入力2につないで3管で映してみたところ、さすがに綺麗な画だ。当然レジはズレているので、1125i信号を入力した状態で、3管の内部信号にてレジ調整を行ったが、入力信号を表示すると16:9表示となるのでレジが微妙にずれてしまう。そう言えば以前、3管掲示板で1125iでモノスコ画像は無いか?と言う投稿があったなぁ...いずれ解決策を見つけなければ。とりあえずは我慢する事にして、何か番組を見てみよう...おっ、BSHiで巨人−阪神戦をやってる。これは日頃TVで見てるのとは全く違う世界だぁ!と感動していたのだが、賢明な読者?の皆さんはお気付きだろう。よりにもよって、この日の試合ときたら...ちなみに私は京都在住なので、どこの球団のフアンかは容易に想像つくであろう。記念すべきBSデジタル導入初日でありながら、深〜く落ち込んだのは言うまでも無し...(ToT)/~

 2003年4月3日(木)

<<シェード+光洩れマスク+防音カバー作成>>

HiVi誌3月号の特集に書かれている(らしい(^^;クドイ)残りの2つの対策、「シェーディング対策短冊」と「黒の締まり向上マスク」だが、まずは「シェーディング...」。これはもう一つイメージがわかないのだが、どうやら黒色の短冊を投射レンズの周りに巻きつけるということらしい。モノクロ画面でスクリーンの隅にいろムラがある場合は効果があるということらしいが、特にこの問題は発生していないし、試しにレンズの周りを紙で覆ってみたが特に変化は無し。次に「黒の締まり...」だが、当初HTPCをスクリーンの対面(と言っても3管の下なので3mは離れていた...)に置いていたら、電源オンのパイロットランプのわずかな光がスクリーンに映り込むので、向きを変えたと言う事があったぐらいなので、これは間違い無く効果あるだろう。しかし、単にレンズと前面パネルの隙間を埋めてしまうのは機内換気の面で問題がありそうだ。そこで、3管前面に付けている防音ダクト(2002年3月7日の書き込み参照...)を大型化して、フロントパネル全体を覆い隠し、3本のレンズのみ前面から見えるようにすれば、レンズとフロントパネルの隙間から洩れる光をシャットアウトできるし、レンズと作成するカバーとの間を筒状につなげばシェーディング対策(必要・不必要は別として...)にもなるだろう。実際、レンズとフロントパネルの隙間からは3管内蔵の換気ファンの音も盛大に洩れているので、防音カバーの効果も向上が期待できる。
今回もベースは0.5mm厚のABS材(黒)で前面パネルを覆うように箱型を作る。3つのレンズの部分はレンズの外形よりも5mmだけ小さく円形に穴をあける。この内側に発泡ポリエチレン両面テープを張り、その上にポリ製の段ボール材を貼り付ける。パネル下側の排気口に当たる部分には共振防止のためにブチルゴム両面テープとゴムシートを貼り付けるレンズ周りに当たる部分はスポンジ(ベースはゴム+アルミ薄板)を貼り付けて防音を図る。また、短冊状のゴムシートで円筒を作り、カバーの3つの穴の内側に貼り付けた。これがシェード対策&レンズとパネルの隙間への防音となる。
とりあえずこれをフロントパネルに仮止めして画を見てみたところ、確かに黒の締まりが良くなっているように感じる。おかげで、絞り板の効果で平板になったように感じていた画も立体感を取り戻したようだ。幾分色が濃くなったように感じるのも黒締まり対策の効果かもしれない。防音効果も、以前のフロントパネル下部のみに被せていた時よりも風切り音が小さくなっている。あと残る問題は、このカバーをどうやって固定するかだが、どうも良い考えが浮かばない。とりあえずはビニールテープでの仮止め状態で使う事にするかなぁ...見栄えは悪いけど(^^;

「後日談その1」
掲示板でお馴染みのかなさんからの情報によると、特集記事の中でも、絞りの幅は2〜3cmが適当と書かれてあるそうだ。こちらでの検証でも、確かに3cm以上だと暗くなりすぎて画が粗くなってしまう。(2cmでも、今まで気にならなかったノイズが見えてきて気になってきた(^^;ぐらいだから...)2cmが最適と言う結果で間違いは無さそうだ。

「後日談その2」
カバーの固定方法だが、3Mの「コマンドタブ」という、ポスターなどを壁に貼り付けても剥がす際に伸ばして引っ張り出せば綺麗にはがせるという両面粘着テープを使って、3管のフロントパネルに直接貼り付けることにした。これが結構強力で全くガタ無く固定できるのだが、謳い文句どおりで剥がす際は綺麗に跡形無く剥がせるのだ。この粘着テープは他にもいろいろと使いでがありそうだ。

 2003年3月30日(日)

<<外付けレンズ絞りによるフォーカス改善>>

HiVi誌3月号の特集「・3管式プロジェクターで使える高画質化テクニック」に書かれている(らしい(^^;)外付けレンズ絞りによるフォーカス改善を試してみた。(かなさん、情報提供おおきにです...)要は黒い紙でレンズ外径と同じ大きさのドーナッツ状の輪を作って、レンズの前に貼り付けるものだが、光学系で絞りを入れるとフォーカス・コントラストが上昇するという原理によるらしい。最近のハイコントラストなDLP機は絞り機構を搭載するのがトレンドになっているようだ。しかし、絞りを入れる分だけ当然、絶対光量は落ちるので適度なドーナッツの幅を見つける必要がある。そこで、0.5mm厚の黒色ABS(プラスチック)板で、外径(155mm)からの幅20mm/30mm/40mmの3種類の絞り板を作って、それぞれを投射レンズの上に嵌め込んでみたが、絞り効果は20mmでも確認できた。通常では暗めの画面の中にハイライト部分があると膨張してフォーカス感が悪くなってしまうのだが、絞りを入れるとこれが緩和される。これは3管側でBRIGHT値を下げた場合とは効果が違うようだ。また、画面全体でもフォーカス感(ハッキリ・クッキリ感...)が向上するようだが、これは好き嫌いがあるのでは?人によっては「平板になった」と感じて、好ましく思わない画になるかもしれない。私的には、これも良いかなと思うのだが...さすがに30mmや40mmでは画面が暗くなってしまい、画の質感もザラザラになってしまうので使えない。ということで、しばらくは20mm幅の絞り板を着用した状態で鑑賞してみることにする。

<<スクリーンのワイド投射用マスク(下側)の作成>>

スクリーンをワイド(16:9)として使う際のスクリーン下側のマスクを作ってみた。上側は以前よりハイミロンを垂らす事によって、ワイド画像対応にしていたが、布地下端の直線を出すために、硬質ペーパー製のL型アングル(スクリーン固定用に使ったアルミフレームが納入された際に使われていた梱包材)を使ったが、下側もこれを利用した。L型アングルなので十分な強度がるが、素材は紙なので簡単に穴を開けたり切断したり出来るし、重量も軽いので取り扱いも容易である。スクリーンのフレームにマスクとなるハイミロンを貼り付けたL型アングルをのせる固定具を取り付ける。とりあえずのテスト版としてダンボールで作ってみたが、見栄えは良くないが意外と具合が良いのでこのまま使うことにした。この固定具には2段のフックがあり、ワイド(16:9)の場合は上側のフックにマスクの横棒を固定する簡単な構造だが、その効果は絶大(特に字幕が見やすい...)で、何故もっと早くやらなかったのかと後悔したほどだ。

 2003年3月18日(火)

<<シアター部屋移転 その3>>

掲示板でのリクエスト(?)にお応えして、調整編をば...と言っても、今回はいたってノーマル。前の部屋では6畳間で無理やり100インチ(4:3)を設置したため、マニュアル値より20cm以上も短い投射距離での調整だったため、フォーカス、レジ共にかなり力技で調整していた。今回の部屋は広さに余裕があるので、マニュアルの規定どおりの投射距離で設置できたので、調整は比較的容易だったように感じる。1272QJをエレクタの上に置き、後方に木製ブロックを入れて13.4度傾けて、水平器で各所の水平を確認。フォーカス合わせを行った後、レジ値のメモリを工場出荷状態に戻すと、中央の水平ラインもほぼスクリーンのセンターと同じ位置になっていた。そして、まずはマニュアルの手順どおりに内部信号によってデフォルトのレジ合わせを行ってから、実際に使用する信号ブロックごとに裏技(「ZONE」等の調整モードで「TEST」ボタンを5秒以上押しっぱなしで外部入力信号を表示しての調整...)で微調整を行った。HTPCからは1024×768と1280×720の2つの解像度で、デスクトップに「crtat.exe」という「CRT Alignment Tool」ソフトでクロスハッチパターンを表示させて微調整した。マニュアルの規定値どおりに設置できたおかげか、以前よりもスクリーン上下のフォーカスバランスがが向上したような気がする。
16:9表示させた際の画面上部の輝線を隠すために、スクリーン上部にハイミロンを垂らしているが、今回は天井に直接ピン止めするのではなく、アルミフレーム運送時の梱包材として使われていた硬質ペーパー製のL型アングル(長さ2mm以上)を利用してスクリーン上部よりハイミロンを垂らした。これによって、以前よりも真っ直ぐに張る事が出来るようになり、見栄えも良くなったようだ。

 2003年3月16日(日)

<<シアター部屋移転 その2>>

VPH−1272QJは高さ80cmのホームエレクタの上に置いて水平投射していたが、その直前に座って、3管のビームがちょうど頭の天辺を掠めていく状態で余裕が無かったので、今回の移転の際に高さ1mに変更してみた。これで少々前寄りに座ったり、背伸びしても頭がビームを遮る事はなくなったのだが、水平投射であるから当然スクリーンの高さも1mとなり、以前よりも20cm上方を向く姿勢での鑑賞となった。これが結構辛いのである。無理の無い鑑賞姿勢はスクリーンのセンターが目の位置よりも下目と言う事らしいが、今回の設置は明らかにこれの反対である。ということで、結局元の80cmに戻してしまった。
フロントの3本のスピーカは床置きであるから、特に問題無く設置できたが、リアの2本のスピーカの設置で問題が発生した。当初以前のとおり天井から吊るす予定だったのだが、天井が石膏ボード製で、以前のようにタッピングネジ等を利用して簡単に吊るす事が出来ないのだ。ちなみにタッピングネジをねじ込んでも白い粉が出てくるだけで締まってくれないないのである。勿論、ホームセンターにあるような石膏ボード専用の固定部品を使えばかなりしっかりと固定する事も可能なのだが、ほとんどの物が石膏ボードにかなり大きな穴を開ける必要があり、気軽に位置を変えたりする事が出来ないのだ。ちょうど試聴位置の背面が高さ1m程度から出窓状になっているので、とりあえず暫定的にここにスピーカーを置いてみたら、高さ的にはこれが結構具合が良い。しかし、窓ガラスの直前に置いているため、ガラスが音を反射してしまうためか、左右のリアの音の定位が定まらない。また、ガラスがスクリーンから反射する光をまた反射してしまうため迷光が発生してしまう。勿論これは出窓の前のカーテンを閉めれば解決なのだが、そうするとリアスピーカをカーテンが遮ってしまうことになる。リアスピーカと窓ガラスの隙間にカーテンを吊るそうかとも考えたのだが、出窓直下の壁面も白色なので、これの反射防止のためにはこの部分にも何か対処してやる必要がある。そこで、別の部屋で使わなくなった天井から床までの丈の長いカーテンを吊るし、出窓も含めて背面の壁前面をカーテンで覆ってしまう。そしてリアスピーカのユニットの部分だけが顔を覗かせられるように、カーテンの端をクリップで持ち上げてやった。これにより背面からの迷光は対策でき、またリアスピーカからの音の定位も良くなった。フロントスピーカーからの音をカーテンが吸収することも良い効果となっているようだ。
スクリーン周りはハイミロン黒でしっかりと迷光対策を行った。ドアにかかる部分はドア上部にL型のブラケットを取り付け、これにハイミロンを固定して、ドアと一緒に開閉できるようにした

 2003年2月11日(火)

<<シアター部屋移転 その1>>

このたびシアター部屋を移転する事となった。面積は少し大きくなるのでゆったりと100インチを使う事ができるようになるのだが大きな問題が一つ。スクリーンを設置する側の壁面一杯に作り付けのクローゼットがあるために、壁面に直接スクリーンのパネルフレームを取り付けることが出来ないのだ。そこで先ず思いついたのが突っ張り棒を使う方法だが、丸いポールに四角いパネルフレームを固定するというのがどうもイメージがわかない。次に思いついたのがL型断面のアングル材。これならフレームをすんなりと固定できそうだ。マンテン社のジャンボファングルというアングル材はL型の堅牢な構造で、しかも2m以上規格があり、標準で突っ張り棒として使えるアタッチメントが用意されていると知り、これを使おうとしたが、なんと昨年末にマンテン社は倒産しており、新規の取り寄せはできないとのこと。
そこで3管掲示板で「お知恵拝借」をお願いしたところ、にっぽさんから工業用のアルミフレーム(アルミの引き抜き材)を用いる方法を教えていただいた。(にっぽさんをはじめ多くの方からアドバイスをいただきました。ありがとうございましたm(_._)m)これはアルミの角パイプにアリ溝が切ってあるもので、これに任意の位置にナットを入れて固定することができる。オプションの金具も多数揃っているので、ポールの上下にレベリングフット(ねじを回すことによって高さを調節できる脚)を取り付ければ、ツッパリポールと同じような使い方が出来るのだ。アルミ製なので軽量だが大変頑丈で、にっぽさんは3管(9インチ管(^^;)の天吊り金具もこれで作られたそうだ。たまたま私の家業が「ミスミ」という会社と取引があり、アルミフレームを扱っていたのでこれを採用する事とした。これは40mm角のもので、各側面に2本のアリ溝が切られている。ここに専用のナットを入れて、自作したL型ブラケットをボルトで固定し、これにマリブのパネルフレームを取り付けたアルミフレームの上下にはレベリングフットを取り付けて、突っ張りポールと同様な方法で固定できた。また、クローゼットの2枚の扉には前面に鏡がはめ込まれているが、さすがに悪影響がありそうなので、暗幕で隠すことにした。非常にガッチリと固定できたようだ。軟い壁にアンカーを使って取り付けるよりも堅牢に出来たかもしれない。

 2002年11月10日(日)

<<マザーボードをTUV4X/WOAに換装>>

実は1週間ほど前に、ASUS社のマザーボードTUV4X/WOAが手に入ったのでCUSL2−Cと交換してみた。ボードの交換自体は簡単に出来たが、合わせて行ったクリーンインストールで非常に梃子摺った。まず、WindowsMeインストールの最終段階でフリーズしてしまった。これは再起動できたのだが、CD−Rからバックアップしたドライバ等のファイルをHDDにコピーしようと思うと途中でフリーズしてしまう。しょうがないので再度HDDをフォーマットし直し、改めてWinMeをインストールしたが、やはりCD−Rからファイルを一度にコピーしようと思うと途中でフリーズしてしまう。そこでRadeonのドライバインストーラファイルのみをコピーし、インストールしたらうまく出来たが、インストール後の再起動でBIOS読込後何も表示されないまま止まってしまう。BIOS設定を確認したところ、AGP速度が「×2」になっていたので、これを「×4」にすると正常に立ち上がるようになった。CUV4Xでは「×4」がダメで「×2」ならOKと聞いたことがあったのだが、これの全く反対だ。ただこの後もCD−Rからたくさんのファイルを一度にコピーしようとしたり、USBフラッシュメモリからコピーしようとするとフリーズしてしまう。そこで、BIOSをあれこれ変えてみたり、スクリーンセーバーや省電力機能を切ったり、HDDのエラーチェック(完全)を実施したりしたが、そのうちフリーズしなくなった。このうちのどれが有効だったのかは不明のままだ。
換装直後の第一印象は特に大きな変化は感じられなかったが、1週間経過した現在では、確かにノイズというか、画面のジラジラが減ったように感じる。また、画が少しマッタリしたようにも感じるが、DVD、特に映画ソースを観る分には好ましい傾向と思われる。この辺りは巷での評判どおりで、換装した甲斐はあったと思われるが、システムの安定度としてはCUSL−Cに一歩譲るように感じるし、またキーボードを使っての起動、またこれを学習リモコンに記憶させての起動が出来なくなってしまったのは少し残念である。

 2002年10月29日(火)

<<RadeonLE銀単線フィルタカット>>

私のRadeon8500LEは5BNC化・フィルタカット・大型ヒートシンクでファンレス・GC16...とかなり手を入れており、現在のところ絶好調ではあるのだが、如何せん、数度のパターン浮き〜断線を経て、何時また断線して再起不能にならぬとも限らない。そこでサブのRadeonボードを物色する事にした。まず評判の良い7200だが、既にリテール版は市場に無く(あっても激高...)、サードパーティ製のバルク品も通販でしか入手できない(ハズレ品にあたった場合の交換等が面倒...)のでパス。安い9000LEは多く見つけたが、どれもDVI/S出力付きで、なるだけ余計な物が欲しいので、これもパス。結局、中古で手ごろなRadeonLEを見つけたので、これをこんぶさんに銀単線フィルタカット加工してもらう事にした。ちなみに、未加工品と8500LE改との比較では解像度、情報量、フォーカス感全てで8500LE改が勝っていた。今回は5BNC化はせずminiDsubのままとしたが、こんぶさんから送られてきたRadeonLE改をみた時、「あれ、改造して無い?」と思ってしまった。実は配線が基板の背面に施されていたのだ。相変わらずの綺麗な作業に改めて感心した。
早速、動作確認を行う。ドライバは最新ベータCatalystドライバ9068(8500専用)をそのまま使った。RadeonLE改にはAGPパルスカットボックスPG−EPAを取り付け、DIGI96/8には、このサイズ用に作った同構造のシールドケースを装着した。最初は明るい場面で少しノイズっぽいかなと思ったが、1時間程度経過でそれも収まり、艶っぽい画が出てきた。8500LE改と比べると、同じ画質設定パラメータの状態でも少し暗めの画になるようだが、それがかえって画に落ち着きを与えているようで良好である。また驚いたことに、RadeonLE改に換えた方が音が良くなった。DD5.1chの音の解像度と、特に横方向の回りこみが良くなったように感じる。これは8500LE改に比べて、RadeonLE改の消費電力が少ないために、サウンドボード側への電力供給に余裕が出来たからではないだろうか?今後のエージング効果も期待できるので、当分の間はこちらをメインに使って行こうと思う。

 2002年10月26日(土)

<<TheaterTekDVD1.5アップグレード>>

DVD再生アプリケーション、TheaterTekDVDがバージョン1.5にアップグレードされた。このバージョンからデコーダがRavisant社からSonicSolutions社(CinePlayer1.5の販売元)に変更された。早速ダウンロードしてインストールしてみた。まず、現状の1.2.83に上書きしてみたが、「Sorry, TheaterTek DVD was unable to intialize the Video Decoder」というエラーメッセージが出てきて、あえなく撃沈。そこで、一旦アンインストールしてオリジナルCD−ROMから1.0をインストールし、再度1.5を上書きインストールしたところ正常に起動した。(後程サポートフォーラムを覗いてみたら、インストールFAQに、1.2→1.2.83してから1.5をインストール...なんて書いてある(^^;大丈夫だろうか?...)
画質設定はデフォルト(10、100、0、100、1)のままで確認したが、確かに解像度・情報量がアップしているようで、顔の皺や衣装の細かな柄等が今まで以上に確認できる。フォーカス感も良好で、少し離れた人物像の滲みが少なくなったようにも感じる。反面、少しベタっと平板になったようにも感じたが、これは今後の画質設定パラメータの調整で変わって来ると思われる。
操作性では待望のスローモーションとコマ送り機能が付加されたが、スローモーションにするには早送りキーを5回押して、1.5×、2×、4×、8×...を経ないといけないので、狙った場所からスローモーションにする事が出来ない。出来れば独立したキーを割り当ててもらいたかったものだ。
いくつかおかしな動作も確認できた。先ずは、「恋に落ちたシェークスピア」のオープニングで、ユニバーサルのロゴ〜ミラマックスのロゴの直後で画面が固まってしまう。ここで一度TTekDVDを終了し、再起動してチャプター2まで飛ばして、そこから巻き戻しでミラマックスのロゴまで戻して再生すると、なぜか画面が固まらなくなるのだ。この現象は今のところ「恋に落ちた...」だけでしかみられていない。(掲示板によるとこの現象は私のところ特有の物らしい...)また、ソフトによっては日本語字幕が一部おかしくなるようだ。「恋に落ちた...」では字幕の周りに青色の滲みが発生し、「スパイダーマン」では字幕の最下部が少しだけカットされてしまうのだ。
ほかに、TTekDVDサポートフォーラムでも報告されている現象だが、早送り/巻戻し、およびチャプター送りを数回繰り返していると、緑色の点線状の格子が画面全体に現れる事があり、一旦これが現れると、PC自体をリブートしないと回避できなくなる。サポートフォーラムによると、これはドライバの持つDVXAでのバグだそうで、いずれドライバ側、あるいはデコーダ側で修正されるのではないか...ということだ。これらの不具合は通常の視聴ではそれほど気になるものではないが、鬱陶しい(^^;ので早期に改善されることを希望する。

 2002年10月19日(土)

<<グラフィックボード用シールドケース作成>>

HTPC掲示板の書き込み(ジャパンバリューのAGPパルスカットBOX「PG−EPA」関連...)を見て、アルミ板でグラフィックボード用シールドケースを作ってみる事にした。私のRadeon8500LEはファンレス化の為に大型ヒートシンクを取り付けているので、PG−EPAではスペースが取れず取り付けることが出来ないからだ。1.5mm厚のアルミ板をコの字型に曲げて、グラフィックボードと冷却用のダクトをまとめてスッポリと取り囲むようにした。固定の為に、古い基盤から、PCIボード差込部分の形状に切り出したものを利用した。これをAGPより2つ下の空きPCIスロットに差し込んで装着した。このシールドケースの使用で、画のノイズが幾分減り、暗部の沈み込みが増したように感じたので、このまま使う事にした。
...というのは1週間ほど前のことである。今日、久しぶりに行きつけのPCパーツショップを覗いてみたら、PG−EPAを売っていた。(この店にはジャパンバリュー製品は他には置いていないのだが、何故これだけが?...)売値が思ったよりも安かったので、思わず衝動買いしてしまった...使うあても無いのに(^^;流石に本家?の構造はうまく考えられており、確実にしっかりと取り付けられるようになっている。取り付けの際には上蓋を外して、先ず下側のボードをAGPバスの真下の空きPCIスロットに固定し、それから上蓋でAGPボードを挟み込みながらしっかりと固定する仕組みになっている。なお、上蓋部も下側ボードも1.5mm厚のアルミ2枚で高域電磁波吸収ゲルを挟み込む構造になっている。グラッフィックボードをRadeon9000LEのようなファンレスに買い替えた際にでも使えばいいかと思ったのだが、試しにPCIバスのサウンドボードに使ってみたところ、問題無く取り付くし、音も解像度、分離感が増したように感じるのでこのまま使う事にした。また、自作グラフィックボード用シールドケースも、PG−EPAをならって高域電磁波吸収ゲルを挟み込むように改造した。

 2002年10月9日(水)

<<Catalystドライバ(9066)で画質調整>>

改めて9066ドライバの画質を、これも定番の「ジャンヌダルク」で確かめてみた。オープニングの懺悔の場面などアップの画では立体感、くっきり度がアップしているように感じるが、ちょっと引いた画では違和感を感じる。どうも輪郭が不自然なようだ。以前よりRadeon8500は輪郭が強調され気味と感じていたが、ドライバを替えてから、よりそれが顕著に感じてしまう。特に引いた画では輪郭が2重に見えてしまう場合があり、結果解像度が落ちてしまったように感じたのかもしれない。
そこで、TTekDVD側で画質のパラメータを変えてみたところ、9016ドライバと9066ドライバではガンマの設定に違いがあることに気がついた。私はTTekDVD設定のガンマ値を「76」にしているが、9016ではこれが下から2番目の値になるが、なぜか9066では一番低い値になっている。(どうやら、こちらの方が正常な状態に近づいたようだ...)この状態では、9016の一番低いのと2番目との間ぐらいの状態(1.5?)になっている。どうやら、この為に輪郭の見え方が違っていたようだ。試しにガンマを「86」にあげてみると輪郭の違和感は薄れるのだが、これでは私の好みよりも暗部が浮いてくる。そこでガンマは「76」のままでコントラストを「100」から「110」あたりに上げてやると暗部も沈んだままで輪郭の違和感も無くなり、「パニックルーム」のような暗い場面が連続する映画も鑑賞し易くなった。
総合的には立体感や質感も向上しているようだし、今後のアップデートも楽しみなので、このままCatalystドライバを使っていく事にする。但し、9066はRadeon9700Pro専用と言う事なので、精神衛生上は8500サポート版のリリースが待ち遠しい。

 2002年10月1日(火)

<<TTekDVDアップデート&RadeonCatalystドライバ>>

TTekDVDアップデートの為のパッチファイル(1.2.83)がリリースされたので早速インストールしてみた。今回は、ハード構成を変更した場合のレジストレーションコードの再処理が必要なくなったことが大きな変更点である。パッチをあてて再起動したら、いきなりCDキーの入力を即してきたので驚いたが、CDケースに印字された短い方のキーを入力したら問題無く起動できた。どうやらこういう仕様のようだ。アップデート以降の画質・動作は特に変わりは無いようで、特にアップデートする必要は感じなかった。
また、Radeonの新しいドライバ、CatalystドライバでHW支援が使えるようになったということで、これも入れ替えてみた。Radeonドライバの入れ替えは9016以来で、実に約8ヶ月ぶりである。もちろんその間にも何度も新しいドライバはリリースされていたが、HWMCが使えなかったり、フリーズしたりで使用できなかったからだ。ドライバの交換はいつもの通り、コントロールパネルで旧ドライバを削除して、システムプロパティのデバイスドライバでインストールした。(この9066ドライバはRadeon9700Pro用なので、この方法で無いと通常のインストーラでは8500LE等にはインストールできないようだ...)交換後もTTekDVDは問題なく起動し、HW支援も動作しているようだ。まず定番の「恋に落ちたシェークスピア」を観てみたが、第一印象は立体感が増して、色合いが幾分ハッキリ目になったように感じた。これは良いと思い、続けて「パニックルーム」「アメリ」を見てみましたがこれは特に変化無いように感じる。暗い場面では幾分観難くなったようにも感じる。これら2枚は特に高画質ソフトでもないので判断は難しいのかもしれない。画質の調整&評価は日を改めて再度行う事にする。

 2002年6月27日(木)

<<やっぱり基本が大事...音編>>

先日友人が遊びに来た際、帰り際に「画の割に音が...」という感想をもらった。「なんせHTPCだから...」とお茶を濁しておいたのだが、今日久しぶりにdtsサンプル盤ver.4の「プライベートライアン」を観てみたところ、以前のような迫力が無い。いくらなんでもコレは酷い...ということで音周りをチェックしたところ、0dbプリアンプ内蔵6chボリュームボックスの電源がSH−AC500Dのサービス電源からとられていることに気付いた。多分、以前何かの機具を一時的に設置した際に電源タップが足らなくなり、一時的にH−AC500Dのサービス電源を利用したのだが、そのまま元に戻すのを忘れていたのだろう。コレを電源タップから取るようにしたら音の厚みも増し、高域も伸びるようになった。同じ100Vなのに、サービス電源を使うとこんなに音が劣化してしまうなんて...やっぱり、基本どおりにやらなアカンっちゅうことでんなぁ...(^^;

 2002年6月23日(日)

<<学習リモコンに挑戦...その4(解決編?)>>

どうにか解決編のようである。「覚えが記」を見た友人が学習リモコン「クロッサム2+」を持って遊びに来てくれた。クロッサム2+は学習した信号をPCにDLして解析できるとのこと。これで正しい信号を編集して、改めてRM−VL700Uに渡してやる事ができるはずだ。
まず問題の右矢印キーの信号を、キーボードからとRM−VL700Uからそれぞれクロッサム2+に送り、PCで解析してみたところ、2つの信号のバイト数(確か55バイトと39バイト)が違っていた。また、数値(16進)も微妙に違う。その上、どちらの信号をクロッサム2+から送出しても機能しない。どういうこと?試しに同じことを他の方向の矢印で行ったところ問題無く機能する。なんで?ちなみにバイト数(確か55バイト?)も安定している。ということは、右矢印キーがおかしいの??途方にくれてしまったが、気を持ち直してキーボードから右矢印キーの信号をクロッサム2+に2回入れてみて再現性を確認してみた。今度はバイト数は共に50バイトに安定(でも、先程の55バイトとは違う...)したが、4バイト目以降の数値が所々違っている。試しにこれらの信号をクロッサム2から送出したところ、一方の信号は機能したのでこれをクロッサム2+からRM−VL700Uに学習させたところ、目出度くRM−VL700Uの右矢印キーも機能するようになった。本来ならここで再度同じことを繰り返して再現性を確かめてみたいところだが、もし2度とうまく機能しなくなったら哀しいので、ここで実験?は打ち切り。なぜキーボードからクロッサム2+へ送出した信号が毎回違う値になるのか?、キーボードの右矢印キーに不具合があるとするなら、なぜPCへの送出は毎回成功する(つまり機能する)のか?、またクロッサム2+にプリセットされているテレビのリモコン等の信号は3〜4バイトといった短い物なのだが、キーボードの信号は何でこんなに長いのか?...という疑問は残ったが、結果オーライで大成功ということで一件落着。しかし、もし何かの拍子でRM−VL700Uの信号が消えてしまったら、はたして再び正常に学習させる事ができるのだろうか?...(^^;オソロシや
ちなみに、クロッサム2+の詳しい情報はこちらから

 2002年6月17日(月)

<<学習リモコンに挑戦...その3>>

3回戦である。以降、まるまささんよりメールで、かなさんより掲示板でそれぞれ有用なアドバイスを頂いた。本当にありがとうございました。m(_._)m
先ずはまるまささんよりの情報...矢印キーを記憶させた際に、学習モードにしてキーボードの矢印キーを押し続けるとずーっと記憶し続けているように感じたので、キーボードの方はチョンと一瞬だけ押したらうまく出来たとのこと。リモコンの取説には学習完了のシグナルが出るまで押し続けるように書いてあるので疑問に思いながらも、機能しなかったキーの再学習の際にそのようにやってみたところ、スペースキー、数字キーについてはうまく機能するようになった。しかし、右方向矢印キーだけは相変わらず機能しないである。なぜ???
これでとりあえず通常の視聴にはほとんど問題がなくなったのだが、いくつかのキーは時々機能したりしなかったりで、不安定な動作をするので、少なからず疑問を感じていたのだが、そこでかなさんよりの情報...PC−ATのキーボードの場合、各キーにそれぞれコードが割り振られており、押した時と離した時にコードが送出されるのだそうだ。つまり、これらをリモコンに学習させる場合、それぞれを押した時と離した時の順番を、一通り記憶させておく必要があるということだそうだ。また、キーにはリピートがあるため、ある程度押しているとコードが続けて送出されてしまうので取説どおりの学習方法では問題がありそうだ。試しにメモ帳を起動した状態でリモコンを押してみたところ、キーによっては一押しで「xx」と印字したり、逆に2回連続押ししないと「x」と印字されなかったりする物があった。そこで必ず一押しで「x」と一文字だけ印字されるように学習の際にキーを押している長さをいろいろと変えてみた(疲れた〜(^^;)ところ、どうにか全てのキーが安定して動作するようになった...がしかし、なぜかやっぱり右方向矢印キーだけは相変わらず機能しない。誰か助けて〜(ToT)/~

 2002年5月29日(水)

<<学習リモコンに挑戦...その2>>

2回戦である。再度、メニュー「CTRL+M」を学習させている時に気付いたのだが、学習リモコン側スタンバイでまず「CTRL」キーを押した時点で次に「M」キーを押すまでに学習が終了しているように感じるのだ。そこで、学習リモコン側スタンバイの状態で受光部を片手で覆い隠し、その間にもう片方の手で「CTRL」と「M」キーを押しつづけた状態で受光部を隠した手を外した。これで学習リモコンは「CTRL」と「M」の両キーがしっかり押された状態で学習する事になるはずである。これでいくつかのコマンドを記憶させて操作してみたところ、音声切替の「CTRL+A」は機能するが、メニューの「CTRL+M」は機能しないなどのように結果にばらつきが出た。これも学習対応周波数範囲超えなどの致命的な原因か?とビビったが、何度かやってみると、うまく機能しない組み合わせは「CTRL+M」が「M」キー単独と認識されているような動作をしている事がわかった。ひょっとすると受光部を隠した手を外すタイミングで「CTRL」->「M」が「M」->「CTRL」の順に押したように認識されているのか??(論理的根拠全くなし(^^;)やはり「CTRL」->「M」の順で押して学習させる必要があるのではないだろうか???それまでは確実に学習させるために比較的ゆっくりとキーを押していたのだが、試しに精一杯早いタイミングで「CTRL」->「M」の順で押して学習させてみた。すると、きっちりと「M」を押した時点で学習完了状態になるではないか!先の失敗は、「CTRL」キーを押してから次に「M」キーを押すまでがあまりにもゆっくりしていたために誤動作していたようだ。この方法で「CTRL+」だけでなくTTekDVD起動に割り当てたショートカット「CTRL+Alt+T」のような3つのキーの組み合わせも学習させることが出来た。
また、うまく動作しなかった「Enter」キーだが、テンキー側の「Enter」キー、AcerのワイヤレスキーボードAirKeyはノートブック型キーなので「Num+_」を学習させるとうまく動作するようになった。原因は不明だが結果オーライである。
チャプター送り/戻し「PageUp/Down」は学習リモコン側にキーが用意されていないので、チャンネル(+/−)キーを使用、便利な10秒間早送り/巻き戻し「Y/CTRL+Y」は音量(+/−)キーを、エジェクト「E」は録画キーなどの使用されていないキーをそれぞれ割り当てた。これでDVDを見る上では、PC自身の電源ON/OFF以外はほとんどリモコンのみで操作できるようになったのだが、やはり右方向矢印キーとテンキー(数字キー)はなぜか機能してくれない。まぁ、ハリーポッターの特典ディスクのような(本当にこれは困ったディスクだわい(^^;)ゲームでもしない限り使わなくてもどうにかなるのだが...やっぱり悔しい...

 2002年5月27日(月)

<<学習リモコンに挑戦...その1>>

TTekDVDPlayerにはWinDVDのようにリモコンの添付は無いが、学習リモコンに対応できるようにほとんどのコマンドにショートカットキーが割り当てられている。つまりワイヤレスキーボードを使えば学習リモコンで操作できるようになるのだが、学習リモコンが総じて高価なこと、また使っているAcerのワイヤレスキーボードAirKeyがコンパクトなので特に不自由に感じないため学習リモコンは使ってなかった。ところが先日、お馴染みのまるまささんのページSONYの学習機能付リモートコマンダーRM−VL700Uが安価で使いでが良いことを知り、早速購入してみた。見た目は電気屋で普通に売っているお気楽リモコンと一緒、値段も1.5〜2倍程度だが、約180ものキー操作を学習する事ができる優れものである。
まずはチューナー代わりに使っているパナソニックの古いVTRであるが、これはメーカー設定番号をパナソニックVTRのデフォルトである「007」に設定しただけで難なく操作できた。次に「TV」の操作キーにVPH−1272QJのリモコンのキーを割り当てる事にした。電源のON/OFF、入力ソース切替、PAGEキーなどを単独のキーに割り当て、またRGB入力で操作できるBRIGHTとCONTRASTをそれぞれ音量(+/−)キーとチャンネル(+/−)キーに割り当てた。調子に乗ってTESTキーやMEMORYキーまで割り当てたのだが、後で間違ってキーを押してしまい、思わぬところでメモリーされてしまったりしたのでこのキーは消去する事にした。記憶させるのはあくまで必要最小限というのが良いようだ。
そして本命であるHTPCの操作キー学習であるが、これは勿論「DVD」のキーを割り当てる事にした。再生の「P」、早送りの「F」、巻き戻しの「R」などの単独のキーの割り当ては問題無く出来たのだが、いくつか問題が出た。まずはなぜか右矢印キーだけが機能しないのだ。他の3方向の矢印キーは問題無く機能するのだが...ひょっとして学習対応周波数500kHz以下という制限を外れているのか?他に決定の「Enter」キーとそれぞれの数字キーに割り当てたテンキーもなぜか動作しないのだが、これも同じ原因か?また、TTekDVD起動に割り当てたショートカットキー「CTRL+Alt+T」やメニュー「CTRL+M」のように同時に2つのキーを押すコマンドがうまく学習されていないようなのだ。TTekDVDの便利な機能はこのような「CTRL+」キー操作のものが多いので、これが機能しないのは大変困った問題である...が今日はここで力尽きたので明日以降に再チャレンジ...

 2002年5月1日(水)

<<パワーアンプの修理>>

先日、3台のTA−N330ESのうち2台の調子がおかしくなり、スピーカー端子のところの基板にはんだ浮きを修理したのだが、今度は残りの1台も調子が悪くなってしまった。修理した2台に比べて出力が小さく感じるのだ。今回も前回と同じ箇所を疑ったがはんだ浮きは見られない。でも、とにかく疑わしい箇所をはんだごてを当てなおしてみたのだが、改善にしない。その上、SP切替スイッチを動かすと音が出なくなってしまった。これは出力を上げると突然ポンと音が出るようにはなるのだが、SP切替スイッチを触るとまた同じになってしまう。これはこの前とは違う現象だ。試しにSP出力部のリレーを触ってみると雑音が入る。この部分のはんだは当て直しているので、原因はリレーの故障のようだ。この前のようにソニーに修理を依頼するとそれなりの手間賃を取られてしまうので、今回は自分でリレー交換する事にした。リレーは仕事柄自前で入手できるオ○ロン製のものだったが、入手にちょっと暇がかかりそうだったので、ソニーサービスに相談してみたら1〜2日で手に入るとのこと。実際は次の日には入ってきた。但し、ものは第○電機製に変わっていた...コストダウンか?音への影響も懸念されるが、とりあえず取り替えてみたところ、出力は元に戻り、SP切替スイッチも正常に動作するようになった。音の変化は...特にわからないので良しとしよう。しかし3管をはじめ、アンプなど古い製品をたくさん使っているので、これからもいろいろと不具合が出てくることを覚悟しとかなきゃいけないだろうなぁ...(^^;

 2002年4月22日(月)

<<ケーブルは短いのに限る!?>>

見事?再復活したRadeon8500LEのパターン浮き再発を防ぐために、HTPC〜D2001間のBNCケーブル(1m)を5CFVから3CFV(どちらもいつものマスプロアンテナ製...)に交換する事にした。その際、先日とんぼさんが自信のページでケーブルを最短にしたら好結果だったと書き込んでおられたのを思い出し、試しにD2001〜1272QJ間のBNCケーブル(5CFV/3m)をこの余った5CFV/1mに換えてみた。なんと、我が家でも好結果。以前は人物のバストショット等のアップ画像にはピッタリとフォーカスが合っているが全身像ぐらいになると軽いボヤケ(画が膨らむ?)がなんとも気になっていたのだが、このセッティングではキリッと締まって見える。試しに元のセッティングに戻してみたら、やはり元の画に戻る。勿論ケーブル長以外にもHTPCの設置位置やデジタルケーブルの長さ、他のケーブル類の引き回し方等も変わるのでこの影響も考えられるが、なんにしろ良くなった事は明白である。ケーブル長の合計4mが2mになっただけでも効果があると言う事なのか?とにかくケーブルは短いのに限ると言う事なのか??
今回の変更点をまとめると以下のとおり...
 ・BNCケーブル(5本) 5C(1m)〜D2001〜5C(3m) −> 3C(1m)〜D2001〜5C(1m)
 ・電源ケーブル 70cm〜タップ〜2.5m(共に銀コート同単線捻り) −> 1m(壁コン直)
 ・デジタルケーブル(5D2V) 1m −> 3m
こうやってまとめてみると、電源ケーブルが壁コンからの長さ合計3.2mから直結の1mになった効果も大きいかも???

 2002年4月21日(日)

<<AOpenRadeon7500の顛末>>

AOpen版Radeon7500Bulk(ロープロファイル対応版)にてDVDを再生した際に緑色のドット上のノイズが発生件だが、購入店に持ち込んだところ同症状が確認された。購入店からAOpenに問い合わせしてもらったが、結局メーカーでは原因が特定できなかったとのこと。但し、ロットによるばらつきの可能性も考えられ、最新製造ロットを試して欲しいと送ってきたので、これを購入店にて再テストしたが現象は改善されておらず、結局、購入店側の判断でRadeon7500(Sapphire版のバルク品)との交換となった。ちなみに、その購入店では今でもAOpen版7500を通常どおり販売しているので、今回の現象は購入店及びメーカーでは「不良」とは認識してはおらないようだが、このカードはHTPC用途にはお奨めできないと言わざるを得ない。Sapphire版Radeon7500バルク品はノイズの発生も無く正常動作しているが、8500LEの復活もあって、リビングの多目的PCにて使うこととなった。

 2002年4月16日(火)

<<AOpenRadeon7500テスト&8500LE再復活>>

こんぶさんに基板パターン浮きを修理してもらったRadeon8500LEが、また数日前から調子が悪い。今度は赤信号が時々出なくなるようで、BNCコネクタ部分を軽く触れてやると元に戻るのだが、この2〜3日あたりから頻繁に発生するようになってしまった。またパターンが剥がれてしまったのか、あるいは断線したのだろうか...実はこんぶさんからは「もう一度壊れたら修理不可能」と太鼓判(^^;を押されていたので、もうこれはあきらめるしか無さそうだ。RadeonLEは先日売ってしまったところだし、新しいビデオカードを探さねばならない。8500も値崩れしてきたとはいえまだまだ割高感は拭えず、財布の中身も寂しい今日この頃(^^;ネットでの評判(ドライバの関係で8500よりも7500の方が良い?...私のところでは8500に問題は出てないのだが...)もあって、お値打ち感の高い7500にチャレンジしてみる事にした。そこで目に付いたのがAOpenから出ているRadeon7500Bulkだ。これはLowProfile対応品ということで、出力はDsubとS/コンポジットビデオ出力のみでDVI−Iは省かれており、8500の3/2程度の小さな基板にまとめられている。余分な?DVI−Iの回路が省かれている分、ノイズ面等でHTPCには有利かなと言う期待と、7500&DDRで一万円台前半と言う魅力的な価格設定に惹かれて、昨日衝動買いしてしまった。
早速、8500LEと交換してみたが、コア/メモリクロックは250MHz/180MHzで、サードパーティーのバルク品の割には高速な部類だ。まずは何も手を加えずに見てみたが、そのままでもなかなか良い感じで、Radeon特有の豊富な(と言うか濃い?)色彩や情報量も好ましい...と思っていたのだが、しばらく見ていると画面のあちらこちらに緑色のドット上のノイズがチョコチョコと出てくる...一度気になるとかなり目立ってくる。7500ってこんな物なの?それともサードパーティーのバルク品のせい??不良品???それと、やはりフィルタカット&BNC化した8500LEと比べるとフォーカス感、解像度ともにちょっと物足りない感じがする。この7500も同様にフィルタカットすれば良いのかも知れないのだが、ノイズの件があるので、今日購入店に持ち込んで不具合かどうか検証してもらうことにした。
ビデオカード無しと言うわけにもいかないので、手元に残った8500LEをダメ元で修理してみた。多分8500LEチップ直後の赤信号引出しポイントのパターンが剥がれたか、ここから引き出した細いリード線が断線したのに違いないと勝手に断定(^^;して、この部分のホットボンドを半田ごてで慎重に溶かしてみたところ、赤信号引出しポイントのパターンとリード線を引っ付けていたはんだが外れていた。既に残っていたパターンはほんのわずかだったため、これが剥がれていたらこんぶさんがおっしゃるとおりで修理不可能と言うところだった。ラッキーである...と喜んでもいられない。本当に細い、細かいパターンだし、リード線も本当に細い。私は視力には自信があるのだが、裸眼ではようわからん(^^;片手に高倍率ルーペ、片手に半田ごてと言う信じられない作業となったが、どうにかうまくいったようで、見事復活!また元気にいつもの美しい画を見せてくれた。しかし、ホットボンドを剥がしてみて、改めてこんぶさんの細かい修理内容にビックリした。こんな作業は2度としたくないので、大切に使うこととしよう。

 2002年4月5日(金)

<<パソコンでBSデジタル体験>>

HTPC掲示板の書き込みで、秋葉原でNECのBSデジタルチューナーボードSmartVisionBSが1万円以下の処分価格で売られている事を知る。このボードはNECのVALUESTAR専用オプションで、しかもハイビジョンをダウンコンバートした物らしいので触手が動かなかったのだが、マザーボードのBIOS操作で自作PCでも使うことができると言う事で、面白半分でチャレンジする事にした。
ボードはすんなりと手に入ったが、BIOS操作の情報はなかなか手に入らない。まずは2ch.netを探してみたところ、この件のスレッドは見つかった。どうやらDMIの中の製造元と製品名をチェックして、VALUESTAR以外のPCではソフトがインストールできないようになっているらしいが、このDMI情報の書き換えについての具体的な方法は書かれていない。しかし「DMIツールはたしかSOYOのどこかにあるやつが使えたと思う」と言う書き込みの「SOYO」というのを「SONY」と勝手に読み違えて(^^;「DMI」と「SONY」で検索したところ、SONYのVAIOユーザーがマザーボードを換装する際にSONY専用ソフトを動作させるためにDMIを書き換えていると言う情報を偶然(^^)vにゲットする。
しかし、ここからが大変だった。まず、CUSL2のようなASUSのマザーの場合、一般的なツールが使えない。そこでASUSマザー専用のツールを探し出さなければならないのだが、これがどこにも見つからない。SONYユーザーも、具体的な置き場所を公然と書くと別目的に悪用する者(私のこと?)がいるといけないので明らかにしていないようだ。このツールを見つけ出すのに2日間ほど費やしてしまった。しかし、見つけてからもまだ難問が残っていた。なんと、このツールにはいくつものバージョンがあり、古い物ではCUSL2の書き換えが出来ない。かと言って、最新の物は32ビット対応になっていて、教科書どおりの英語DOSからは起動が出来ない。いくつかのファイルを試してみて、やっとの事で該当するバージョンを見つけたときは本当に泣きそうになった。(ToT)/~
さて、これ以降の作業は順調に行えて、先ずはリビングの多目的PCにインストールして早速BSデジタル番組を見てみた。525pにダウンコンバートはされてはいるものの、さすがに地上波チューナーボードの画とは一線を隔している。また、NTSC化してS端子からテレビに繋いでもそこそこの画は見れるようだ。しかし、CRTに全画面表示した画はHTPCに入れて3管に繋ぐほどの物ではないようだ。あくまでBSデジタルの雰囲気を楽しむ、BSデジタルのサービスを体験してみる、BSデジタルで遊んでみるための物と割り切った方が良い様である。
しかし、BSデジタルの番組って、あんまり見たいものが無いなぁ...当分の間はこのBSデジタルボードで遊んでみて、本格的BSデジタルセットの導入はもう少し先の予定にしても良さそうである。
***DMI書き換えの方法は、VAIOユーザーの意思を尊重して、ここでは具体的に書き込む事を控えます。なお、この件についてはお問い合わせを頂いてもお答えすることが出来ませんのでご了承ください。***

 2002年3月17日(日)

<<やっぱし100インチ大画面>>

マリブの100インチ導入を決めた当時は3管を床置きのままで使う予定だったため、レンズ中心〜スクリーンまでの距離が2600mm強(95インチスクリーン相当)確保できる見込みだった。これならRGBサイズで少し大きめに設定すれば無理なく100インチ投射ができるつもりだったのだが、急遽水平投射に変更したため同じ距離では90インチスクリーン相当分にしかならなかった。このため無理やりRGBサイズで100インチスクリーンいっぱいに投射画面を広げても端の部分ではフォーカス、レジともに甘くなってしまうので、ハイミロンで90インチ相当にマスキングして使うことにした。
しかし、実際にマスキングしてみると左端には青い線、右端には赤い線が出来てしまう。これはマリブのフレームの厚みが38mmあるためにスクリーン生地とマスキングに用いたハイミロンとの間が40mm程度開いてしまうので、レッド管とブルー管の投射角度の違いから発生してしまうのだ。細い線ではあるのだがどうしても気になってしまう。
そこで、エレクタを背後の壁ギリギリまで下げると2670mm(93インチスクリーン相当)まで距離を稼げたので、この状態でフォーカス&レジ調整を行い、残り7インチ分をRGBサイズにて拡大して100インチ投射にした。この状態でモノスコパターンを外部入力して再度レジストリを微調整した。さすがにこの状態ではブラウン管の隅まで使い切っているため際外周部のレジは微妙にずれてしまうのだが今回は無視する事にした。これで実際の画像を映してみると、さすがにHTPCのデスクトップの文字等は四隅の部分ではフォーカス、レジ共に少しズレているのがわかってしまうが、映画を再生してみるとほとんど気にならない。また、手持ちのソースのほとんどがスクイーズ物も含めてレターボックス表示であるため、この四隅には何も表示されないので問題外である。またチューナーやビデオ等のNTSC入力では走査線の方が気になって、同様に四隅のズレは全く問題外である。
ということで、この状態で使うことに決定した。なんとまぁ、イージー&ルーズな結果になってしまったが、やっぱり100インチ大画面の魅力には「参りました」と言ったところかなぁ...(^^)ちなみにスクリーンの上方向は以前のようにハイミロンを垂らして、16:9のときは上部のみマスキング、4:3のときは捲り上げて全域表示と使い分けできるようにしている。

 2002年3月14日(木)

<<Radeon8500LE復活>>

基板のパターン剥がれで一度はあの世に行ってしまったRadeon8500LEが、こんぶさんのおかげで見事復活した。どうやらRGB信号引き出しポイントにある抵抗も壊れていたようで、再び同じポイントに3C芯線をはんだ付けすることが出来ないので、そこから細い線を引き出してこれに3C芯線をはんだ付けし、抵抗は同じ容量の物を後乗せして頂いたとのこと。この部分は再発防止のためにホットボンドが山盛り状態なので詳細は不明。それでもBNC端子部分が動く事によりストレスがかかる為に再発の心配があるので、BNC周りもホットボンドで厳重に固めていただいた。いやはや、今回もこんぶさんのテクには脱帽なり。本当にありがとうございました。m(_._)m

 2002年3月10日(月)

<<マリブがやってきた>>

当初の予定よりも10日も早くマリブスクリーン「MSN100」(4:3/100インチ)が我が家にやってきた。覚悟はしていたが、やっぱりでかい(^^;どうにか一人で2階のシアター部屋まで運び込む。お手伝いをお願いした友人の到着後、梱包を開けてみる。米スチゥワート社からはるか海を越えて(空を飛んで?)来ただけあって、さすがにしっかりした梱包である。箱を開けるだけでもでっかいホッチキスを十数個外さなければならない。ちなみに外箱はスチゥワートの箱を裏返した物で、キクチ科学研究所で一度開封して内容物の確認はしているようだ。中身を取り出して内容物の確認。スクリーン生地が大層な丸い筒に入っているのが印象的だ。少しでも汚れたり傷付いたらオシャカなのだから当然だが...同梱されていた壁取り付け用のボードアンカーは大変仰々しい物で、壁に15mm角程度の穴を開けなければならないので、これを使わずにホームセンターで買ってきたボードアンカーを使うことにする。
先ず最初にフレームと取り付けブラケットをくみ上げる。まだスクリーン生地は張り込まない。次に壁を採寸し、右側のブラケットの上の穴にあたる部分にマーキングする。ここに径8mmの穴を開け、ボードアンカーを取り付ける。このボードアンカーの取り付けが最初なかなか要領を得ず、思いのほか手間取った。これにブラケット&フレームを仮固定し、水準器を使って水平出しを行い、残りの3つの穴の位置をマーキングする。一度ブラケット&フレームを外して残りの3つの穴あけ、ボードアンカー取付を行う。フレームから外したブラケットを壁に固定する
ここで綺麗に手を洗った後、筒から幕面を取り出しアルミフレームにスクリーン生地を張り込む。生地はスナップでフレームに固定するようになっている。さすがに幕面はほぼ完全な平面になっている。これを壁に固定されたブラケットに取り付けて作業終了
早速、手早くフォーカス調整とレジ合わせを行い、定番の「ジャンヌダルク」と「恋に落ちたシェークスピア」(共に邦盤)を観てみる。ウ〜ン、これは確かに違う。OSのマットと比べて明らかにフォーカス感が2ランク程度アップしている。「ジャンヌ...」の冒頭の懺悔から草原を走る場面ではきっちりとピントが合っているのがわかる。ジャンヌの目のアップでは瞳孔周りの模様もハッキリ見える。また森の中に入ってからも非常に観易い。これに比べて「恋に落ちた...」は素材自身のフォーカスが甘い事に気が付く。こんな事は今まで無かった事だ。手伝ってくれた友人もこれにはビックリしたようで、しきりにため息を漏らしていた。思い切って購入しただけの価値はあったようだ。但し投射距離では90インチがジャストなところに無理やり100インチを入れた(マリブには4:3/90インチの設定無し...)ものだから、端の部分ではフォーカス、レジともに甘くなっている。これはハイミロンでマスキングして、適度なサイズで使う予定だ。

<<楽ありゃ苦ありってこと?>>

マリブが入ってバン万歳!と言う訳には行かなかった...しばらく見ていて気がついたのだが、全白など一様に明るい場面になると、中央部に20cm間隔ぐらいに影状のものがかすかに3本見えるのだ。投影しない状態で正面から見た場合(室内照明にて...)には見えないのだが、斜め横方向から見たときには、縦方向に反射ムラがあるのが判別できる。初めは巻き皺が残っているのかと思ったが、どうも皺と言うよりも幕面のムラのように感じる。そこで販売店を通じてメーカーに問い合わせたところ、工場出荷時に幕面保護のために巻き込んでいる保護シート(紙?)の跡が付いているもので、張り込んでから2週間ほどで消えるはずだと言う事だ。1年間は保障期間なので、この件はしばらく様子を見ることにした。
***幕面に残っていた保護シートの跡はメーカーの言うとおり、1ヵ月後には完全に無くなりました。***
一難去ってまた一難...次はHTPCからの画がなぜか黄色くなってしまった。これってブルーの信号が来てないのか?と思っていたら、今度は赤くなってしまった...と言う事はグリーンの信号も来ていないのか??調べた結果、なんとRadeon8500LEの基板上のグリーンとブルーの信号の取り出し部分のパターンが剥がれてしまったようだ。BNC端子部分が5Cケーブルの動きにつれて微妙に動き、ここにはんだ付けされた3C線が引っ張られて、基板のはんだ付け箇所にストレスがかかっていたようだ。普通はこのような場合、はんだ割れがおきて導通不良になるはずなのだが、8500LEのパターンが柔なのか、パターンの方が負けてしまったようだ。無理やりはんだ付けをやり直そうとしたが、私のスキルでは歯が立たない。
..ということで、結局こんぶさんに助けていただくことになった。氏の「なんとかなりそう」とのメールに胸を撫で下ろす。でも、今度外れたら手の施し様がないそうだ...

 2002年3月7日(木)

<<フロントパネル用防音ダクト製作>>

1272QJを水平投射設置したおかげで、3管の騒音が後頭部にガンガンと聞こえるようになってしまった。フロントパネルのすぐ内側にある電源部の後ろに排気フアンが有り、この騒音が直撃するのだ。ならば防音カバーを被せてしまえ...と行きたいところだが、レンズとフロントパネルの隙間からも結構音が洩れているので、これはどうにもならないかもしれない。
でも、とりあえず作ってみた。先ず外側は0.5mm厚のABS材で色は黒内側はポリ製の段ボール材。また、共振防止のためにゴムシートを貼り付けた。これらの材料はいずれも手持ちの物と職場の廃材置き場で拾ってきた物ばかり。これらを両面テープで貼り付けて、約1時間程度で完成。
早速フロントパネルに装着してみると、とりあえず直接の風切り音(高い「サーッ」という音)は緩和されたが、予想どおりに「ゴーッ」という騒音はレンズとフロントパネルの隙間から盛大に洩れてきている。しかし、頭の近くとはいえ、後方からの音なのでだろう、床置きの3管横に座っていた時と同等ぐらいまでしか気にならなくはなったようだ。

 2002年3月2日(土)

<<水平投射に挑戦>>

1272QJを購入以来ずっと床置きで使っていた(500XJ購入当時は水平投射...)のだが、スクリーンをマリブに換える機会に水平投射に挑戦してみようかと思っていたのだが、とりあえず水平投射だけやってみた。
あらかじめレンズスペーサをリア用(打込み角0度)に取り替えておく。次に3管を13.4度傾ける方法だが、底面背部の凸部分に高さ148mmの木製ブロックをかませる事にする。滑り止めに上面、底面それぞれにゴムシートを貼り付けておく。
そして3管を載せるラックだが、定番(ホンマか?(^^;)のエレクタ(W600×D750×H800)を利用した。色はホームシアターに最適の黒塗装の方が値段も安いので迷わずこれにした。組み立ては簡単だったが、なんか結構貧弱な感じ...ひと棚あたり135kgまで大丈夫ってホントなの?ワイヤーシェルフって本当に針金だけなんだけど...(^^;心配しながら、先ずは3管をそのまんま上に置いてみたが、案の定ワイヤーシェルフが結構たわんでしまう。特に木製ブロックを置いたところが「グニャッ」って感じ...思わず3管を降ろしてしまった。多分あのままでは3管の傾斜13.4±0.5度も確保できていなかっただろう。急遽15mm厚のベニアをワイヤーシェルフの上に敷いて、その上に1272QJを設置することにする。600×750の四隅を40mm角ずつカット(エレクタのポールのスペース)し、前方向に5mm厚、15mm幅の板を貼り付けて3管の滑り止めとする。これをエレクタの上に置いて、3管を設置した。今回は傾斜用のブロックを入れてもさほどたわまなく良い感じ。この状態で前にニーチェアを置いて座ると、ちょうど頭の上を3管からのビームがかすめていく塩梅である。
スクリーン中央が3管レンズの中央と同じ高さになるように吊り直して、早速投射&調整してみた。本当にスクリーン全面にてフォーカスが合うのかちょっと心配だったが、結構バランス良くあってるみたいだ。当たり前だが、やっぱりスクリーンの真ん前で観るって良いものだねぇ。(^^)3管の前で観るわけで、当然視聴距離が1.5H程度に短くなってしまったので、ちょっと前過ぎるかな?とも感じるが、勿論その分迫力は増している。なんと言っても音が違う!音が綺麗にサイドに回りこむ。5.1chって、こんなにサラウンドするんだったんだと改めて感動してしまった。
こんなことならもっと早くやれば良かったとも思ったが、反面デメリットも幾つかある。まずは、60kg以上もあるでっかい図体が1mもの高さに、それも後頭部に浮かんでる威圧感を結構感じる。まぁ、天吊りした3管の下にいるよりはよりはましかな?そして、後頭部で聞こえる3管の騒音がごっつい(^^;...こりゃ、横に座っている時よりも強烈だわぁ。これについては何か対策を考えなければなら無いだろう。
メリット−デメリット=いい感じ...と言うことで、先ずは大成功なり。

 2002年2月18日(月)

<<自作銀メッキ銅単線で電源ケーブル>>

自作?銀メッキ銅単線を使った電源ケーブルを作った。1.6mmのFケーブルの芯線を抜き出して知り合いのメッキ屋で銀メッキをつけてもらった。これに600V規格のビニールチューブを被せ、2本を思いっきり細かく捻り合わせた。(長さで15%減...)これで2mものの電源タップとHTPC用の電源ケーブル(70cm)を作り、以前作ったFケーブル芯線をそのまま捻った物、IBM−PC添付の物と比較してみたところ、画の解像度に効果が見られたただし、ガンマが上がって暗部が見えたということも考えられるので、これにアルミテープを巻いてみたところ、解像度はそのままで暗部が引き締まり、非常に良い感じになった。また試しに残りの線で1.5mもののケーブルを作り1272QJに使ってみたところ、チラチラ見えていたノイズが減少したようで画に落ち着き感が増したように感じる。なお、こちらもアルミシールドの有無で違いが出るようだ。
結果については概ね満足なのだが、今回作ったケーブルの欠点はビニルチューブを被せるのが大変なところだ。極力隙間を作りたくないので、内径2.1mmの物を使ったのだが、線が50cm程度までしかすんなりと入ってくれない。これ以上は力技で入れるしか手が無く、特に電源タップの2mものは3時間もかかってしまった。その上、手は豆だらけ(^^;まぁ、手間がかかった分だけケーブルへの愛情も倍増という事で...

 2002年2月5日(火)

<<パワーアンプが揃って2台も故障!?>>

フロント3ch分に使っている3台のTA−N330ESのうち2台の調子がおかしくなってしまった。まず1台は時間が経つと出力が小さくなってしまう。いちど電源を切ると元に戻るのだが、時間が経つとまた同じになってしまいう。天板(ヒートシンクの上)が他の2台に比べてかなり熱くなっているので、このあたりが原因だろうか?また、もう1台は突然音が出なくる。スピーカ切り替えスイッチを切り替えてみると音が出るようになるが、またしばらく経つと音が出なくなることがる。スピーカBは正常のようなので、スピーカAの接触不良だろうか?そこで、1台目はソニーに修理に出し、2台目はスピーカBで使っていたのだが、とうとうスピーカBまで音が途切れるようになってしまった。ケースを開けてみたところ、スピーカー端子のところの基板にはんだ浮き、と言うかはんだ割れ?が見つかった。はんだを付け直したところ不具合は無くなった。1台目の方もソニーからの連絡によると、天板が
熱くなってもトランジスターからの出力は変化無いとのことで、はんだ浮きが怪しいので、この処置のみをするとのこと。結局は2台ともにはんだ浮きという事でオチが付きそうだ。ソニーサービスへの修理代金は勉強代と言う事に...(^^;

 2002年2月4日(月)

<<RadeonのドライバとHWMCの相性>>

RadeonのWin98/Me用ドライバの新しいベータバージョン9013がATiのページでリリースされたのでインストールしてみたところ、なかなか良い感じでHWアクセラレート有効際に感じていたフォーカス感や鮮鋭感における不満を感じ無くなった。もちろん例のレジストリ書き換えでTTekDVDも正常に動作するし、色合いの面でも9012よりも良いように感じる。
またまた、続けてベータバージョン9016(今度はRage3Dにて...)がリリースされたので、懲りずにインストールしてみた。特に動作には問題いようだ。デスクトップの文字の視認性等は変わりないようだが、1280×720、
72Hz(16:9)でのDVD再生の画がやけにきれいに感じる。このところ1024×768との違いがあまりわからなかったので使っていなかったのだが、今回は3管側の縦方向を縮めたメリットが十分に感じられるので、とりあえずこのまま使おうと思う。

 2002年1月30日(水)

<<HWアクセラレータは有効になったけど...>>

...なんか物足りない。これが9012ドライバの傾向なのかと思っていたのだが、試しにSWデコードに切替えてみたところかなり画の傾向が変わる。HWMCを有効にした場合は画のスムーズさや色の滑らかさは出るのだが、反面フォーカス感や鮮鋭感がSWデコードオンリーよりもわずかに劣るように感じるのだ。ただしSWデコードではDVDソースによっては色の変化や階調に違和感を感じる事は前述のとおりである。どちらを選ぶかは好みの問題もあるし、またDVDソースによっても左右されると思う。この現象についてはWinDVDでも確認されているようで、まるまささんがご自身のHTPCのページにてうまくまとめておられる。しかし、TTekDVDでHWMCのon/offが有効となり、好みで選択できるようになった事は有意義である。

 2002年1月28日(月)

<<TTekDVDPlayer奮闘記...その3>>

TTekDVDサポートフォーラムで私と同じく、DXVA対応ドライバでレジストリを書き換えた場合エラーが出てしまうと言う症状の人の書き込みを見つけた。この人の場合はRadeonのドライバを最新の9012に換えたらレジストリの書き換えでHWMCが問題無く使えるようになったとのこと。但し、この人の環境はRadeon7500でOSはWin98SEなので同じようになるかどうかは不安だったが、早速試してみた。ドライバのレジストリ書き換えでDXVAを無効化(regedit.exeで"HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ATI technologies"に"DirectX VA"と言う新しいキーを作り、名前が"DXVA"で値が"0"なDwordを追加する...)し、リブート後TTekDVDの設定でソフトウェアデコーダオンリーのチェックをはずして再立ち上げると、以前のようなエラー発生は無くHWMCが機能しているようで、「恋に落ちた...」の色カクカク現象は無くなった。数枚のディスクを入れ替えたり何度かリブートしてみたが、今のところエラーは発生していない。

 2002年1月27日(日)

<<TTekDVDPlayer奮闘記...その2>>

やはり緊急避難策のRadeonLEと7093ドライバの組み合わせ(TTDVDの開発環境らしいが...)では物足りない。どうも画のキレと言うか、フォーカス感に不満が感じる。そんな中、最近リリースのドライバの評判が良いようなので、試しに手持ちの9005ドライバ(昨年末にリリースのベータ版だが、レジストリ書き換えでのHWMCがうまく行かなかったので使っていなかった...)と8500LEの組み合わせでSWデコードオンリーで見てみたところ、例の「grainy」現象がかなり解消されている。そこで最新版の9012ドライバをDLして入れ替えてみると一層改善されているようで、「恋に落ちた...」チャプタ3でシェークスピアがはしごを上がってベッド?に座る場面での背後の窓の部分に見られたハイライトの階調の不具合もかなり減少している。残念ながら、オープニングのパン場面での色の変化のカクカク感は改善されてないが、旧組み合わせでのHWMCよりも新組み合わせのSWデコードの方が不満を感じないようになった。

 2002年1月6日(日)

<<TTekDVDPlayer奮闘記>>

TTekDVDでRadeon8500LEのHWMCが認識されず、強制的にソフトウェアデコーディングに切り替えられてしまうのは、TTekDVDのビデオフィルタであるRavisentデコーダがRadeon新ドライバのDXVA(DirectXビデオアクセラレータ)に対応していないのが原因と言う情報を得て、レジストリの書き換えでDXVAを無効にしてみたが、DVD読み込み時にTheaterTekDVD.EXEが原因というエラーが出て止まってしまう。これはRadeonのドライバーを現状の7206から7199、7189に入れ換えても同様であった。パッチ前のオリジナルにもう一度パッチをあて直し、レジストリも一度元に戻して再度変更しなおしたところ一時的にHWMCが有効となったが、安定せずエラーが発生して止まってしまう。Ravisentデコーダを一度アンインストールし、再度インストールすると再びHWMCモードが選択可能となったが、何枚かDVDを取り替えるうちにエラーが出てしまう。一方、DXVA未対応の7093ドライバーは8500にはインストールできないので使えない...というわけで全くお手上げの状態。
サポートフォーラムをウォッチングしていると、TTekDVDはATiDVD4.1と同じRavisentフィルターを使っているので、もともとDXVAには対応していないと言う事らしい。そういえば、ATiDVD4.1に8500LEを入れた直後は色カクカク現象が出て、DVDGenieのパラメータによって直った事を思い出し、同様にセットしてみたがやはりダメ...(^^; また、RavisentフィルタとDVDGenie相性が悪いらしく、代わりにRegionKiller2を使うと良いらしいということで、早速DVDGenieをアンインストールし、RegionKiller2をインストールしたあとRavisentフィルタをアンインストール/再インストールしてみたが、これまた撃沈...(ToT)/~
ひょっとして8500LE自身がダメなんじゃないかという気がしてカードをRadeonLEに入れ替え、ドライバーもDXVA未対応の7093に換えたところ、見事HWMC有効でもエラーが出なくなった。もちろん色カクカク&段々模様も無くなり、「恋に落ちた...」のオープニングも違和感がなくなった。こころなしか8500LE&HWMCよりもキレが落ちたような気もしないでもないが、現状としては致し方なしと言ったところか...
試しに、RadeonのドライバーをRadeonLEのDVD再生でで一番良い結果が出ていた7189に換えて、レジストリでDXVAを無効化してみたところ、この組み合わせでもうまくいった。予想通り、画質も7093の時よりもくっきりとして良好。やっぱり私の環境では、現バージョンのTTekDVDとRadeon8500LEとの相性がダメだったということなのか...と思ったら、数枚DVDを再生し、リブートした後に再度DVDを再生させたらエラーが発生(^^;RadeonドライバとRavisentデコーダのアン/再インストールを行っても回避できない。結局、私の環境では「TTekDVDのDXVAへの未対応が回避できない」、「8500LEにはDXVAレスな7093ドライバはインストールできない」ので結果的に私の環境では、TTekDVDでは8500LEは使えない...ということになってしまった。
と言う事で、Radeon8500LEはひとまずお蔵入りである。TTekDVD搭載のRavisentデコーダが早期にDXVAに対応することを期待するばかりであるが、まぁ当初の目的であるATiDVDPlayer4.1プラスdtsスルーの環境には対応できたわけで、TTekDVDの快適な操作性もあわせて大満足なのだが...やっぱ、ちょっとくやしぃ...(^^;

 2001年12月24日(月)

<<TheaterTekDVDPlayer入手>>

予てからAVSForumでかなり話題となっていたソフトDVDプレーヤ、TheaterTekDVDPlayerは本場?のHTPCオタクが自分たちで作ってしまったソフトと言うこと、エンジンがATiDVDPlayerと同じと言うことでかなり期待をしていたのだが、先日、日本でこれをいち早く入手された方のインプレッションが洩れ聞こえてきた。かなりよさげ&信用できるソースだったので早速入手した。実は今日はクリスマス&忘年会だったのでインストールは明日にでもゆっくりと...と思っていたのだが、メールで誘導催眠をかけてくれる人がいたので、まんまと深夜のインストールとなってしまった。
不正コピー防止のためか、PassCodeKey#と言うシステムがややこしく、「PCにインストールしたら7日間試用の状態になる、その時点でPCユニークなSoftLockIDが発行され、この番号をメールで送ると正式なpermanent unlock codeが送られてきて、そのPCのみで使用する事ができる」というシステムが最初理解できずに、なぜケースに書かれたSoftLockIDを入力してもレジストレーションできないのか散々悩んでしまった。これでは、正規購入者でさえ複数のPCにインストールできない(同時でなくとも...)のでサポートフォーラム上でも文句が出ているようだが、製作側は「あらかじめAVSフォーラムで討議したとおり」と我関せずの様子(^^;
インストールの際にもう一つの障害が...なぜかRadeon8500LEのHWMC(ハードウェア再生支援)を認識せず、強制的にソフトウェアデコーディングに切り替えられてしまうのだ。なんだか嫌な予感。
紆余曲折の末、どうにかDVD再生まで漕ぎ着けたが、第一印象はATiDVDPlayerの画質でdtsを含むSPDIF出力音声の再生が可能になったと言う感じ。キーボードでの操作感や画質の調整画面の使いやすさなども含めて好感触なのだが、HWMCが認識されないせいか、例の「恋に落ちたシェークスピア」のオープニングの場面で背景の明暗がカクカクと不自然に変化してしまう現象が確認された。これを回避するには8500LEのHWMCを認識させる必要があるのだろう。しばらくはTTekDVD専用のサポートフォーラムのウォッチングが必要なようだが、なにぶん英語なので...(^^;参った参った

 2001年12月23日(祝)

<<HTPCにコンデンサー&ノイズ吸収シートを投与>>

この1ヶ月、「覚えが記」の更新はサボっていたが、HTPCの改造はサボっていたわけではない...別にサボっていても何の問題も無いが(^^; 他の掲示板を参考にしてあれこれと試していたのである。その中でも効果があったと思われるものは以下のとおり。

○電源内の5Vラインにアルミ電解コンデンサ(10V/1000μF)を3個並列に入れる。
  ...DVD再生時に定期的に出るCPU負荷のピークが小さくなった。

○DVDドライブの給電ケーブルの12VラインにOSコン(20V/120μF)1個とアルミ電解コンデンサー(16V/1000μF)を2個、5VラインにはOSコン(16V/270μF)1個とアルミ電解コンデンサー(10V/1000μF)1個を並列に入れる。
  ...ドライブの電流不足解消のためらしいが?

○HDDドライブの給電ケーブルにOSコン(16SG470M)1個と積層セラミックコンデンサー(25V/10μF)1個を12V、5Vそれぞれに並列に入れる。
  ...ノイズ吸収のためらしいが、HDDドライブは3分でOFF設定しているので効果があるかは??

JapanValueのノイズ吸収ゲルシートをグラフィックボードとサウンドボードの裏面に貼り付け電源からマザーボードへの給電ケーブルとDVDドライブへのIDEケーブルに巻き付ける
  ...ズバリ輻射対策であるが効果の程は???

個々の効果についてはなんとも不明なのだが、この組み合わせが一番きれいな画を見せてくれているようだ。総合的には可と言ったところか。
  

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