recokin's room



レコキンのホームシアター覚えが記 その2

since 2001/4/16

この覚えが記のご感想や、「そりゃちゃうでぇ!」というダメ出しを、「3管式プロジェクター掲示板」にぜひお書き込みください。(この文章をクリックすれば掲示板に飛べます。)

注意 : ここにかかれている内容は、私自身が多くの方にご指導を頂き実際に行った内容ですが、1272QJも含めて、すべての方の3管に適応する内容とは限りません。特にグリーン管の調整やスクリーン電圧調整VRなどの特約店用マニュアルでは触らないように指示されている部分の調整も含んでいますので、もしここにかかれている内容を実施したことにより何らかのトラブルが発生しても私は一切何らの責任も負いかねますので、ご了承の上お読みくださるようお願いします。

最近のレコキンシアター風景

 2001年11月25日(日)

<<こんぶさん、再び京都に現る>>

新潟のこんぶさんが、三重〜九州〜四国の3管調整の旅?の途中に我が家に来られた。春以来、半年ぶりの再会だ。観光シーズン真っ只中の京都だが、道のりは意外とすいていたとか。お茶で一息ついていただいてから早速レコキンシアターをクリニックしていただいた。
1272QJはフォーカス〜ホワイトバランス調整してもらったが、またまた一皮向けた。さすがプロの業だなぁ。
こんぶさん持参のHTPCは私のHTPCの半分ぐらいしか手をかけていないようにしか見えない(失礼)のに非常にきれいな画だ。やはりシンプル・イズ・ベストなのか?うちのHTPCはクッキリはしているが、なんか粗い...やはりWinDVDではダメと言う事で、クリーンインストールでATiDVD4.1を入れ直した。(結構手間がかかった...(^^;)初めはやはり動作がおかしかったのだが、ミソはDVDGenieの設定(Surface Flip ModeでSoft De-Interlaceを選択する...)にあったようで、問題無く映るようになった。
もう一つのミソがあったのだが、これはマル秘だとのこと...スミマセン(^^ヾお酒の入った勢いで(ラッキー)その場で○○してもらった。その手際の良さには脱帽。(当たり前...)結果は良好。(^^)v
こんぶさん持参の新兵器、KB−83Eは噂どおりの抜群の出来だった。綺麗な高音の上に、信じられないほどきっちりと低音が出てる...(^^;私はKB−88ESで見る映画が気に入ってるのだすが、これをKB−83Eに入れ替えてしまうと言う人もいるとか。私もリビングのSPに検討しようかなぁ...
まだまだ長丁場の3管調整の旅、道中の無事をお祈りいたします。

 2001年11月19日(月)

<<ソフトDVDプレーヤ放浪の旅>>

このところ、いろいろなソフトDVDプレーヤを試してみるがどれも一長一短が有り、非常に困っている。

○ATiDVDPlayer4.1...先日までのリファレンスだったが、グラフィックカードをRadeonLEから8500LEに差し替えたらインストールできなくなってしまった。LEを挿した状態でインストールし、再度8500LEに差し替えたが、DVDを再生すると色のばらつきと横線のちらつきが出るようになってしまった。音声ではSPDIFスルーはできるが、dtsは不可。

○ATiDVD5.0...8500LEとの組み合わせでの画質は秀逸だが、早送り・巻戻しをするとコマ送りのようになってしまう。音ではSPDIFスルーがダメ。なんとATi側でAIWを売るために、AIW以外では故意に止めているんだとか...また、2chミックスダウン音声は途切れてしまうのでダメダメ。

○WinDVD3.0...かなり重い感じ。また、色のばらつきが出ることがある。音に関しては全てにわたり良好。

○PowerDVDXP(4.0)...画はよく言えばはっきりくっきり、悪く言えば貼り画調。動作は重いが悪くは無い。操作性の良さ、機能の豊富さはピカイチ。ただし、DIGI96/8ではSPDIFスルーが出来ないのは致命的。

○WinDVD2.4〜2.8...Ver2.4にパッチをあてたもの。2.8はRadeonのドライバーと相性が悪いのか、起動するとなぜか解像度をVGA(640×480、60Hz)に強制的に変更してしまうので使えず。2.6が画・音共に可もなく不可もなくといったところ。いまのところ最も安定している。

ZoomPlayer2.12... ビデオ、サウンドそれぞれのフィルタに好きな物を選べると言うフロントエンドDVDプレーヤ。ビデオ側は、ATiDVD5.0のものを、サウンド側は私のシステムで最も安定しているWinDVD2.6のものを選んだのだが、画はまさしくDVD5.0の高画質が出ているのだが、音がなぜかSPDIFスルーが出力されない。サウンドフィルタのプロパティを見ると、SPDIFの項がブラインドになっていて選択できない。念のためWinDVD2.6を立ち上げてプロパティを見ると、ちゃんとSPDIFも設定可能になっている...と言う事はDVD5.0のビデオフィルタにSPDIFを不可にする機能が組み込まれていると言う事なのだろうか?ZoomPlayerでは、DVD5.0と同類のCinemaster系のCinePlayer4のビデオフィルタとWinDVDのサウンドフィルタを組み合わせて使っている人が多いそうなので、やはり問題はATi側にありそうだ。他にもPowerDVDとWinDVDの組み合わせなど試してみたかったのだが、ZoomPlayer側で意味不明のエラーメッセージが出たり、動作が不安定になったりしたので、結局外してしまった。(後日、PowerDVDビデオとWinDVDサウンドの組み合わせは成功した。)

結局、今現在の私のHTPCには、最も安定しているWinDVD2.6のみがインストールされている。しかし、8500LEとATiDVD5.0の組み合わせによる画には後ろ髪を引かれる思いだ。誰か裏技でSPDIFを出力する方法を見つけてくれないものだろうか...

 2001年11月16日(金)

<<Radeon8500LEをファンレス化>>

サーマルコンポーネント社の40E×40×40ヒートシンクを用いてRadeon8500LEをファンレス化した。
まずはファン&ヒートシンクの取り外し。ヒートシンクとGPUの間にカッターの刃をねじ込み、少しずつ慎重に押し込んでいく。なかなかうまく進まないので、刃をゴリゴリとねじ込んだところ、「パリッ」とヒートシンクが弾け飛んだ。その勢いでカッターの刃は...なんとヒートシンクを抑えていた親指の爪に食い込んで止まっているではないか!爪に当たらなければ親指がグサッと切れているか、近くのコンデンサーが吹っ飛んでいるかという冷や汗ものの状況だったが、どうにかうまく外せた。残った接着剤を綺麗に削り取り、GPUの中央にシリコンを塗る。そして四隅に瞬間接着剤を付けて、あらたなヒートシンクを固定した。通常は熱伝導性接着剤を使うのだろうが、これが一般には入手困難らしく、サーマルコンポーネント社のIさんからも「どうやって取り付けるの?」って質問されていたが、この方法を伝えると 「それが一番良い」と太鼓判をもらっていた。
さて、この状態で3時間程度のDVD再生では、動作には問題なかった。しかし、ヒートシンクを手で触るとそれなりに熱くなっているので、やはり排熱方法にもう一考が必要のようだ。

<<PowerDVD XP製品版でSPDIF信号が出ない>>

PowerDVD XP製品版を入手して、早速インストールしてみた。先日の体験版で、画質にはそれなりの感触を得ていたので期待も高まる。(なお、DirectXは最新の8.1に、Radeonドライバーも最新β版の7206に入れ替え済...)
画質は期待通りなかなか良好である。輪郭の綺麗さはATiDVDに一歩劣るようだが、精細感、中間色の表現の仕方は好感が持てる。またなぜか、体験版で気になったガタツキがあまり気にならない。しかし、デフォルト画質の明度が高め、ガンマが低めになっているので、これをβ版ドライバの新機能であるオーバーレイの画質調整で調整したのだが、PowerDVDを立ち上げ直したり、はたまたチャプターを飛ばすだけでも元の画質に戻ってしまう。PowerDVD側の「カラーコントロール設定」と干渉してしまうせいだろうか?明度に関してはPowerDVD側で調整すれば維持されるようだが、ガンマ調整はドライバ側にしかないので、これは致命的だ。
またもっと致命的なのが、「音声出力」で「SPDIF」を選択してもSPDIF出力されない点だ。この際、「設定」内の「技術情報」を見ると、「SPDIF Output Device」は「Not detected」となっているので、どうやらSPDIFデバイスが認識されていないようである。サウンドカードはRMEのDIGI96/8が組み込まれており、他社ソフト、例えばWinDVD3.0等ではSPDIF出力も問題なく出力されている。また「音声出力」で「2スピーカ出力」を選択するとデジタル端子を通じて外部デコーダにステレオ音声信号が出力されていることからも、サウンドカード側には問題ないと思うのだが。KARLOFFさんのところでも、DELTAの1010で同様な現象が起こっており、やはり不具合原因はPowerDVD側にあるようだ。
とりあえずサイバーリンクサポートに問い合わせは入れているが、果たしてどうなることやら。(^^;

 2001年11月14日(水)

<<早くもRadeon8500LEを再改造>>

フィルタカット&BNC化に使用した線材1.5C2Vの芯線が極細なのがどうにも気になる。また基盤パターン上のRGBの引き出し位置が出力端子のRGBの配置と全く反対になるので、配線が交差して長さも余分に必要となっているのも気に食わない。ということで、改造後1日にして早くも再改造となった。線の固定は瞬間接着剤での仮止めだったので助かった。まず、線材を3C2V同軸の芯線を取り出したものに熱収縮チューブを被せて絶縁を施した物に交換する。単線なのでノイズの影響がちょっと心配だ。また、配線経路もそれぞれが交差せずにほぼ最短距離になるようにやり直した。要するに、出力端子のRGBHVの位置を全くさかさまに配線してしまったのだ。果たして結果はなかなか良好だ。心配されたノイズの影響も無く、反対にS/Nも良くなったように感じる。さて、残すはファンレス化だが...

 2001年11月13日(火)

<<Radeon8500LEのフィルタカット&BNC化>>

m-fujiさんのページこんぶさんの改造画像を参考に、Radeon8500LEのフィルタカット&BNC化を行った。
前回のRadeonLEのBNC化でも同じだったのだが、最大の難関は出力コネクタの撤去である。2回目なので多少慣れたとはいえ、今回はHD−miniDsubのみならず、DVI−IとSの3つが付いている。1本1本丁寧にはんだ吸い取り線を使ってはんだを吸い取っていくのだが、最後のコネクタ取り外しは「エイヤッ!」の力技である。前回はここでいくつかの基盤パターンを剥がしてしまったが、今回は丁寧にはんだを吸い取っておかげか、パターンを傷つけることなくはずす事が出来た。
次は基盤のフィルタ部寸前のパターンカットだが、かなり細かい部分なので、カットできたかどうかわからず、かなり深くカッターで切り込んだ。本当は表面を浅く切り込めば剥がせたはずなのだが...かなり不安(^^;
そして、RGBHVそれぞれの信号を1.5C2Vの同軸ケーブルで取り出す。RGBはフィルタ部寸前の部分から、HVはDsubを剥がしたパターンから取り出した。1.5Cの芯線は細く折れ易いので、ケーブルが動かないように接着剤で基盤に固定した。
BNCコネクタは、今回もカノープスのオプションボードSSH Type−Bを流用した。RadeonLEの時は、このボードの固定に苦労したが、8500の場合はDVI−I端子を外した穴がほぼSSHの取り付け穴の位置にあたるため、これをドリルで大きくしてがっちりと固定できた。各信号線はBNCコネクタの取り付け部に直接はんだ付けした。
さて、HTPCに取り付けると難無く立ち上がりほっとしたが、あれっ!色がおかしい?なんとRとBを逆に取り付けていたのだ。もちろんBNCケーブルをRB反対に繋げば問題ないのだが、なんとなく気分が悪いので、改めて基盤の配線をやり直した。(^^;
さて再チャレンジ。まず第一印象で、RadeonLEをフィルタカット&BNC化した際と同様に、デスクトップの細かい文字が読み易く感じた。これは解像度が向上したことの現われと思われる。次にお決まりの「恋に落ちたシェークスピア」の再生。暗部の階調不具合解消のためにドライバをβ版の7199に入れ替えたり、8500LEを挿してからATiDVD4.1が入らなくなったので、ソフトDVDプレーヤをWinDVDに変えたりで、今までの環境との正確な比較は出来ないのだが、直近のRadeonLEの画と比べても良くなっていると思われる。ただ、S/N感に不満を感じる。そのせいか、色も浅く感じる。そこでRadeonLE同様にコンデンサへのGC16投与と銅箔によるシールドを行った結果、期待通りにS/N感と色の深さが好転した。人物の顔の彫りが深くなったような感じだ。
あと、8500LEには冷却ファンが付いているのでファンレス化ができれば良いのだが(ボードを触るとかなり強く振動している...)、私のHTPCはケースファンを取り外してしまっているので、GPUがオーバーヒートしないかちょっと不安...どうしよう?

 2001年11月6日(火)

<<Radeon8500LEをゲット>>

当初の評判が?であったり、バルク品が急遽LEになってしまったりということで一時は購入を取りやめにしていたのだが、四国のKさんからお電話をいただいたり、こんぶさんのフィルターカット&BNC化成功の書き込みを見て思わずゲットしてしまった。もうしばらく様子を見れば値崩れしたかもしれないが、まあ、旬の物と言う事で...
まずは、ドライバー7189を外すことなく、そのままRadeonLEと差し替えをしてみた。起動しない等の不具合情報もネットで見ていたのだが、危惧していたトラブルも無くすんなりと「Radeon8500」と認識された。また、エージング前の画はもうひとつと聞いていたのだが、思ったよりは良好で、初めから濃い色が出ている。但し、HTPC掲示板でも報告されているとおり、DVD再生で暗部の階調がおかしな部分がある。「恋に落ちた...」のオープニングで文字だけの暗転部から青空に切り替わる部分で、白い雲が一度ボワッと見えて、また暗くなる...と言うような現象が見られる。また、「タイタニック」の初めの潜水艦の部分で、ライトの明かりが広がっている階調がおかしく、外側の暗い部分に光の輪のような物が見られる。これらの現象はRadeonLEでは見られなかった。またドライバーを正規版の7191に変えても治らない。HTPC掲示板によるとβ版の7199にすると解消されるらしいのだが、デフォルトのガンマが高く設定されていたり、新たに設置されたオーバーレイ項目で調整しても、ATiDVD4.1を起動するたびに元に戻ってしまったりで、まだ安定しているとはいえ無さそうなので、とりあえずは7191を使う事にする。また、一部の場面でジラツキが見られる。エージングで解消される事を期待したい。

 2001年10月24日(水)

<<歴代WinDVD対ATiDVDPlayer4.1>>

WinDVDのVer2.8パッチファイルを入手したので早速試してみた。まずATiDVD4.1をアンインストールし、WinDVD2.4をインストールする。ここでDVDを見てみたが、Radeonのドライバーが7189になっているため、以前のように画質調整をしなくてもデフォルトで見ることができるので大きな不満は無いのだが、暗部の階調不足やフォーカス感、立体感に不満を感じる。また「恋に落ちた...」のオープニング場面で、手すりの桟の部分等にジラツキが見られる。次に以前入手していたVer2.6パッチをかける。ここでDVDを見てみても先程のVer2.4と違いが感じられない。最後に今回入手したVer2.8パッチをかけて見てみると、どうも動作が重く感じる。なんとなくWinDVD3.0の時と同じような感じ...と思ったのでDVDGenieでエンジンのバージョンを見てみると、フロントエンド部は2.8なのだが、フィルター部は「3.1xxx」と表示される。どうやらエンジン部はWinDVD3.0にパッチを当てた物と同じと言う事ではないだろうか?結局、どのバージョンでもATiDVD4.1のような画は見られなかった。dtsが出ない不満点は残るが、ATiDVD4.1に戻して使う事にした。

 2001年10月12日(金)

<<RadeonドライバーとATiDVDPlayerのその後>>

こんぶさんが自身のページでRadeonのβ版ドライバー7184の一部を8115にする事で解像度を上げた状態でカラーバランスを崩さない方法を公開された。手順は少々面倒だが、確かに以前の色合いのままでフォーカス感も7184出得られた状態である。ただし、ソフトや場面によっては場面の下部に緑色の線が表示されると言う新たな問題が発生した。これは8115ドライバー特有の現象だそうだが、私の環境では今回の作業で出てきたようだ。さすがにこれではマズイので苦肉の策として7184の一部のファイルを交換するのを8115ではなく、以前使っていた8103のものにして、同様の手順を実施してみたところ大体同じような結果を得る事が出来、緑色の線の問題も解消できた。7184&7115と比べると心なしか解像度が今ひとつのような気もしないではないが、「逃がした魚は...」だと思い、これで使う事にする。
ATiDVDPlayer4.1とCinePlayerβの共存だが、これにも問題が...わずかながらコマ落ちが原因と思われる再生画面のギクシャクとした動作が見られるようになったのだ。ATi単独でも皆無ではなかったのだが、共存後は確実に増えてる。また、BIOS設定で3分間無アクセスで動作を止めていたHDDだが、共存後はキーアクセスがなくてもなぜか突然動作をはじめ、その際には再生画面が数秒間一時停止してしまうようになってしまった。この原因は、CinePlayerβ版の上書きによって、CineMasterエンジンのバージョンが4.xxから2.xxに下がってしまう事にあるのではないだろうか?HDDが勝手に動いてしまう現象については、以前に入手していたGUJのSmartDriveに入れて常時ONとする事で解消できるが、画面のギクシャク感は今まで見られなかった箇所でも起こるようなので、結局CinePlayerβ版を外して元の状態に戻してしまった。またdts再生は我慢するしかない...

 2001年10月7日(日)

<<ATiDVDPlayer4.1とCinePlayerβの共存に成功>>

こんぶさんに教えてもらい、(以前よりページに書いておられたそうな...)やっとATiDVDPlayer4.1.0.0(以降ATい)とCinePlayerβ版(以降CPβ)の共存に成功した。具体的にはATiにCPβを上書きし、ここで一旦ATiをアンインストールして、再度ATiをインストールする。そしてCPβをコントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」で修正すると以前のようにフリーズしたり、色合いが不安定にならなくなった。これでdtsスルーも可能となり、「MIB(dts盤)」や「6day」などの主要なdts盤の動作も確認する事が出来た。あとはRadeonの新ドライバーでカラーバランスが崩れる問題さえ解決できれば極楽なのだが...

 2001年10月3日(水)

<<Radeonドライバー7184>>

Radeonのβ版ドライバー7184でDVDの解像度、フォーカスがアップする情報をmahoさんのページで知り、早速(圧縮がマイナーな方式だったので苦労したが...)インストールしてみた。噂どおりにフォーカス感、クッキリ感が向上しており喜んだのだが、カラーバランスが変わってしまった。黄緑が強くなったようなので、プロジェクター側のW/B調整で逃げようと思ったのだが、どうもうまく行かない。どうしても黄緑が強調されてしまい、顔色が不健康に見えてしまうのだ。ウ〜ン、このフォーカス感の改善を一度見てしまうと後ろ髪を引かれてしまうのだが、涙をのんで7115に戻した。

 2001年9月28日(金)

<<HTPCを再び小ネタで対策>>

この数日間、HTPC掲示板を参考に小ネタ対策をいくつかやってみた。
まず、DVD−ROMドライブのケース上下共に内側に、0.1mm厚の銅箔と0.3mm厚の鉛シートを貼り付けた。動作音は減少したが、画に関しての効果はよくわからない。特に悪くなった部分も見られないのでこのまま使う事にした。
次に、グラフィックボードやサウンドボードへのシールド板(ボードのグランドに接続)付加は逆効果(電流が発生してしまうそうな...)の可能性があるということなので、双方共に取り外し、変わりにGC16を袋詰したものを貼り付けてみた。サウンドボードは音の分離がわずかながら良くなったような感じがしたのでこれを採用したが、グラフィックボードに関しては画がわずかながら白じんだような気がした。これがシールド板の効果だったのだろうか?どうも違和感を感じるのでまずシールド板だけ張りなおしてみたがこれでも物足りない。結局ボードのグランドへの配線も元の状態に戻してしまった。また、グラッフィックボードにはGC16の袋詰も効果は見られなかった。
また、3mm厚のアルミ板を2枚張り合わせたものを使って、電源BOXの下面及びDVD−ROMドライブをマザーボードから隔離してみた。画が全体的に明るさを増したようには感じたが、電源BOX下面の場合はCPUとの距離が近いためにCPUからのノイズが反射を起こした為か立体感が損なわれたような感じがしたので、GC16の袋詰を間に貼り付けてみたら立体感も増し、フォーカス感も向上したように感じた。
最後にFDDユニットを取り外した。(もちろんBIOS設定も変更...)DVD再生中は動作していないので悪影響は無いものと思っていたのだが、HTPC掲示板によると悪影響があるんだとか...効果の程は、上記の小ネタ対策の相乗効果もあるのでなんとも言えないのだが、総合的には悪くない。FDDは普段は使わないし、必要なときには取り付ければよいので、外したままで使用する事にした。

 2001年9月12日(水)

<<日本語字幕表示ソフトを試してみる>>

「映画情報発信サイト シネマックス」(http://homepage2.nifty.com/CINEMAX/index.htm)というページで字幕映像メーカーソフトEcritureを知った。このソフトは聴覚障害者向け字幕の制作を支援する目的で開発されたもので、PCで輸入DVDを再生しながら別途用意された字幕テキストを順次表示させる事ができるものである。「シネマックス」のページにいくつかの字幕テキストファイルが用意されているが、その中で「ボーンコレクター」と「X−メン」は映画館では未見で、米盤を持っているがセリフが中途半端にしか(と言うか、ほとんど...)理解できずあまり楽しめなかったので、早速ダウンロードしてHTPCで試してみた。
通常はDVDやビデオは専用機で再生し、PC上で表示した字幕をビデオミキサーで合成するらしいが、HTPCではDVD再生と字幕表示を同じデスクトップ上で行う事ができる。具体的には、このソフトではデスクトップ全面が字幕表示域となるのだが、この画面の一部に窓を開けて背後が見えるようにできる。この部分にDVD再生ウインドウ(フルスクリーン表示はNG...)を当てはめれば、DVD再生画面を見ながら、字幕も同時に表示できるわけである。ちょうど4:3スクリーンのシネスコープ表示領域の下に日本語字幕が収まるようになるのだが、「フレーム宛て最大全角文字数」を最大の「48」に、「背景色」は「黒」、「自動センタリングを行う」をチェックしておくと良いようである。使用感は非常によく、やっと本当に「ボーン...」や「X−メン」を楽しめた感じである。DVD再生にもコマ落ちが増えた等の不具合は見られなかった。
「シネマックス」のページには他にもいくつかの字幕テキストファイルがダウンロードできるように用意されているが、これは管理人さんがボランティアで用意してくれたファイルである。他にもこのようなファイルが用意されたところがあればうれしいのだが、今のところは他には無さそうである。

 2001年9月4日(火)

<<マザーボード取り付け板を強化>>

この数日間、HTPC掲示板をウォッチングしているのだが、アルミ製のタワー型ケースの補強ネタがあったので実践してみた。マザーボード取り付け板と同じような大きさのアルミ板(2mm厚)を取り付け板にネジ止めし、それに3mm厚のアルミ板(5cm×20cm)を2枚、発泡ポリエチレン両面テープにて貼り付けた。これはなかなか効果ありそうだ。とにかく画が落ち着いて見える。ついでに、CPUをセレロンに換えた事で発熱量の減少を期待してケースファンを取り去ったが、BIOSの温度監視でマザーボードが42度、CPUが52度程度で安定しているようだ。とりあえずこのフアンレスで、しばらく様子を見てみよう。

 2001年9月3日(月)

<<CPUをセレロン850にダウングレード>>

とある先からセレロン850を入手したので、試しにP3と交換してみたのだが、なかなか良い感じだ。以前セレロン466を使った際に発生したようなジラツキも見られず、かえって画が落ち着き、立体感が増したように感じる。面白い事に、デスクトップの画調は特に変化は感じられないのだが、DVDの動画には上記のような変化が感じられるのだ。このようにCPUをダウングレードする事によって画質が良くなるなんてことが理論的に有り得るのだろうか?

 2001年9月2日(日)

<<電源マネージメントでHDDを停止>>

WindowsMeには電源マネージメント機能があり、一定時間操作されなければスリープ状態にしたり、ディスプレーやHDDを一時停止することが出来るのだが、以前から使っていなかった。HTPCとしてもDVD再生中に停止してしまっては役立たずなので使う事は無かったが、普通に再生している間はHDDは何の役目も果たさないわけだから止めてしまえ...ということで、マネージメント機能を使い、HDDが3分間アクセスされなければ一時停止(パワーオフ)するように設定してみた。具体的にはコントロールパネルの「電源の管理」は「常にオン」にしているが、その中の「ハードディスクの電源を切る」を最短の「3分後」に設定にしてみた。DVD再生時はHDDへのアクセスはないので、すぐにHDDは動作を止めて非常に静かになる。キーボードを何か操作すればまたHDDは動作をはじめるのだが、ハングアップするような事も無く、特に問題は無さそうだ。これでHDDの振動&ノイズ対策は不要になると思うのだが、こんな使い方って良いのだろうか?

 2001年8月28日(火)

<<D−2001を本接続>>

カナレの圧着式BNC端子と5CFV同軸ケーブル(1m)でHTPC〜D−2001間のBNCケーブルを作成。これで、HTPC(5BNC)〜BNCケーブル(1m)〜D−2001(RGBスルー)〜BNCケーブル(3m)〜1272QJと本接続した。D−2001のエージングのおかげか、出てくる画は一層落ち着きを得たように感じる。DVD「クリムゾンリバー」を観た。この映画には大学図書館内の暗い場面、雪山での明るい場面と明るさでは両極端の場面が繰り返されるにもかかわらず、両場面共に破綻することなく観易く感じた。これもD−2001のおかげかもしれない。
D−2001は接続する3管の種類によっては3管側のクランプ位置の調整が必要と聞いていたが、VPH−12xxQJシリーズは「AUTO」でも自動追尾するようで、1272QJも特に変更せずに済んだ。また、D−2001の背面にはディップSWで「SYNC LEVEL」を「TTL」か「1V」か選択できるようになっている。三菱の3管LVP−2001の場合は、inputA(1V)とinputB(TTL)による画の変化が認められるらしいが、私の環境(HTPC:RadeonLE−>1272QJ:IFB−11)ではどちらを選んでも大差ないようなので、デフォルトの「TTL」(本来グラフィックボードの出力はTTL)を選択する事にした。

 2001年8月25日(土)

<<ひでっくんシアター訪問>>

「阪急沿線友の会」(と言っても氏は本当は京阪沿線なのだが...)会員のひでっくん宅に寄せていただいた。確か氏はこの数ヶ月で3台もの3管を買い換えたというつわものである。この日見せていただいたのは、つい最近購入したというエレクトロホーム社のマルチスキャン機。その値段は驚愕もので、何でそんな値段でマルチスキャンが買えるの?と聞きたくなるほど。ブラウン管はソニー3管と同じもので、7形電磁フォーカス含浸型カソード投射管とのこと。筐体の外観には汚れが見られるが、レンズ表面やブラウン管にはキズ等も見られず、前のユーザーは丁寧に扱っておられたようだ。サイズはSONYの500XJ程度でマルチスキャンにしてはコンパクト。まるで、500XJがマルチスキャンになって、レジ調整はBARCO風...という感じがした。画もなかなかしっかりとしていて、綺麗で力強い色が見られた。フォーカス感やレジに少々甘さが見られたが、取説が簡単なものしか入手できず、まだ思うように調整しきれていないとのこと。日本の代理店は全くあてにならないそうで、どうやら現地(カナダ)とやり取りしなければならなくなりそうだ。でも、今後の調整が楽しみな機械である。但し、DVDの映画を観ると黒の沈み込みが早く、暗い画面やコントラストの激しい野外の場面などでは見辛く感じる事があった。これは間にかましたDVDOのラインダブラーiScanの仕様のようだ。これは以前からネット上でも問題になっており、対策レポートも出ているようなので、ネット上で情報を集められる事をお奨めした。
帰りにひでっくん宅近くのイオンシネマに寄り、「猿の惑星」(あのエンディングは読めちゃうよね(^^;)を観て、帰宅後、3管の隣に座ったら「グラッ」ときた...震度4の地震である。少々ビックリしたが、3管を初め、家具類も動く事は無かったのだが、ひでっくんの3管は動いてしまって、調整は位置からやり直しだそうだ。ご苦労様です。

 2001年8月24日(金)

<<銀単線電源ケーブルの使いみち>>

DV−S9とGS−4000をレコキンシアターから出したためこんぶさん製の銀単線電源ケーブルが余ってしまった。先ずはHTPCに試してみたが、効果はあるような無いような?まず、つなぎ変えてすぐは変化がわからない。時間が経つと良くなっているような気がするのだが、そこでまたキャブタイヤ製に取り替えても、別に悪くならない...と言う事は効果無しと言う事か?やっぱり電源BOXが銀線のクオリティについて来れないということ?結局HTPCはNG。
アンプ類は全て電源ケーブル直出しなので使用できない。そこで、2Pインレットを外してキャブタイヤを直出しに改造していたデジタルサラウンドプロセッサーSH−AC500DにFURUTECのロジュームメッキ3Pを装着し、銀単線電源ケーブル(1m)を接続できるようにした。効果は、ドルビーのトレーラー(最後に鐘の音がぐるっと回るやつ...)の音が生々しくなったように感じた。
もう一本(50cm)は1272QJに使うことにした。壁コンから1272QJのインレットまで1.5m程度あるため、壁コンからは2.0スケアのFケーブルで引っ張り、これに接続するようにした。この効果については...気分程度かな?

 2001年8月22日(水)

<<ようこそ、D−2001>>

D−2001がやってきた。噂どおりで外観に高級感が漂い、いかにもええ仕事してくれそう。また、電源を入れてみると「キ〜ン」という音が気になるのも噂どおり...(^^; 手持ちのカナレBNCプラグを切らしていた為、HTPC〜D−2001間のBNCケーブルが作れないのだが、エージングも兼ねて、とりあえず2組のDsub−BNCケーブルをDsub(メス)−Dsub(メス)コネクターでつないでHTPCを見てみた。まず、デスクトップの字(黒色で細く小さい...)がはっきりとして、あたかも線が太くなったように感じる。これは、光軸が引き締まった(太らない、ビームの周辺がボケない...)おかげだろう。また、DVDビデオを映してみると色のコントラストの幅が広がったように感じるが、これも黒色が沈んだ効果と思う。ただし、白ピークの伸びに関してはあまり好転したようには感じられなかった。これはD−2001導入前からバッファアンプ効果を狙って分配器DD−240をかましていたからかもしれない。総じて画が一層クッキリしたようで、フォーカス間もアップしたように感じる。
...と言う事で、暫定だがHTPCからのRGBスルーでも出力バッファの効果は十分に感じられた。三菱の担当者さんは何を勘違いしてたのだろうか?

 2001年8月20日(月)

<< D−2001はバッファアンプの役目は果たさない!?>>

三菱の色差/RGB変換機、D−2001がHTPCのRGB出力に対しても送り出しバッファアンプの効果があることはネット上で数多く報告されており、以前より注目していたのだが、RGBスルーだけの為に10万円を投資する価値があるかどうかについては疑問を感じていた。今回のGS−4000売却にて資金が出来たのと、将来のBSデジタルチューナー導入に備えて、D−2001導入を検討する事にした。まず詳細を説明してもらうため、三菱電機京都製作所のプロジェクター営業課に問い合わせてみた。1000台限定生産と言う話は事実で、現在約800台を出荷、年内には残りの200台も出荷で終了の予定だとか。また、今後、このようなコンセプトの製品を作る予定は「今のところ」は全く無いとのことだ。う〜ん、こりゃ今のうちに入手しておかなきゃいけないかも...カタログ、資料を要求したところ、只の切替機(!)なので特にカタログは用意していないとのこと。そこで念のため入力端子の種類とRGB接続した際の機能を確認したところ、

三菱「RGBはスルーなので何の手も加えてないです。」
私「でも、バッファアンプの役割はあるんですよね?」
三菱「いいえ、只のスルーです。」
私「えっ!ユーザーの方はバッファアンプの効果があったと言ってますよ。」
三菱「いいえ、RGBの信号には何にもしてません。只のスルーです。」
私「もう一度確認しますが、バッファアンプは通ってないんですか?」
三菱「はい、間違いないです。」

わざわざD−2001の専門の人といって電話をかけなおしてきた人なので発言に間違いないだろう。(なんとこの人がこのシリーズの元締めだそうな...)すっかり購入する気でいたのに困ってしまった。
この内容を掲示板に書いたところ、すぐに掲示板&メールで「バッファアンプ効果は間違い無くある」というご連絡を多くの方より頂いた。ありがとうございました。 「論より証拠」ですっかり迷いも無くなり、D−2001を購入する事を決心した。

 2001年8月18日(土)

<<さよなら、ナナオのダブラー>>

DVDプレーヤーがHTPCオンリーとなった為、遊休状態となっていたナナオのダブラーGS−4000を東京の方に買っていただいた。ナナオのダブラーには1272QJ導入直後からプログレ画像の醍醐味を味合わせてもらった。GC16&こんぶさん秘伝のマル秘対策を施したスペシャルバージョン?だから先方でも必ずや喜んでもらえると思う。

 2001年8月10日(金)

<<さようなら1号機>>

VPH−1272QJの1号機を四国の香川県の方に買っていただけることになった。ソニーより各種スペーサー類を取り寄せて装着し、最終動作を確認後、専用箱に収めた。四国までの搬送が一番気になるところだが、今回は数日前に2号機を搬入してくれた日通アロー便にその記録が残っていたため、全く同じ条件と言う事でスムーズに話を進めることが出来た。但し、配送地と最寄の営業所が離れている場合は荷降しの人手が別手配となるため、その分別料金(運賃の4〜5倍!)が必要となるため、買主さんに荷降しの人手を別手配してもらう事となった。(京都の場合は営業所が近いため、この別料金が要らなかったようだ。)さよなら1号機、1年に1000時間も働かしてゴメンナサイ。向こうでもがんばって働いてくれ...(ToT)/~
また、先日ヤフオクに出していたDV−18が売れたため、DV−S9を1階のリビングに移した。これでレコキンシアターのDVDプレーヤーはHTPCオンリーとなった。今のところdtsが再生できない問題が残っているが、いずれATiDVDPlayerのバージョンアップもあるだろう(ホンマか?)から、これを待つ事にする。

 2001年8月6日(月)

<<ご近所さんと相互鑑賞会>>

ご近所にBARCOのVISION701sMMをお使いの方がおられる事を知り、相互鑑賞を行った。まずは私の家。氏はHTPCに興味をお持ちと言う事だったので、HTPCを中心に、定番の「恋に落ちた...」「ジャンヌ...」「タイタニック」などをはじめ、10数タイトルをチョイ見していただいた。2号機購入後調整にまとまった時間が取れていなかったので不安だったのだが、氏曰く、「HTPCと1272QJの組み合わせ、まさしく映画館の映像ですね!!!バックのボケ感が絶妙で、なおかつ人物にはキッチリとピントが合っていて驚きました。これが真の立体感ですね!」とありがたいお言葉を頂いた。また、こんぶさん作のKB−88ESの音を聴いて、小さいユニットから送り出されるパワーのある音に本当に驚いておられた。また、生々しい音だともおっしゃっていた。
次に氏のお宅に寄せていただく。築後数年の真新しいお家に10畳超の専用部屋...夢のような環境である。その正面にデ〜ンとかまえる 巨艦大砲!... ディアブロ・アコースティックモデル2というらしい(私しゃ詳しくないっす(^^;)が、そのデカイ様にすっかり圧倒される。先ずは、音楽CDを聞かせてもらったが、内臓に響く音である。特にパーカッションやドラムスの音が生々しく、パーカッションの微妙なタイミングのズレ(これを”味”と言う?)までが手にとるようにわかった。弦楽器愛好者としては、アコスティックギターの弦の音が太く感じる点に不満を感じたが、そんなことは些細な事...まさしく圧倒されてしまった。
次にBARCOに灯を灯してもらい、我が家でも見た定番物を見せてもらった。DVDPはSONYのS9000ES。以前アバックで見たときは接続形態が悪かったので印象が悪かったのだが、今回は真の実力を見せてもらった。その画は非常に滑らかで、特に輪郭が自然なのには驚いた。氏はこれには何の対策もされていないとのこと。但し、色合いがあっさりしていたので立体感が少し乏しく感じた。スクリーンがシアターグレー(壁が白いのでこれを選ばれたそうな...)なのだが、私はこれを見るのが初めてで、これにちょっと違和感を感じてしまったせいかもしれない。と言う事で、私が思っていたBARCOの画とはちょっと違っていたのだが、まだ1000時間をちょっと越えたところと言うその画は緻密でフォーカス感も良好、どちらかと言うと切れのある画という印象を受けた。なんと言っても、機体の綺麗な事。前の持ち主が丁寧に使っていたんだろう...なんともうらやましい。
映画の音も只者では無し...「U571」「バーティカルリミット」では本当に怖くなってしまった。お家にはもちろんご家族もお住まいなのだが、よく文句が出ないものだ。我が家では到底嫁さんの許可を得られるわけが無い。近所にこんな凄いものをお持ちの方がいたなんて、正直得した気分である。ウ〜ン、京都市桂地区も捨てたもんじゃないなぁ。

 2001年8月5日(日)

<<2号機の調整>>

先週1週間は音楽関係で忙しかったため、3管調整にまとめて時間が取れなかったのだが、とりあえずHTPCの解像度1024×768からの信号でフォーカスを取り直し、DV−S9&ナナオの16:9画面、HTPCの1024×768(4:3)画面、1280×720(16:9)画面のそれぞれにおいてレジ合わせを行った。また、特にHTPCにおいて白ピークの伸びた為か、白つぶれが見られたので、ATiDVDPlayerの画質調整にてコントラストとサイドを1割強、3管側の輝度とコントラストを3〜5ポイントほど下げた。結果、画質の面ではHTPCの方がDV−S9&ナナオ組に大きく水をあけてしまったようだ。音に関しても、DD5.1chにおいてはDV−S9に遜色無い、少なくとも私の耳には違いがわからないので、残る不満はdtsが再生できないことのみとなった。これに関しては、CinePlayerのβ版フィルターがダメな以上、ATiDVDPlayerのバージョンアップに頼るほか無し。

 2001年7月27日(金)

<<VPH−1272QJの2号機到着>>

掲示板の書き込みでトラストに500時間弱の1272QJが25万円で出ているのを知り、早速TELしてみたが既に売約済みとのことで、とりあえずキャンセル待ちを入れておいた。それからずっと音沙汰無しで、当然売れてしまったものと思っていたら、なんと掲示板でその人がキャンセルした事を知る。おっと思ったら、次の順番の人がいたようで、その人も掲示板に書き込み...なんか実況中継を見ているよう(^^; 結局その人もキャンセルした模様で、昨日、私のところに順番がまわってきた。1272QJのブラウン管部品代が約15万円、工賃が約10万円とのことなので、約500時間のエージング済みのブラウン管に交換したと思えば良いと思い、購入する事にした。
入金後すぐに送ってくれるとのこと。但し、1272QJ1号機を送っててもらう際に使った○川○便(バレバレ(^^;)はこのところトラブル続き(だってトラストの人がそう言っただもの...)とのことで、時間指定が出来ないものの日通アロー便を使うことにした。到着は4時...少しだけ会社を抜け出させてもらって、自宅にて受け取る。1号機の際の佐○急○(オイオイ(^^;)の兄ちゃんは玄関先にまでしか運んでくれなかったのだが、日通アロー便の兄ちゃんたちはなんと、2階の部屋まで運び込んでくれたので、今回は1年前に胆石を除去した(^^;弟にムリを頼まなくても良かった。(「VPH−1272QJ導入日記」の初めの方参照...)すごっく愛想も良いし、3管の運送には日通アロー便がお奨めです。
さて、2号機の状態だが、ブラウン管を覗く状態は1号機と同等と言ったところか。製造年も同じ94年の1〜6月期である。ただし、1号機のように「タバコ(カビ?)臭い」は無く、無臭空間のお世話にはならなくても良さそうだ。
蓋を開けてみたら、基盤の上にホコリが少なく、多分ブラウン管交換の際に清掃されたせいだろう。一応のチェックもされているんじゃないだろうか。スクリーン電圧調整VRの保護シールも剥がされており、このあたりの再調整もその際にされているようだ。早速簡単な調整を行い、DVDの画を映してみた。さすがに、500時間弱のブラウン管の画は3500時間超と比べると格段にきれいだ。フォーカスもあわせやすいし、ビームが絞れるのでレジも比較的合わせやすい。光量も豊かで、なんとも勿体無く(オジン臭〜)感じて、すぐに輝度40コントラスト65まで絞ってしまった。明日は早くから外出するのであまり時間が取れなかったが、十分満足のいくファーストインプレッション(中古でもこう言うの?)であった。

 2001年7月26日(木)

<<小ネタでちょっと対策>>

1ヶ月近く、「覚えが記」の更新をさぼってしまった。先日、ある方から「ネタ切れですか?」とご指摘も受けたのだが...確かに大ネタは無し(^^; でも、小ネタはチョコチョコとやってます。

HTPC関連
・メモリを厚さ1.2mmのアルミ板で囲ってシールド
・DVDドライブ内部のフラットICに鉛シートを、コンデンサーにGC16を貼り付け
・DIGI96/8のLSIに鉛シートを貼り付け

DV−S9関連
・インレットをヒューテック製に交換

効果は、まぁ程々といったところか...
ほかに、ATiDVDPlayer4.1.0.0のCinePlayerβ版上書きに再トライしたが、あえなく再撃沈...(ToT)/~ また、PowerStrip3.0で解像度をいろいろ試してみたが、結局16:9は1280×720、4:3は1024×768で決まり。
以上...う〜ん、やっぱり「覚えが記」に書くほどのことでもなかったかなぁ...(^^;

 2001年6月29日(金〉

<<98用Dsubコネクターの思わぬ利点>>

バッファアンプ目当てで入手した分配器だが、コネクターがNECの98用のDsub15ピンだったので、既存のケーブル類を使うには市販のDOS/V〜NEC98変換プラグを介さなければならなかった。多分こんな不便な一昔前の仕様だったから激安だったのだろうが...そこで、98用(と言うわけではないだろうが...)Dsubコネクターを買ってきてBNC変換ケーブルを自作する事にした。コネクターを買って気が付いたのだが、ピンのはんだ付け部がminiDsub15ピンのものより太くて、5CFVの中心導体をそのまま差し込む事ができるのだ。ということで、比較的簡単にDsub〜5CFV〜BNC(カナレ圧着)のケーブルが作れてしまった。(以前、miniDsubで5Cケーブルを作った時は所要時間5時間で、寿命ははんだ割れで30分...(ToT)/~)98用Dsubコネクターの思わぬ利点と言ったところか。画質は期待通り良好で大満足。

 2001年6月26日(火)

<<バッファアンプ恐るべし>>

最近、こんぶさんの掲示板で話題のバッファアンプだが、うちの場合は5Cケーブルが1mなので(P3に戻した際、ケースがタワー型になったのでPCを3管横に置き、ケーブルを短くした...)大丈夫かと思っていたところ、ヤフオクで分配器(Imagenics DD−240)が4000円で出てるのを見つけて遊びのつもりで買ってみた。これは4年程前のモデルで定価も86000円するのだが、入出力がNECの9800や富士通のTOWNS用のDsub15ピンである為、破格になっていたのだと思う。接続は、Radeon−>5BNC〜miniDsub(1.5m市販)−>Dsub変換プラグ−>分配器−>Dsub変換プラグ−>miniDsub〜5BNC(3m自作)−>3管...というかなりダメダメなものだったのだが、なんとBNC1m直結に勝ってしまった。(^^; 明らかに色のりが良くなり、わずかだが画の精細度も向上している。間のケーブルやコネクターを整理すれば、多分もっと良くなるでは?バッファアンプ恐るべし...というか、これがグラフィックカードの弱点だったね。
実は、どんなにHTPCを改造して画を良くして行っても、どうしてもDV−S9&ナナオから出てくる画の「力強さ」に勝てないような気がして好きになれなかったのだが、今回のこの画はほとんどの点でDV−S9組を凌駕したかなと思う。今日は時間の都合で単につないだだけだったが、この週末にでも配線を整理して、もし可能なら分配器の基盤をPCに内蔵してしまおうかなぁ...

 2001年6月20日(水)

<<PentiumIIIに逆戻り>>

ゆっくりとパンする場面での斜め線のジラツキがどうしても取れなくて困っていたのだが、もしや?と思い、PowerStrip3.0でCPU負荷率をモニターしたところ、ジラツキの出る場面でピーク値が100%を振り切っている事がわかった。そこでCPU&マザーをセレロン466とMEB−MからPentiumIIIとCUSL2のセットに戻したところ、綺麗にジラツキが納まってしまった。やはりWinDVD3.0やATiDVDPlayer4.1.0.0はローエンド機には重過ぎると言う事か?遠回りしたが結局もとの鞘に戻ってしまった。なんか、くやしい...(^^;

 2001年6月12日(火)

<<1272QJにセミ防音カバー>>

先日のCine6の視聴会で触発?されて、1272QJのセミ防音カバーを作った。材料は5.5mm厚のベニア板で、1272QJの上部のフタと取り替えて使えるようにした。仕上げは速乾ニス(2度塗り)。換気ダクトも兼ねていて、排気&騒音は後方に出すようにしてる。底面及び3管に接触する面はゴムを貼り付け気密性を上げている。内側にはシールド効果のあるアルミ箔を内蔵した吸音材(スポンジ)を貼り付けている。視聴位置(3管横)での体感騒音は半減したように思う。シアターのサウンド面ではアンプ交換やノイズ対策よりもこれが一番効果あったかも...

 2001年6月10日(日)

<<RadeonLEを修理>>

HTPCを立ち上げたところ、デスクトップの色がおかしい。どうやらグリーンの信号が出力されていないのだ。カードを抜いて調べたところ、G信号の取り出し部分の基盤パターンが剥がれてしまっていた。先日の再改造で配線を3C同軸に取り替えたのだが、この線の腰が強すぎて基盤に相当なストレスを与えていたようだ。よく見てみるとV信号取り出し部分のパターンも浮いている。そこで、配線を元の1.5Cの交換した。但し、1.5Cに戻すと、また断線に悩まされる事になるので、今回は1.5C同軸を瞬間接着剤で基板上に貼り付けてしまい、線が動く事によって中心導体が断線するのを防止した。また、同軸のシールド両端を、RadeonLEとSSH Type−B両基盤それぞれのベタアースにしっかりと接続した。修理の結果、以前よりも画質が幾分向上(安定?)したように感じるのは気のせいか。

 2001年6月8日(土)

<< 結局ATiDVDPlayer4.1.0.0>>

WinDVD3.0の画質調整に不満を感じていたところ、ATiDVDPlayer4.1.0.0のCinePlayerβ版のフィルターを入れなくてもDD5.1chが出力できる方法を掲示板で教えていただけたので、こちらに入れ替えた。DD5.1chの出力もでき、画質もだいたい思うように調整できたので、dtsは出ないがCinePlayerβ版は上書きせずに使うことにした。また、あわせてPowerStrip3.0の使用方法も教授いただき、安定して1280×1024、72Hzも使用できるようになった。1024×768とどちらが良いかは時間を掛けて見比べてみるつもりだ。また、リフレッシュレート48Hzの画もなかなか良かったのだが、選択肢が増えて逆にセレクトに困ってしまう。

 2001年6月3日(日)

<<HTPCのノイズ対策いろいろ>>

昨日、Cine6の視聴会で久しぶりに大阪日本橋に出かけたのだが、そこでノイズ対策にコンデンサーを内蔵した、ドライブ用延長電源ケーブル(4線)を見つけた。これをHTPCに組み込み際に、あわせていくつかのノイズ対策(らしきもの...)をやってみた。まずはノイズ対策電源ケーブルの組込み。そのまま組込むのではなく、それぞれの電圧の線とグランドをペアでねじったり、FDD用にコネクターを付け替えも行った。もちろん接続しない余分な線とコネクターは切断した。次に、ケース底面のマザーボード下の部分に0.1mm厚の銅箔を貼り、この上に発泡ポリエチレン両面テープを貼り付け、その上にGC16を敷き詰めた。最後に、グラフィック、サウンド両ボードにシールド板を貼り付けた。以前、工作に使ったフレキシブル基盤の素材(ポリミドフィルムに銅箔を貼りあわせたもの...)が残っていたので、これをボードよりも2cm程度大きめにカットし、2辺を折り曲げて(もちろん絶縁面が内側...)、ボードの上部と端子の反対サイドを囲うように、ボードの裏面より貼り付けた。シールド板の銅箔面とボードのグランドとはリード線で接続している。対策の結果は、対策以前と劇的な変化は見られないが、明暗部の境界のざわつきが減少し、画のしっとり感が増したように感じる。

 2001年6月2日(土)

<<WinDVD3.0ファーストインプレッション>>

先日ATi DVD Player4.1にCinePlayerβ版のフィルターを入れるとDD5.1やdtsが使える事がわかり、早速トライしてみたのだが、結局ハングアップを回避できず、あえなく削除してしまった。そこで、木曜日にいち早く入手していたWinDVD3.0をインストールしてみた。今回はWindowsMeのクリーンインストールから行った。その結果だが、私の環境ではどこが良くなったのか良くわからない。立ち上げ直後のちょっと見の画質は良くなったかと思いったが、そのままではゲインが高く、色のりが薄いので、「調整」でゲインを下げて、彩度をあげたら、WinDVD2K(Ver2.4)と同じような画になってしまった。また、画面全体がゆっくりとパンする場面では、画の動きが幾分ぎこちなく感じる。斜めの線がゆっくり移動するような場面で、画面が部分的に「ブルブル」とぶれるようになり、処理がうまくない感じがする。ソフト自身が重くなってしまったのだろうか?まだ、ちょっとしか見てないので、ここでの結論はもちろん早計だろうが...

 2001年6月1日(金)

<<RadeonLE再改造>>

先日行ったRadeonLEのBNC化だが、RGB信号の引き出しポイントが出力インピーダンス調整用トランジスタの前はまずいのでは...と、こんぶさんより指摘を頂き、引き出しポイントを変更する際に配線も3C同軸に取り替えた。実は先日の改造以降、デスクトップ画面最上位置の走査線数本が上位にずれるという現象がでていたのだが、今回の変更でもこれは解消されなかった。(実は、3管のRGB SHIFTを少し下げると解消されるので、これは設定の問題のようだ...)結局、今回の変更では見た目は変わらなかったのだが、精神衛生上よさげなので、これで使うことにした。

 2001年5月28日(月)

<<RadeonLEのBIOSがとんじゃった?>>

週末にHTPCのリフレッシュレートを変えたり、Tweakソフトを試してたりしていたのだが、突然電源を入れてもLEDが点滅するだけでウンともスンとも言わなくなってしまった。BIOSがとんじゃったのかな?ということで、ネットからBIOS復帰の方法を見つけ出して実行。ネット用のPCにはオンボードVGAが付いているので、これにRadeonLEを差し、BIOS書き換えプログラムを実行...?これまたウンともスンとも言わない...また、やってもうたか?以降、ネット用のPCも立ち上がらなくなってしまったのだ。大ショック...(ToT)/~
ところが、もしやと思いRadeonLEをHTPCにセットすると、何事も無かったかのように立ち上がるようになった。これぞショック療法?でも、1万円のボードを助けるために2万円のマザーを壊してしまったってことか?...このあと、マザーボードのリチューム電池を外して5分以上放置するとBIOSがリセットする事を知り、試してみるとうまく復旧する事が出来た。今では両機とも何事も無かったかのように元気に動いている。

 2001年5月24日(木)

<<DIGI96/8でHTPC熱が再燃か?>>

ドイツからRME社のデジタルサウンドボードDIGI96/8が到着した。ネット上最安値だがノンストックの店だったので、2週間今日での到着はしょうがないところか。早速インストール。噂では音出しに手間取ると聞いていたのだが、ボードをPCIスロットに差し、RMEのページから落としてきたドライバー(添付のCD−ROMじゃないところがミソ...)をインストールしたら、設定はデフォルトですんなりDD5.1もDTSも音が出た。この点、AUDIOPHILE2496よりもはるかに簡単で、ちょっと肩透かし。さて、その音だが、これは良い。デジタルケーブルが1本しかなかったので、DV−S9と切替えての比較は出来ていないが、まず、ちょっと聴きでも負けていない。むしろ高域の伸び(例えば「恋に落ちた...」タイトルバックの鐘の音の伸びや広がり...)ではDIGI96/8の方が勝っているように感じる。また、「MIB」DTS盤の筆記試験のときにウィルスミスが机を引きずる音などもDIGI96/8の方が不快な音を忠実に再現しているようだ。もう少し聞き込まないと結論は出せないが、DIGI96/8には情報量の多さと、再現の忠実さを感じる。また、特にノイズの悪さも感じない。これは、正解だったんじゃないかな?
ローコスト化で見切りをつけたはずのHTPCだが、RadeonLEのBNC化とDIGI96/8の導入でまたまた火がついてきたみたい...いかんいかん、ソフトにも力を入れねば...「チャーリーズ...」「ショーシャンク...」「スペース...」...

 2001年5月20日(日)

<<RadeonLEをBNC化>>

Radeonの出力直前のフィルターを飛ばすとフォーカス感が増し、解像度が向上するらしい。早速トライする事に...ついでにSPECTRA8400用のBNC化オプションボードSSH Type−B(ヤフオクから急遽取り下げ...)と利用してBNC化も同時に行う事にした。SSH Type−Bを用いてのBNC化の方法は、以前HTPC掲示板で見た覚えがあり、それ程難易度は高くないと、たかをくくっていたのだが...
まず、RadeonLEのDsubコネクタとSSH Type−Bの16ピンコネクタを外す。はんだ吸い取り線と大き目の半田ごてを使っての作業だが、RadeonLEのDsubがなかなかうまく外れない。はんだを完全に吸い取っても外れないので、最後は力任せに外したら、なんと13番ピンの部分の基盤のパターンも一緒に剥がれてしまった。(^^; 13と14はそれぞれHとVの信号線にあたるが、この2つはこの部分から簡単に取ろうと思っていたので、大ショック...結局基盤のパターンを追ってH信号と思われるスルーホールを見つけ出すのに結構時間がかかった。
R、G、Bそれぞれの信号は例のフィルター回路の直前の3つのスルーホールから取り出す。これはHTPC掲示板の書き込みから、下から順にRGBとわかっているたので、この3つと先程見つけたH信号のスルーホールに1.5Cの同軸シールド線を挿入しはんだ付けする。しかし、この1.5Cの芯線が細いので、次の線を作業している間にどうしても先にはんだ付けした線にストレスがかかってしまい、多分クラックが入ってしまってたのであろう...最後にV信号をDsub14番ピン、グラウンドを10番ピン、それぞれが刺さっていた箇所にはんだ付けしてから、SSH Type−BをRadeonLEに固定し、それぞれの線をはんだ付けしていたら、なんと、最初にはんだ付けした芯線が折れてRadeonLEから外れている!もちろん小さなスルーホールは埋まったまんま(^^; このときははんだを吸い取り、暖めながら残った芯線を引っ張ったら綺麗に穴が開いた。はんだをやり直し、確認の上PCに装着し、スイッチオン...なんじゃこの画は...デスクトップが映っているのは確認できるが、明らかに同期信号がおかしく、色もおかしい。すぐにボードを外して配線を確認。グラウンド側のはんだ外れがあり、やり直して再度確認。やっぱり変な画...また外してチェック。今度はHの芯線が折れてる。しかも、はんだを吸い取っても、先程のようにうまく穴が開いてくれない。仕方なくパターンを追って、直後の抵抗がつけてある箇所に信号線をはんだ付けする。この際もいちいちSSH Type−BをRadeonLEから外さなければならず、他の線にストレスがかかってしまい、冷や冷やし通し。
これを何度か繰り返した。途中でDsubに戻そうかとも考えたが、基盤のパターンを一部剥がしているので、元に戻しても正常に動作する保証は無し。そろそろ根も尽きようかとした時、B信号の芯線が折れていることが判明。これも穴の中のはんだが吸い出せないので、これも直後の抵抗から引き出す事にした。何度目のトライだったかは計測不可能だが、ここでやっと正常な画が映し出された。デスクトップの画を見ただけで改造の成果は十分に確認できた。もちろんDVDを見ても然り。期待通りにフォーカス感も解像度も向上している。「恋に落ちた...」のタイトルバックのシェークスピアの指の毛も1本1本がしっかり判別できる。反面、少しノイズが増えたように感じる。ボードから線を引き出した事による悪影響も考えられるが、解像度が上がったため、今まで見えていなかった(気付かなかった...)ノイズが見えてしまったのかもしれない。今から考えれば(もちろん当初も考えたが...)RadeonLEのDsubコネクタを外さなければもっと楽に作業できただろうし、万が一の(今回は十に一だった?)際には元にも戻せたのだろうが、出来上がりのスッキリした様を見れば、とりあえずは成功だったということにしてもよいと思う。

 2001年5月15日(火)

<<これがHTPCの顛末か?>>

練習後の眠い目でDV−S9&ナナオ組とRADEONの画を比較したが、それまでの不満は一切無くなった。現時点では、色調の変更が思うとおりに出来ないので、これが唯一の不満だ。反面、DV−S9組に対するアドバンテージも感じなかった。DV−S9組でも、既に走査線は見えていないし、これ以上解像度を上げてもフォーカス感が損なわれるだけのようだ。SPECTRA8400でも感じた情報の多さは認められるが、それよりもDV−S9組の余裕のある画の方に魅力を感じてしまう。もちろん私の好みもあるだろうが、これはきっと、古い1272QJの限界から起因するものなのだろう。我が家の1272QJにはDV−S9&ナナオ組がベストと思う。ということで、スクイーズソフトは、やっぱりDV−S9&ナナオ組で見ることにする。結果として出来上がったローコストHTPCだが、サブ機&イレギュラーな4:3専用機としてはこれで十分だと思う。

 2001年5月14日(月)

<<HTPC意外?な急展開>>

この週末でやったこと。まず、ケースファンを3.3V駆動に変更。動作に問題なし。これならファンレスでも可能かと思うが、臆病者?なので、このままに。ファン周りは銅箔を巻いた。次に電源ケーブルの編みなおし。マザーへの20本ケーブルはストレートに戻し、トライガードで巻き込んでスパイラルチューブで固定。ドライブ類へのケーブルは電源線とグランド線をペアにして捻り直し。これもスパイラルチューブにいれて、マザーボード上に位置しないように固定。そして電源BOX内の大型コンデンサーと排気ファンの周りに鉛箔を巻き、ケース全体を銅箔で包んだ。2つのファンへの鉛箔での対策で、騒音はかなり収まった...今後は今まで気にならなかったドライブ類の音が気になりだした...(^^; 最後に、ケース底面に銅箔を貼り、その上に発泡ポリエチレン両面テープを貼り付けてこれにGC16をまぶした。
これらの対策で、画はまたまたきれいになった...と思ったのだが、恒例のDV−S9&ナナオ組との比較では、やっぱりDV−S9組の方が良い(少なくとも私好みである...)のだ。以前からの不満点がどうやっても解消できない。やはり、スクイーズソフトを見るならDV−S9組で...と言うことになってしまう。

ATIのグラフィックボードRADEON LEが1万円強で売っている事を知る。もちろんこの情報はあちこちに出ていたのだろうが、全く、Out of 眼中だった。即ゲットし、SPECTRA8400と交換してみると...良い。少なくとも私好みである。輪郭もすっきり且つハッキリして、SPECTRA8400とは明らかに違う画だ。5BNCの威力?か、SPECTRA8400の方が信号の強さ(画の力強さ?)を感じたが、如何せん、DV−S9&ナナオ組のはっきりクッキリな画を見慣れた自分には少々つらかったのだ。
で、気が付くと10時前...まだ寝るには早いなぁと思い、実験を...ネットに使っているセレロン466のパソコンに組み込んでみた。簡単な作業と思っていたんだが、これが大変(^^; 結局、システムの上書きでダメ、最後はクリーンインストーするはめになってしまった。画と音が出たのが1時すぎ...で、確認程度しか出来なかったのだが、コマ落ちは特には見られない。なおかつ、例の「恋に落ちた...」のオープニング・パン場面の色むら?も全く見られない。今まで何をやっていたんだろうか...(ToT)/~ こんな事なら、RADEON LEとサウンドボードだけ買えばよかったのか(^^; 以下がこの時点での構成。

 マザーボード:ASUS MEB−M(手持ち)
 CPU:Intel セレロン466(手持ち)
 DVD−ROM:Creative PC−DVD ROM 5X(手持ち)
 ケース(電源付き):microATX用ミニデスクトップ(手持ち)
 グラフィック:Radeon LE(バルク品)
 サウンドボード:AUDIOPHILE2496(近日変更予定?)

まだノイズ&振動対策はぜんぜんやってないが、これをやればそこそこの機械にはなりそうだ。microATX用の電源(150W)が弱点にはなるだろうが、特筆する点は、microATX用ケースなのに、ボードの配置のおかげでCPU用のサーマルコンポーネント社大型ヒートシンクがそのまま使えた点だ。セレロンの発熱はそれ程でもないので、これで電源BOX以外はファンレスとなった。

 2001年5月9日(水)

<<内部電源ケーブルを整理>>

HTPCの電源ボックスからのケーブルを整理した。DVD−ROM、HDDとFDD、SPECTRA8400、ケースファンそれぞれに1本ずつケーブルをあてがい、必要の無いケーブルはBOX出口から切断した。また、DVD−ROMとSPECTRA8400へは独立したケーブルでの供給となるので、余分なスレーブも切断した。先日のスマートケーブルの効果と相俟って、ケース内は非常にすっきりとした。また、余分なケーブルから発せられていたノイズも減らす事が出来たものと思う。結果、画像のクッキリ度、色のり具合が向上したようだ。しかし、もし電源の供給が必要なデバイスを増設する場合は、電源の買い替えと言う事に...(^^;
SPECTRA8400のGPUにはサーマルコンポーネント社の大型ヒートシンクを添付の熱伝導両面テープで貼り付けていたが、自重で剥がれてしまうので、ヒートシンクに穴を空けて、カードに空いているGPUのファン取り付け用の穴を利用してネジで留めるようにした。

 2001年5月5日(土)

<<CPU&GPUのファンレス化>>

CPU&GPUのファンレス化に取り組む。サーマルコンポーネント社の大型ヒートシンクをそれぞれに取り付けてケースのファンのみで冷却する。CPU用には高さ85mmの60角でピンが60本立っている超大型もの、GPU用には高さ50mm、50角でピンは78本でこれも十分に大型。ケースに充分な大きさのものを選んだので、どちらも無理なく取付が出来た。ケースには12cm径と8cm径の2基の冷却ファンがついているが、とりあえずは安全をみて両方とも駆動させているので、箱全体の騒音低減にはならないが、マザーボード及びグラフィックボードの振動低減には大きな効果がある。おいおい、ケースのファンを1基にする、電圧を下げて回転を落とす、ファンレスにする...と試みていくつもりだ。
当初、HTPCは4:3専用機と位置付けていたが、DV−S9&ナナオ組とも十分取って代われそうな素養を見せてきたので、16:9用のセッティングも行った。解像度1024×768でリフレッシュレートを60Hzと72Hzで切替えると、1272QJ側では別のメモリーブロックに入る事になるので、72Hzを4:3専用としてレジ合わせを行い、60Hzを16:9にてレジ調整する。16:9画面でのアスペクト比切替は、フリーソフトウェアYXYのホットキーを利用して随時切替えることにした。リモコン代わりのワイヤレスキーボードの操作が幾分手間取るが、3管のメモリーを切替えるよりもスムーズで、レジのずれも発生しない事から、十分専用機と取って代われそうな状態だ。

<<専用機 vs HTPC vs Dlink>>

昼からkita2氏とバイト君が遊びに来て、HTPCのソフト的チューンアップ、専用機コンビとの比較、及びkita2氏持込のDlink(USBからデジタル信号を出力するアタッチメント)との比較を行った。まず、WinDVDをVer2.4に入れ替えた。そして、BIOSとWinアクセサリー等を改めて大掃除。仮想メモリーも切にした。結果、以前から気になっていた「恋に落ちた...」のオープニング映像の不自然な色変化も気にならなくなった。(実は、その後良く見直すと完全には回避できていない事に気付く...他の場面やソフトでは見られないのに何故?)
1272QJのINPUT−AにDV−S9&ナナオからのプログレRGB信号を入力、INPUT−BにHTPCの5BNC端子からのRGB信号を入力し、両機に同時に同じソフトをかけて、INPUTを切替えて比較した。両氏の意見も、パッと見はDV−S9組の方がくっきりとしてきれいに見えるとのこと。しかし、よく見ていると色乗りや色数、画面の艶でHTPCが勝っている事に気付く。また、「ジャンヌダルク」の高画質場面での比較や、HTPC単独での視聴では何の不満も無いとのこと。これに付いては私の意見も同じだ。
次いで、HTPCのUSBにDlinkを接続して音の比較。ただし、DlinkをつなぐとAUDIOPHILE2496から音が出なくなる現象があり、同時比較はDV−S9とDlink、AUDIOPHILE2496とDlinkという組み合わせとなった。結果的には、DV−S9>AUDIOPHILE2496>Dlinkとなったが、それぞれの差は他の掲示板で言われているほど大きなものではなく、僅差に感じられた。それぞれ単独の試聴では判別不可能に思えた。あくまで、私の環境において...と言うことだが。

 2001年5月3日(木)

<<HTPCのケース交換>>

HTPCのケースとして手持ちの柔なミドルタワー型を使っていたが、側板が「グォーン」と轟音を発したり、ファン類の振動をもろに受けたりと、このまま使っていくのには忍びなかったので本格的?なケースと交換することにした。選定の条件として、頑丈な筐体であること、振動に弱そうなタワー型よりも横置き型であること、冷却を考えて充分な大きさであること。以上から19インチラックマウント型のケースを採用した。重さはケースのみで13kg、大きさは45×45×18cm(予想以上にでかい(^^;...)で、フルサイズATXマザーボードを組み込んでも電源BOXやドライブ類がマザーボードの上に重ならない。特にCPU上はすっきりと空いていて,後の大型ヒートシンク取付にも問題なし。拡張ボード類もしっかりと固定され、非常に良い感じである。
併せて、FDDとIDEの内部ケーブルもGUP社(日本製と明示している...)のスマートケーブルに交換。これもすっきりと配線でき、マザーボード上にケーブルが位置しないように引き回しが出来た。
この時点で、画と音を確認。どちらも何も問題なし。まず画は、「何が不満だったの?」と思うぐらい色乗り、奥行き共に問題なし。わずかにクッキリ感だけがDV−S9&ナナオ組に劣り、パッと見ではやっぱりDV−S9の方がきれいかなと感じるのだが、この輪郭はナナオに処理されたものであって、銀単線電源ケーブルのおかげで不自然さを和らげたもの。一方、HTPCの輪郭はスケーリングによって僅かながら鈍った感はあるが、非常に自然でいわゆるフィルムライクな感じがする。このあたりは好みが分かれるところだろうが、我が家のように3管のINPUT−AとINPUT−Bとで同時比較でもしなければ気になるところではないかもしれない。
また、リモコン代わりとして、Acerのワイヤレスキーボード(マウスポインター搭載)を購入した。値段は普通のキーボードとマウスの合計とほとんど変わらないのに、操作性や通信状態も良く、よくまぁこんなものが作れるなぁと感心しきり。ただし、ドライバーがWinDVDに対応しておらず、操作キーを押すとWinのメディアプレーヤーが動いてしまうので、ドライバーは外して使う事にした。

 2001年4月26日(木)

<<グラフィックカードの5BNC化>>

HTPCのグラフィックボードSPECTRA8400をオプションボードSSH Type−Bにて5BNC出力コネクター化した。3管との接続はカナレのBNC(圧着)を用いて、1m長の5CFVにて自作。さすがに、その画質は一目で改善が確認できた。一番不満に思っていた立体感がそこそこ改善できたようだ。また、音のほうでも、AUDIOPHILE2496からのS/PIDF出力用に、Dsub9ピンから5D2Vを直出ししたデジタルケーブルを自作したところ、低域から高域までの音の厚みが増した。でも、未だにその画も音も、DV−S9&ナナオ組には一歩かなわず。巷ではHTPCについて「買って作ってすぐに高画質」のような評価も見られるが、対策を施した専用機と比べた場合、そう簡単には勝る事は出来ないのではないだろうか?もちろん8インチを超える3管では、解像度のアドバンテージが目立ち、すぐにでも専用機を凌駕できるのだろうが、プログレ+α程度の画を得意とする7インチ管では、本質的な色のりや奥行き感、立体感が評価されるべきで、HTPCにもそれなりの対策や調整が必要とされるのも当然なのかもしれない。また、対策した分だけ顕著に結果に現れるという事は、HTPCの可能性の大きさを表していることも否定はできない。まだ早急に結論は出さず、HTPCと気長に付き合っていこうとは思っている。

 2001年4月22日(日)

<<HTPC試行錯誤...これまた初級編>>

電源ボックスをケースから出してみた...所謂電源セパレート化って奴?その結果は、???別に何の変化も無し。電源セパレート化って、こんな簡単なものじゃないんだろうね。結局持ち運びしにくくなっただけなので、元に戻してしまった。電源ボックスを外に出した時に気が付いたのだが、これは低騒音タイプの為か、意外と音が静かだった。またHDDも駆動音と振動が酷いだろうと思っていたのだが、これもそれ程でも無く、騒音&振動のほとんどの原因がCPUとGPU(グラフィックカードのチップ)冷却用のファンであることに気が付いた。でも、これは厄介だ。だって、DVD再生中に一番がんばって仕事している部分だから冷却しないわけには行かない。このファン周りのいろいろな場所にレコキンざんすチップを貼り付けたが、全く効果なしの様子。むろん、こういうもので抑えられるレベルの騒音&振動では無し...(^^; また、安物のケースを使ったために、やわな側版が変な共振をして、「ブイ〜ン」って異様な(1272QJの騒音とは違った低周波のような...)音を立てている。これは鉛テープやブチルゴムでも貼り付ければよいと思うのだが、放熱効果は悪くなっちゃうよね...やっぱ、高級ケースに入れ替えかなぁ...

 2001年4月21日(土)

<<HTPC画質調整...初級編?>>

どうやらちょっとは思った画になってきたみたい...基本的にはビデオカードドライバーのオーバーレイ画質調整のコントロールパネルで輝度、コントラスト等の調整をするのだが、黒を沈めるのと、肌色を元気良くするのに結構手間取った。リフレッシュレートは60Hzと比べると72Hzの方が色が力強くなるのが確認できた。でもなんとなくフォーカス感に不満が....これが7インチ管の限界なのかも知れない。また、AUDIOPHILE2496のデジタル出力の音も、評判の割には何か物足りない...音の広がりが乏しく、低域もパワーはそこそこあるが、もうちょっとしまりが欲しい。HTPCに多くを求めすぎかな?とりあえず悪あがきとして、DV−S9等に行ってきた対策の流用を試みてみる。

<<HTPC対策...これも初級編かな?>>

まずはGC16。例に漏れず、マザーボードのみならず、カードから電源ボックスの中まですべての電解コンデンサーにGC16を投与した。今回はブチルゴムのみで貼り付けた。特に、AUDIOPHILE2496の2つのコンデンサーにはレコキンざんすチップの表面にGC16を付けた物を貼り付けた。レコキンざんすチップは、他にも制振の要所と思うところに貼り付けた。また、電源系のノイズ対策として、各電源供給ケーブルにトライガードを巻きつけ、またその外側をスパイラルチューブで固めた。マザーボードへのケーブルにはフェライトコアも取り付けている。(このあたりはカーロフさんのページを参考にさせていただいた...)さて、その結果だが、画の方はフォーカス感が向上し、4:3(非スクイーズ)ものならこちらで観てもいいかなと思えるぐらいにはなった。でも、スクイーズものでDV−S9&ナナオ組と比べると、立体感がまだ乏しい。次に音の方は低音のパワー&まとまりが増し、迫力が出た。ただし、こちらも広がり感、サラウンド感にまだまだ改善点がありそうだ。とにかく、今までの対策のノウハウがHTPCにも通用する事がわかったことが大きな収穫だ。

 2001年4月20日(金)

<< HTPCとりあえずコマ落ち無しで音も出た>>

以下の手順で、どうにかコマ落ち無しで安定して画と音(AC−3)が出せるようになった。

 ・BIOSで使わないポートやスロットをすべてDisableにする。
 ・WindowsMeをクリーンインストールする。
 ・nVIDIAのページからGeForce系カードの最新のドライバーをダウンロードし、インストールする。
 ・M-AudioのページからDELTAシリーズの最新のドライバーをダウンロードし、インストールする。
 ・DirectX8.0aをインストールする。
 ・パワーマネージメント関係はすべてオフにする。
 ・msconfigでスタートアップ項目のSchedulingAgentをオフにする。
 ・DVDドライブのDMAをオンにする。
 ・regeditでDVDドライブのキャッシュ割り当てを増やす。
 ・DVDGenie最新版をインストールする。
 ・WinDVD2000をインストールし、アップデート処理(Ver2.1)をする。(他のソフトDVDPはインストールしない)
 ・DVDGenieとM-AudioDELTAコントロールパネルで、S/PDIF出力を設定する。

現在、1024×768、リフレッシュレート72Hzで問題なく映っているが、画質の調整がなかなか思ったとおりに行かない...(@o@) 色のりが薄く、立体感が乏しい。

 2001年4月19日(木)

<<コマ落ち無し、でも音も無し>>

コマ落ち解消かと思ったら、なんとデジタル音声が出力されていない事が判明...(^^; 設定ではSP/DIF出力になってるのに、なぜ?掲示板で教えてもらったDELTAシリーズ共通の最新ドライバー(VXD)を入手して再トライの予定。WinDVD2000も入手。画像は問題なく出たが、やはり音なし。

 2001年4月18日(水)

<<HTPCのコマ落ち対策>>

MightyPEGDVD(中身はPowerDVD)でのコマ落ちの件だが、CinePlayerをアンインストールし、msconfigでスタートアップ項目のSchedulingAgent等をオフにしたところ、かなり解消できた。ただ一つ気になることが...SPECTRA8400に添付のmediacruseと言うソフトは、エンジンはWinDVDなのだそうだが、このソフトではDVDは認識するのものの、再生ボタンをクリックしても動作しない。これも何かと相性が悪いのだろうか?情報によるとSPECTRA8400とPowerDVDは相性が悪いようなので、とにかく早期にWinDVDを入手して、WindowsMeのクリーンインストールからやり直してみたいと思う。

 2001年4月17日(火)

<<ナナオにも銀単線電源ケーブル>>

こんぶさんよりナナオのダブラー用の銀単線電源ケーブル(50cm)が届く。早速接続してみたが、昨夜の画でも不満が無かったせいか、変化がわからない。後日、ゆっくりと比較してみる事にする。DV−S9とナナオの度重なるチューンアップと1272QJのこんぶさんの調整で、我が家の画も来るところまで来たって感じか?

 2001年4月16日(月)

<<HTPCに挑戦、しかし何故か動かず>>

チマチマと部品を集めていたHTPC(ホームシアターパソコン)が一応格好がつくようになった。1272QJがアスペクト比切替えでスクリーンの四隅が色ずれを起こす(こんぶさんの調整でも解消されなかった...)対策のため、高い周波数ブロックへの4:3信号を入れてやる(こうすると独立したレジデーターがメモリーされる...)専用機として導入を考えたのだ。構成は以下のとおり。

 ・CPU:P3 1GHz
 ・MB:ASUS CUSL2
 ・MEM:128MB(PC133)
 ・DVD:CREATIVE 5X(リーフリ可)
 ・VB:CANOPUS SPECTRA8400
 ・SB:M−AUDIO AUDIOPHILE2496
 ・OS:WindowsMe
 ・SoftDVD:MightyPEGDVD(PowerDVD2.5.5)

組み上げてすぐに300円で購入できるCinePlayerをインストールしてみたのだが、ディスクは認識されるが何故か画が出ない。そこでMightyPEGDVDの出番となったのだが、動画だけなら問題無いのだが、AC3を出力すると画の動きがカクカクとなって(所謂コマ落ち...)しまう。DVDドライブのDMAオプションを有効にしたり、先読みを無しにしたりといろいろ触ってはみたのだが、どれも有効ではない。どうやら自力では解決できそうに無いので、掲示板にてHTPC導入を白状(^^;して、皆さんに対策方法を教えていただく事にする。

<<調整にもエージングがあるの?>>

こんぶさんに調整してもらってから2日が経ったのだが、圧倒的なくっきり感と立体感、そして画の奥行きの深さ、すべてがこんぶさんの調整直後よりも良くなっているように感じる。根拠としては、先月出張の際に見てきたアバックのLVP−2001とインテグラリサーチDVDPやソニーの9000ESの画(その時は感心した...)に勝るとも劣っていないと感じるからだ。その際見たのは日本版「フィフスエレメント」なのだが、幾つか画質確認のポイントを覚えている。リールーを再生する場面のケースのガラスの質感、リールーの○ーチク(失礼)のフォーカス感、彼女の肌色、ビルから飛び降りる際の町の奥行き感、立体感などなど...黒色の沈み方は2001の得意技だし、スクリーン(OS対マリブ(^^;)の性能差で当然優劣がついているが、その他では我が家の1272QJ&DV−S9&ナナオも負けていないのだ。ここまでの感想はこんぶさん調整の直後にはもてなかった。
調整がエージングするわけ無いし...考えられるのは銀単線電源ケーブルのエージングが進んだ...でも、このケーブルはこんぶさんが比較用に持ち込んだものだから新品じゃないはずだし...と言うことは、DV-S9とケーブルが馴染んだのか?あるいは、クライオ処理セラミックヒューズのエージングか?ところで、ヒューズってエージングでよくなるの?(後日、こんぶさんよりヒューズはエージングでよくなると判明...)なんか、ようわからんけど、今晩の画には何の不満も感じられ無かった。

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